2023年 03月の記事

March 2023
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
「侍ジャパン、感動をありがとう!!」
燃えましたね、WBC、3度目の世界の頂点に立ちました。
選手たちの大活躍に日々魂を揺さぶられ拍手の連続でした。

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超一流の個性ある選手たちを栗山監督はよくまとめました。
何でも今回招集した全員の選手に対して手紙を書いて熱き思いを伝えたと聞きます。
しっかりとコミュニケーションを取る事や一人一人を認める事でおそらくは選手たちのモチベーションが高まっていったに違いありません。

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ダルビッシュ有投手、選手として、36才の最年長者として初日から積極的に合宿にも参加してけん引役を担いました。
また彼は大リーグの選手たちをよく理解しているでしょうし、なんといっても過去のWBCの優勝経験者でもあります。
兄貴役として後輩の選手にアドバイスをし陰の立役者でした。

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大谷翔平選手、普段あまり感情をむき出しにしないあなたが今回大いにチームを鼓舞しましたね。
花巻東高校の野球部時代「人生設計ノート」に託した夢を本当に実現しました。
これはもう「凄い!」の一言です。
チームを一つにしたのみならず日本国民を一つにしてくれました。

超ファインプレーでピンチを救ってくれた、またムードメーカーでペッパーミルパフォーマンスでチームを一つにしてくれたヌートバー選手(たっちゃん)、指の骨折にもかかわらず堅守を披露した源田壮亮選手、準決勝の3点ビハインドをホームランで振り出しに戻し流れを変えてくれた、今回の打点王(13打点)でもある吉田正尚選手、中々本来の調子が出ない歯がゆさ・もどかしさから準決勝の逆転サヨナラタイムリー、決勝戦での特大ホームランで存在感を発揮した村上宗隆選手、素晴らしい走塁を見せた周東祐京選手、扇のかなめで決勝戦で7人のピッチャーの球を受けた中村悠平選手、もう全員がヒーローと言っても言い過ぎではないでしょう。
そしてチームの塊度、一体感が世界一へけん引したといってもいいでしょう。

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あなたたちは私達を感動の渦の中に巻き込んでくれました。
これはもう感謝しかありません。

さあ、今回の感動を私達はサポーターとして見つめているだけでは寂しいですね。
次は私達自らが主演者となる番です。
会社においても、栗山監督の演じたマネジメントを例えば社長が、マネージャーが実践する。
ダルビッシュの実行したチームのまとめ役や後輩へのアドバイスを社内のリーダーが実践する。
トップ営業は大谷選手のように率先垂範で組織をけん引する。
日常の生活の中で今度は自分たちがヒーローやヒロインとなる番です。

まずは 「意識」を変える事からスタートです。
「意識」を変えれば毎日の「行動」が必ず変化します。
「行動量の増加や質の向上」は必ずや「成果」に結びつきます。

WBCの日本野球でのサポーターとしての感動から、自分自身のプレーヤーとしての感動へぜひ挑戦したいものです。

カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
「岡目八目」という言葉をご存じでしょうか?
元々は囲碁からきた言葉ですが、碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも八目も先まで手を見越すことが出来るという例えです。

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皆さん、ご存じのように僕の仕事は会社の顧問業を主としています。
その中でも特に住宅会社専門で仕事をしています。
自分の経験を活かしながら全国を動いてきました。(現在もですが)
そして業績向上のお手伝いをさせて頂いています。
「井の中の蛙」という言葉がありますが、僕の場合は逆で客観的にその会社の実情を見つめることが出来ます。
つまりは「岡目八目」で物事を判断するということです。

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住宅業界はこの先縮小産業です。
全国の住宅を業とする会社で伸び悩み現象が存在します。
空き家が全国には850万戸以上存在します。
住まいは余っているのです。
昨年の住宅着工件数は85万戸、個人住宅に至っては25万戸です。
もはや着工件数はかつての住宅業界の半分以下になってきています。
住宅の着工件数はこの先徐々に減少していく事も間違いないと言われています。
そんな中で住宅メーカーは本業だけでなく周辺事業を模索しています。
地方の工務店さんもフランチャイズに加盟したり、M&Aも盛んになってきています。

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ではどうしたら会社は生き残れるのでしょう。
会社の規模にもよりますが、一般的には・・・
会社の強みを更に生かすよう(伸ばすよう)にする。
住宅に絡む事業でまだ会社が手を付けていない事を実行してみる
(例)リフォーム・中古住宅再販・外構・造園事業・家具販売など・・・
販売エリアを拡大してみる

他にも日頃の業務を検証する事も不可欠ですね。
毎日の基本業務の徹底を図る
顧客満足度を上げて、オーナーさんからの紹介を増やす
(その為にはもっと顧客目線で仕事をすることが大切ですね。)
情報ルートの幅を拡げる
社内外のコミュニケーション度を高めるなど・・・
また会社も生き物ですから、時として経営者は厳しい対応も必要かもしれません。

大切なことは何も変わっていこうとしない事です。
たまたま今は状況が悪いとか、外部のせいにして自分たちが変化していこうとしないとなると益々経営状況の悪化につながっていくと考えられます。
そういったことに気づかない、人の意見を聞こうとしない、となると会社の成長が停滞します。
今まで当たり前のように右肩上がりで上昇してきた売り上げも下降線をたどるばかりになっていってしまいます。

来月には新入社員さん達が入社してきます。
新人さん達に「従順性」の尊さをお話ししますが、企業にあっても「素直」に人の話を聞く姿勢を持つことが肝心です。
大手の住宅会社では社外取締役を置いています。
取締役の半数が社外の企業も存在します。
それだけ、外からの眼や声を重要視しているということです。

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有名なダーウィンの進化論の中では変化の重要性が問われています。
あなたの会社は変化しているでしょうか・・・・?


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カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
毎年3月11日は忘れられない日です。
12年前のこの日、記憶にとどめている方々も多いに違いありません。
東日本大震災、2万2318名の死者・行方不明者が発生した大惨事でした。
マグ二チュード9.0という地震の大きさのみならず、大津波から命を絶った方々が数多くいらっしゃいます。
また福島第一原子力発電所におけるメルトダウン発生も大きな衝撃でした。
忘れてはならない大きな教訓があります。
謹んでここにお悔み申し上げたく思います。




さて、このところWBCに夢中です。
強化試合から始まって目を皿のようにして食い入って試合に釘付けになっています。
メジャーリーグで大活躍の大谷やダルビッシュが凱旋帰国して歴代日本野球の最強ともいわれるチームと言われているだけに期待も大きいですね。
栗山監督にかかる精神的重圧もさぞかし大きい事でしょう。
しっかりと応援していきたいものです。

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今回のWBCはアメリカをはじめ各国が今まで以上の充実したメンバーを揃えて参加している感がしています。
野球界もサッカーやバスケット、アメフトに負けないよう人気を落とさないためにも盛り上がりの重要度が不可欠ですね。

そんな中で栗山監督の選手起用でサプライズだったのがカージナルズから参加で日本人の母を持つラーズ・ヌートバー選手、栗山監督の隠し玉だったそうで、確かに打ってよし、守ってよし、走ってよし、三拍子そろっているだけでなく、ムードメーカーとしての役割もちゃんと担っています。
いつのまにか人気者、「たっちゃん」との愛称でスター選手の一員になっています。
中国戦でも韓国戦にあっても素晴らしい超ファインプレーを連発して日本のピンチを救い勢いづけました。
またチームを一つにしているのが彼の所属しているカージナルズで行われているペッパーミル(胡椒挽き)パフォーマンスでもあります。
何気ないことに思えますが、こういったことは実はとても大切です。
チームが一つになっているかどうかで組織力の強度が解るものです。
日本語も話せない25歳の青年ですが存在感の大きさが目立ちます。
そして優勝を目指すには誰かこういったムードメーカーが必要なものです。

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36才とチーム最年長で優勝経験も持つのがダルビッシュ、「一秒一秒がすごく宝物になっている」という言葉からも伝わってくるのは彼のWBCへの情熱です。
投手陣の絆やチームの一体感に大きく貢献していますね。
今回の参加では誰よりも早くから顔を出し、後輩へのアドバイスもしっかりと、気配りも怠らず兄貴分としてのまとめ役をキッチリとはたしています。

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そしてもちろん大谷選手の圧倒的存在感。
何と言ってもけた外れの飛距離、投げてはそのスピード、勝負へのこだわりも牽引役として担っていますね。
勝負事ですから絶対はありませんが、世界一の夢の実現の可能性の条件が満たされているといって過言でありません。

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野球好き達が集まり塊度を強くして、夢中になって球を投げ、球を追い、球を打つ、そんな姿に僕もまたうっとりと普段よりまして夢中になっています。

私達の仕事にも同様な事が言えますね。
仕事好きが多い組織は業績が良いはずです。
また仕事に夢中の社員さん達が多い組織もまた好成績である事が多いですね。

仕事は好きですか・・・?
仕事は面白いですか・・・楽しいですか・・・・?
どこまで皆さんは仕事に夢中になっていますか・・・?
社員さん達は、メンバーのみんなは、仕事が好きで、夢中でしょうか・・・?
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
かつて積水ハウスの東京でのアパート委員長時代にアパートのプランをオーナー目線から、入居者目線に変えたことがあります。
皆さんご存じのように一般住宅の場合は入居者であるオーナーさんと直接たくさんの打ち合わせを重ねて「住まい」を創っていくものです。
ところが賃貸住宅の場合はというと入居者の意見を聞く事はなく、ほとんどが出来上がっているプラン集から間取りを決めているのが当たり前の状況でした。

そこで入居者の意見を中心に考えた戸建て感覚のプラン、お風呂とトイレは別にする、クローゼットを増やす、1階には専用庭を創る、キッチンも対面式などにしてみる等工夫をしてみました。
結果としては大成功、現在は殆どの賃貸住宅が入居者目線で作られていますね。

違う世界の話ですが、あの旭山動物園が日本の動物園では当たり前な動物の姿形を見せる「形態展示」から、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集めましたが、明確に目線を変えたわけです。

さて最近の(今どきの)賃貸住宅のプランの話です。
例えば積水ハウスの賃貸住宅用の生活提案ブックにはこんなプランが表現されていました。

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ここでは家事や育児を頑張りながら大好きなおしゃれも諦めない、毎日の暮らしも家族との時間も大切にする、そんな今どきのママたちの目線からプランニングが出来上がっています。
常日頃忙しいママたちを応援するための生活導線、行き止まりの無い使い勝手の良い生活空間が存在しています。

我慢やストレスのないスマートな暮らし、ママたちに嬉しさをたくさんプレゼントした
生活スタイルが表現されていました。
まさに入居者目線、いいですね、さすが積水ハウスと感心してしまいました。
(後輩たち頑張ってますね)

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ここへきて住宅の価格は随分と高額のものへと変わってきています。
一般人が手に入らないような価格にもなってきています。
住宅メーカーと地域ビルダーの差が極端でもあります。
賃貸住宅もまた低層住宅から中高層住宅へとシフトされてきています。
そうなると勿論価格も高額です。
おそらく近い将来賃貸住宅に居住して生涯を送る家族も増えるのではと予想します。
そんな中で私達はもっともっと顧客の立場を理解した商品の開発を望みたいものです。
戸建て住宅のみならず、分譲住宅も、賃貸住宅も、リフォームも今どきに変えていく必要があるような感じがしてなりません。


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ちなみに3月11日、12日は積水ハウスは『住まいの参観日』を全国展開します。
嬉しいですね。
自分たちが企画・立案したイベントが今も恒例行事となって展開されています。
名古屋で7人のメンバーで作ったこの行事、3年間の中部地域での大成功を経てその後広がりを見せ、全国イベントとしては1989年から第1回目がスタートですからいまや34年目になりますね。
随分と回を重ねてきたものです。
またほとんどの人が知っている住宅業界を代表するイベントでもあります。

「変わる」ものと「変わらない」もの、この双方が重要ですね。