カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
3月8日、岸田首相が建設業界関係者との意見交換会に出席し。建設業について「未来への前向きな「新3k」を口にしました。
「新3k」とは何でしょうか?
「給料が良く、休暇が取れ、希望が持てる」産業という事らしいです。
その為に建設業各社に対して5%を上回る賃上げの実現を要請しました。

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建設業については、重層的な下請け構造が進み、多くの労働者が中小零細企業で働いていると説明、エッセンシャルワーカーでありながら長年低賃金状態だった訳で「きつい、汚い、危険」の3kと呼ばれていたわけですから随分とイメージが違う内容です。

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この日僕は久しぶりに近所のナゴヤハウジングセンター春日井展示場を訪ねました。
懐かしい積水ハウスと、アイ工務店、渡邊工務店、スウェーデンハウスに顔を出させていただきました。
皆それぞれにかつて仕事の関わりがあった会社です。
積水ハウスでは、3月8日から3月10日まで『住まいの参観日』がちょうど開催されていました。(8日は法人向け催事の様です)
正直なところ『参観日』は随分とおとなしくなった感がありました。
(もっとも、9日・10日は盛り上がるのかもしれませんが・・・期待しましょう)
かつての『参観日』は随分と盛り上がって大きなお祭りと言ってもいいものでした。
取引業者さんと社員、オーナーさん達が一体となったワクワク感、ドキドキ感のあるビッグイベントであったと言って間違いありません。

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久しぶりに顔を出すと知り合いの社員さん達も転勤になっていたりして、時の流れを感じてしまいます。
何か「兵どもが夢のあと」的な感覚もあり、寂しさも感じてしまいました。

全体に大きなモデルハウスが増えてきています。
またモデルハウスの建て替えのスパンがかつてと比べて随分と長くなってきている感もありますね。(10年以上のものが殆どです)

ナゴヤハウジングセンターは一般社団法人として日本でも老舗の住宅展示場です。
1971年に開設されたのですから50年以上の歴史を数えます。
春日井会場も1978年にオープンされ、僕もハウス部会長を経験させて頂きました。
随分とたくさんの思い出を作った場所でもあります。
大変だったことも随分と多くありますが、今ではみんな懐かしく貴重な想い出です。

今日顔を出した春日井会場で17年近く仕事をさせて頂きました。
多くのお客様との触れ合いがありました。
自分の仕事が少しでもお客様の幸せに繋がるものでありますようにとの想いで、がむしゃらに、ひたむきに仕事に向かったと自負しています。

給料が今よりもっと良くなり、休暇がしっかりと取れ、希望に満ちた業界が現実となるかどうか・・・少なくとも現実的には休暇は取れるようになってきています。
給料については…もう少し改善されるといいですね。
希望に満ちた業界であるかどうかはこれからの課題でしょう。

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世界がどう動いていくか?
私達の住むこの地球が今後どうなっていくのか?
グローバルな視点でいろいろと考える時代になってきています。

「やる気」ある住宅業界の社員の力で「お客様の夢の実現」と「社員や業者さん達の幸せ」に向けて努力したいものです。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
元旦から能登半島を襲った大地震、あれからあっという間に1カ月の時が流れました。
未だに避難をされている人たちも数多く、改めて地震の恐怖を感じています。
あらためて被災された皆様にお見舞い申し上げます。

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個人的にも阪神大震災、東日本地震、熊本地震等を経験してきました。
阪神大震災の時は積水ハウスの岡崎支店長時代でしたが、朝早くに大きな揺れで目が覚めたことが思い出されます。
上長の指示で阪神地区への職人さんの手配をすぐさま実施しオーナー様を中心に行動しての住宅会社としての早急な対応は好評でした。
現地に職人さんに泊まり込んで頂き復旧に力を入れて住宅会社の使命をしっかりと果たしたように振り返ります。
また、積水ハウスの柔構造は半壊・全壊がなしという建築物は信頼という形になって、震災後のエリアシェアの向上に大きく貢献もしました。

東日本の震災時には、当時顧問をしていた埼玉の社長さんや社員さんと共に被災後1週間後に石巻に入りました。
町中に異臭が漂い、自動車や墓石の転倒や崩壊、無縁仏の並んだ姿に胸を痛めた思いがあります。
この時の建物の崩壊は津波の影響が大きく重量感のあるコンクリート住宅が数多く残っていた感がありました。
埼玉の住宅会社は仙台地区に支店を置くような形で、復旧に注力されました。

熊本地震は熊本の二つの住宅会社の顧問を任されていた時で随分と心配もしましたが、
逞しく復興に向かわれました。

また熊本の顧問会社は、地震の経験から住宅のレジリエンス化に力を入れ始めました。

世界中で勃発する地震の被害の多くが日本で起きています。
今後も間違いなく大きな地震が起きるという予想も専門家から指摘されています。
いつかは不可解ですが必ず地震が起きます。
住宅は家族みんなを守るシェルター的な役割を持つものだと考えてよいでしょう。
住宅会社の使命は建築すればそれでよいのではなく、安心・安全な住まいを提供する事でもあると言って過言でありません。

そうなると地震対策をしっかりと成すことが住宅会社に課せられることとなります。
またレジリエンスという住宅の回復力、自分たちでエネルギーの供給をしていく事も望ましい事だと言えます。

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但し問題なのは住宅の坪単価がここへきてぐんと上昇していることですね。
大手住宅メーカーでは三井ホームの坪130万円を筆頭に、ダイワハウス工業・積水ハウス、パナソニックホームズ・住友林業・旭化成ヘーベルハウスが坪単価120万円というところでしょうか(もちろん土地は別です)

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そうなってくると海外各地で見られるような戸建てに住むことが困難になってくるということになってきます。
中国や韓国などは殆ど戸建て住宅はありませんね。
つまりは日本も徐々にではありますが、賃貸派と戸建て・マンション派に分離されるという事です。(地域における温度差もあります)

最近は賃貸住宅も随分と高級路線になってきました。
中層から高層へとシフト化も進んできています。
積水ハウスの賃貸住宅も平均受注価格が1億6千万円になってきています。
但しいざ災害勃発時における建物の全壊・半壊の危険性は低いと言っていいでしょう。

石川県では仮設住宅の建設が徐々に始まっています。
住宅会社にできうる社会貢献、こういった機会にきちんと実行して頂きたいものです。
地域に根差す、地域に愛される、地域に貢献する・・・・住宅会社の原点はここにあると考えます。
人の命を守る、安全性の高い住宅の建設こそ住宅会社の為すべきものと言ってよいでしょう。

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住宅会社の原点は何か?
住宅会社はどういった方向性で経営を考えるべきであろうか・・・。
少なくとも大きな災害が生じたときにオーナー様のもとにすぐさま飛んでいける対応は欲しいですね。
そしてもちろん災害時に頑強である事は言うまでもありません。




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
振り返ればあっという間の1年だったような気がします。
皆さんも経験から理解されるでしょうが、年を追うごとに時間は加速度を付けて走り抜けていくものですね。

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今年も色々な事がありました。
残念ながら世界ではロシアのウクライナ侵攻、そしてイスラエルのガサへの攻撃など人道的にも許せない出来事が起き、今もまだ継続しています。
哀しい事です。
地球の温暖化が進み、グローバルな視点で地球環境を守る事に注力しなくては。人類の今後が危ぶまれるというのに。
子供たちの為に我々が実行しなくてはならない義務なのに。

個人的には昨年12月大きな手術をして1年間、リハビリと点滴を繰り返しています。
健康の重要性、大切さが身に染みた1年であったようにも思います。
お陰様で多少は良くなってきているように感じています。
(そう思わないと辛いのでそう思うようにしています)
もう1年かけてしっかりと治癒していきたいと考えています。

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年末に岐阜の田舎で工務店経営しておられる社長とお会いする機会を頂きました。
情熱家であり、博識でもあり、人間的にも尊敬できる素晴らしいお方です。
年齢を感じさせない若さが伝わってきました。
10年ほど前にご一緒に書を書かせていただいたことがあり(PHP研究所から出版)著者の会で京都で一度はお会いしておりましたがそれ以来です。
一度じっくりお話をさせて頂きたいとずっと思っておりました。
本社は岐阜ですが東京・名古屋・大阪・神戸他にも支店を設けてらっしゃいます。
戸建て住宅のみならず、神社・仏閣、土木、舗装、造園、物産販売、農場、スーパーなども手掛けておられます。
公共事業が多く、驚いたのは契約の全てが紹介成約であるという事でした。
じっくりとお話をと思ってましたが、なんと4時間半休みなしにお話を伺うことが出来ました。

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この工務店さんには建築家の国立競技場の設計に携わった隈研吾さんからの工事依頼もあり、また建築家、安藤忠雄さんとも親しくされておられお便りもありました。

その安藤忠雄さんの講演をお聴きしたことがあります。
講演の中で安藤さんは日本が一番幸せだった時はいつでしょうかと聞いている我々に対してお尋ねになりました。
安藤さんのおっしゃる日本人が一番幸せ、それは昭和33年頃という話でした。
丁度、東京タワーが建築中で、日本が高度成長になっていこうとしていた時です。
少し前に上映されていた『三丁目の夕日』の舞台となった時期です。
当時はまだ日本が物質的には豊かではありませんでしたが、ほとんどの日本人が心の中にこれから間違いなく日本は素晴らしい国になると信じていて、みんなが夢を持っていた時代と言ってよいでしょう。

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残念ながら、現在は夢を持つ人が少なくなっているのが事実かも知れません。

僕もまだ人生という旅の途中です。
夢を追いかけながら生きています。
2日後には新しい年が待ち受けています。
新しい年になるたびに、ありがたい事に気持ちが変化します。
希望が持てます。嬉しい事です。

最近日本人の力が国際的に落ちてきていると感じています。
最近『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』という書を読み始めました。
個人的に、モチベーションを高めるだけで企業における業績が向上すると考えています。

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自分は何をするべきか!
自分が求めているものは何か!

よく考えましょう。
そしていつもの年より行動する年にしていきましょう。

新年が皆さんのモチベーションアップとなる素敵な年になります様祈っています。




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
皆さんは5Sという言葉をご存じでしょうか?
多くの方は知ってらっしゃると思います。
「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つを言います。

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僕の地元愛知には世界的企業であるトヨタが存在します。
トヨタと言えば例えば改善運動、カンバン方式、P・D・C・Aなどが有名です。
そのトヨタの生産改革を実践する工場に在っては別の5Sが存在します。
「スピーディ・シンプル・システム・サービス・スマイル」の5項目です。
この2つをあわせてW5Sと呼んでいるようです。
Sという数字は他にもよく使われたりします。
積水グループでも3Sと言ってスピード・サービス・スペリオリティ(優秀さ)がありそれが社章に表現されています。

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かつてのトヨタの工場では社員のみんなが黙々と言われたことをやるだけで笑顔や会話が無かったそうです。
当然ながら。もちろん改善への意識も低かったというわけです。
これだと品質や利益以前に従業員のモチベーションが上がりません。
そこで意識したのが上長が笑顔(スマイル)で挨拶する事だったと言います。
すると社員みんなが挨拶をし、笑顔を振りまき、会話が生まれ、問題に対してみんなで知恵を出すようになったという事です。
そうすると生産性も高くなって業績向上になっていったと聞きます。
トヨタ式「5S」は働く人の意識を変え、社員を元気にすることに繋がった訳です。

僕も経験してますが職場環境はその職場の上長によって随分と相違が見られます。
かつて僕が経験した積水ハウスにおいても支店によって随分と雰囲気が違いました。
そしてその雰囲気(職場環境)が良い支店ほど業績もよかったように振り返ります。
つくづく人間は環境の動物であるように感じます。

確かに言われたことしかやらないような職場にあっては、何か問題が発生した場合にお互いの協力関係もできていなくて知恵も出なくて解決策も生まれません。
逆に普段から人間関係が出来ていて挨拶やスマイルが絶えない職場に在っては問題が生じたときにいい知恵が出て解決策が生まれやすいということに繋がります。

仕事柄いろんな会社に顔を出せて頂きますが、従業員の方々が気持ちよく働いておられる職場は、そこへ仕事で顔を出した僕もまたモチベーションが上がりますし、シナジー効果で研修成果も上がっていくものです。

お陰様で本来の仕事である会社顧問の仕事以外に、数多くの企業様で講演や研修をさせて頂いても感じるのですが、真剣になって耳を傾け、うなづいて下さり、メモを取って頂き講演終了後に至っては立ち上がって拍手を下さる企業様もありました。
まさに講師冥利に尽きた訳で、恐縮して僕の方が感動してしまった事もありました。
逆の例もあります。
懸命にお話ししていても眠られてしまったりすると、講師としては多少のモチベーション低下に陥ります。
お疲れなんだなと思ったりして見て見ぬ振りもする場合もありました。

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いかにして仕事を楽しくするかは企業にとって課題でもあります。
楽しく仕事をすれば能率も上がりますし業績アップにもつながる事が多いものです。
仕事をゲーム化しておもしろおかしく仕事をしていこうとしたことも結果としては随分と業績向上に貢献しました。
当時は仕事をいかにして遊びにするかみたいなことまで言っていました。
遊びという定義は自分が楽しむことです。
ですから仕事も楽しければ遊びとも表現できるのではと考えました。

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企業トップは、また各リーダーやマネージャーはこの辺りしっかと意識して職場の環境問題に真摯に取り組まれることをお勧めいたします。
皆さんの会社の 従業員の皆さん方に笑顔はありますか?
仕事を楽しんでいるでしょうか?


カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
10月というと思いつくイベントはハロウィンでしょうか。
かつてから日本人はいろんなイベントを柔軟に取り入れているような気がします。
例えば古くはバレンタインディ、ホワイトディ、恵方巻、そしてハロウィン・・・・。
これらのイベントは商業ベースにも乗って知らず知らずのうちに私達の日常となってきました。
多くの人は日常の中でこういったイベントを楽しんでもいるようです。

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さて僕の顧問会社でも2つの会社が今月末にハロウィンをモチーフにしたイベントを企画しています。
よくこういったイベントに関して意見を聞かれたり、またチラシのデザインなど手直ししたり、参考資料をお見せもしたりします。
そしてまたどうしたら来場者が増えるのかも聞かれます。

そういった質問にはかつての経験が参考になります。
会社顧問として随分と数多くの住宅会社のイベントを成功させてきました。
こういったノウハウは皆サラリーマン時代に培ったものばかりです。
その代表例が「住まいの参観日」かも知れませんね。

当時、ビッグカンパニーの積水ハウスでさえイベントの企画や立案をする部所がありませんでした。
会社からは営業自身で色々と考えろ、そして実行しろと言われました。
つまりは営業をしている人間が、一番お客様の気持ちもわかっているはずで、どんなことを実行したらお客様が歓び、来場もしてくれるのか考えなさいというものでした。

特に営業のマネージャーで最前線にいる数人のメンバー(僕も含む)たちが、とにかく多忙でしたが、幸いにして会社の費用を使わせてもらえることから、顧客目線を考慮して数多くのイベントを考え実行しました。
費用対効果ももちろん考えました。
そしてそれらの多くが成功裡に実行できたのです。

その時のエッセンスは簡単でした。
「ワーー」という感嘆の声が聞こえるイベント
「凄ーい」とため息が漏れるもの
「嬉しーい」と感謝されるもの‥‥
でした。
その様に来場されるお客様に受け取ってもらえるように工夫をしたのです。
人は感情の動物です。
人間は五感に敏感です。
感性にアピールする事を重要視しました。
そのためには我々がまず楽しめるものを実行しようということになりました。
自分たちが楽しい、面白い、嬉しいと感じるイベントを実行すればお客様もきっと喜んでくださるに違いないという事です。

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言葉で書くと簡単ですが、実際は大変でした。
やり慣れていない事は実は大変なのです。
慣れてしまえば案外簡単です。
仲間がいて、もっと営業活動を上手く展開したいという願いもあって、そして何よりも多くのお客様に喜んでいただきたい、楽しんでもらいたい、もっと言えば感動を届けたいという気持ちがあってこそできたのではと振り返ります。

サラリーマン時代には数多くの歓びがあります。
それは大変だったからこそ、それを乗り越えた後の歓喜に浸れたのだと考えます。

人は意外かもしれませんが、平等にできている部分もあります。
それは「苦労した分だけは、歓ぶことが出来る」という事です。
それは単純にスポーツの世界でよく観察できます。
経験もできます。

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仕事を楽しんでいる社員さん達が多い会社が勝っていると言えます。
苦労もあるでしょうが、それを乗り切っての歓喜をぜひ味わいたいものです。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
現在、僕の主たる仕事は住宅会社の顧問です。
コロナ禍以前は定期的に講演やセミナーがありました。
そういった中でも時折セミナーや講演の依頼が舞い込みます。

先月このブログでも案内しましたが、この11日には公開セミナーを実施いたします。
多少ですが今回のセミナーについてお話しておきます。
一般社団法人である『中部産業連盟』主催のセミナーです。
中部産業連盟さんのセミナー講師を勤めるようになったのは記憶によると2009年だったような気がします。
コロナの関係もあって途中で開催されなかった場合もありましたが、15年近くの長期間にわたって講師を務めさせて頂いております。
今回のセミナーの内容はというと、「ここが違う!営業マネージャー成功の極意」というタイトルです。
自分自身の成功体験をベースにお話しさせていただくのですが、セミナーの時間が朝10時から夕方5時までと長時間です。
一人喋りでワンウェイでのセミナーですと、どうしても受講される方々の満足度も落ちてしまうものです。(私も大変疲れてしまいます)

そんな中で毎回好評なのは私の実体験です。
多くの成功談もありますが、多くの失敗談もあります。
学習効果があってこその業績向上でした。

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懸命にやったことは「量」でしょうか。
「量」をこなす事で「質」が熟成されてきたように振り返ります。
支店長時代 (東京と岡崎)は単身赴任でしたが、自分でもよくまあと思えるほど、仕事人間だったように思います。
何せ当時は今とは違ってコンプライアンスの時代ではありませんでした。
働くことが何よりの美徳だった時代でした。
社員さん達もよくぞまあついてきてくださいました。

当時の社員さん達の思い出話をお聴きすると…こんな答えが返ってきます。
「あの頃は本当によく仕事をしましたね」です。
また嬉しい答えは「大変だったけれど楽しかったですね」です。
確かに納得です。
よく仕事をしました。
そしてまた楽しいレクレーションも多かったですね。
だから結果に結びついたのでしょう。
岡崎支店時代、年間売上が60億の支店が6年間で120億にまで進捗しました。
全国に確か108の支店があったように思いますが、社員一人当たりの契約高、売上、営業利益、目標利益達成率、そして顧客満足度まで全国トップの業績を上げました。

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大変な毎日でしたがやり遂げた後の歓びを知ることが出来、会社員として幸せだったように思います。
何よりも財産だと思うことは良い思い出をたくさん作ることが出来たことでしょうか。

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人間は環境の動物です。
仕事が面白くなる環境を作れば仕事は楽しくなるものです。
その為には色々と工夫も必要です。
社員さん達を認める事、叱ってあげる事、ほめる事・・・。

そんなエッセンスの深い話を当日はお話ししたく思います。

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カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
早いものです。もう10月ですね。
「時」の流れは加速度がついてくる感覚です。
またこんなにも暑い10月を迎えるなんて…といった心境でもあります。

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さて、 会社には皆個性があります。
僕が顔を出させていただいている会社にも随分と温度差があります。
ああこの会社は素晴らしいなと感じる会社に出会うと嬉しいものです。
時には、いろいろと教えて頂くこともあります。

某大手銀行の管理者の方々に講演の機会を頂いたとき教えてもらったことがありました。
講演前にレジメやパワーポイントでの話す内容の検証がありました。
僕のレジメには上司とか部下という言葉が並んでいたのですが、上司という言葉をマネージャーに、部下という言葉をメンバーに変えて頂きたいとご指摘を頂きました。
確かに普段何気に使っていた言葉でしたが、上司と部下という表現は何となく上下関係を感じてしまいます。
早速修正させていただきました。
それ以降は僕のレジメにはマネージャーとメンバーで表現させてもらっています。
有難いご指摘で感謝しております。

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時間について気になってもいますのでお話いたします。
残業が美徳であったり、当たり前であった時代から、随分と変化が起きてきています。
2024年問題もこの先到来します。
もうすぐです。
そうなると益々仕事時間の価値が問われるようになります。
時間に対しての意識が今よりもっと高くなることが必要不可欠となります。

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たとえば会議のやり方についても見直しが必要であると思います。
実行する会議が本当に必要なのかどうか・・・?
会して議するのが「会議」であるならば、集まった人がそれぞれ発言の機会をもらっているのか?
進行上のルールはあるのか?
議長である人が一人で発言し過ぎていないか・・・?
話す人と聞く人がはっきり分かれてはいないか・・・?
会議の最後はポジティブにまとめられているか・・・?
会議の参加者は必要な資料を準備しているか・・・?
会議の時間が長時間になっていないか・・・?

皆さんは「性善説」と「性悪説」についてはご存じではと思います。
僕は個人的に「性弱説」という言い方をしていて人は弱い物、だからしっかりとリーダーは自分のチームのメンバーに対してアドバイスをしようという考え方から、毎日のリーダーとメンバーのコミュニケーションの時間を取るようにしていました。
いわば日々のP・D・C・Aの徹底であり、作戦会議でもありました。
ちなみに費やした時間は朝の1時間でした。
その内容はというと、昨日の振り返りと、当日の行動の指示でしたが、結果としては業績が向上して生産性の高い組織の基礎となりました。
リーダーとメンバーのコミュニケーションが密になったということも大きなプラスとなったように振り返ります。

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営業会社であれば多くの場合、会社に長く滞在することは業績向上に繋がりません。
顧客に対応する時間を増やしていく事が重要です。
顧客対応されている時間こそが営業の本来の仕事時間と定義してもよいでしょう。

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時間に対しての社員の意識、今こそ更なる高まりを期待したいものです。


カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
CS=顧客満足度について触れてみたいと思います。
現在顔を出させて頂いている住宅会社にもいつも意識していることです。
かつてサラリーマン時代、随分と顧客満足について熱を入れた時代がありました。
お客様のおっしゃることは絶対だというばかりの時代があったように振り返ります。
時にはお客様の理不尽さに戸惑うこともありました。
これはおかしいのでは…と思いながらも会社の方針には従順に対応していました。
顧客満足が大きくクローズアップされていた関係上、何となく顧客満足度を上げることは企業にとって目的と考えていた時もありました。
人間は学習するものです。
会社も過度な顧客満足を要求する事を辞めました。
お客様からの無理な注文には「ノー」と答える事もありと考えるようになりました。
あくまでも顧客満足は企業にとって手段なのだと理解するようになっていきました。
またそれまで口にされなかった社員の満足度(ES)も重要視されるようになっていきました。

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2022年度の顧客満足度の高い企業を挙げてみます。
第1位、劇団四季
第2位、ヨドバシカメラ
第3位、宝塚歌劇
第4位、レクサス
第5位、COOP共済、帝国ホテル

第7位、ドーミーイン
第8位、リッチモンドホテル
第9位、東京ディズニーリゾート
第10位、ホテル日航

…となっています。
うん、なるほどと感じさせる企業がずらりと顔を出していますね。

では我々住宅業界はどうでしょう。
2023年度のオリコンのデータが出ています。

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第1位、スウェーデンハウス(9年連続で首位です)
第2位、積水ハウス
第3位、旭化成ヘーベルハウス
第4位、住友林業
第5位、一条工務店
第6位、三井ホーム
第7位、パナソニックホームズ
第8位、積水化学 大和ハウス工業
第10位、ミサワホーム…となっています。


個人的に思うのは社員満足度の高い企業は顧客満足度も高いのではと感じています。
逆に顧客満足が高くとも社員満足度が高いとは限らないような気がしています。

社員満足度のデータが出ていました。(出典は「働き甲斐研究所」です)
第1位、株式会社PLAN・DO・SEE
第2位、株式会社リクルートゼクシーなび
第3位、株式会社オリエンタルランド
第4位、アイ・ケイ・ケイ株式会社
第5位、スターバックスコーヒー株式会社
第6位、米国三菱株式会社
第7位、アニヴェルセル株式会社
第8位、株式会社ドコモCS
第9位、株式会社丸井
第10位、株式会社ベルパーク


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こういった企業の共通点は何でしょう。
それは企業の中に褒め合う文化や、表彰制度が根付いていることです。
つまりはそういった工夫が社員さん達のやる気を喚起しているわけです。

社員満足度1位のPLAN・DO・SEEには「社員のMVP制度」が存在します。
この企業はホテルやレストラン、ウェディングを手掛ける企業ですから、お客様も大切にしているに違いありません。
社員さん達がチャレンジできる職場環境もしっかりしている様子です。
社員の成果はもちろんの事、そのプロセスの頑張りも評価してくれると感じています。
上司が部下の成長を本気で考えてくれている、マネージャーの主観のみならず、正当に個を評価しようとする体質があります。
モチベ―ションをキープできる職場となっているようです。
意識の高い社員さんが多く、周りとの競争や努力をしたくなる環境があります。
社員たちで賞賛し合う機会が多くそれがモチベーションに繋がってもいるようです。

・「満足を情報化する」
・「提供する価値」の向上
・「生活満足度」の向上


仕事をもっと楽しむ工夫を、お客様の歓びを自分のモチベーションにつなげていく事、
息子や娘を入れたい会社を日本全国に増やしていきたいものです。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
暦の上では立秋です。
とはいえ、いささか毎日の酷暑には閉口しています。
皆さんはどんな暑さ対策をなさっておられることでしょうか・・・。

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ご近所に朝顔の花を見つけました。
そういえば少年時代毎年我が家は朝顔に囲まれていました。
種をまいてゆっくりと育っていく朝顔、花を咲かせるのが楽しみでした。
朝顔は僕にとって「夏」の象徴でもありました。

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暑い時期ではありますが、この時期は大好きな高校野球の時期でもあります。
暑い時期が熱い時期に変わってくれるわけです。
一球に、一打に懸命になる彼らの表情にいつもながら感動を覚え、懐かしい青春時代に思いを寄せる事がしばしばです。
そんな中、今年から高校野球にクーリングタイムが導入されました。
5回を終えた時点で10分間の休憩時間が設けられています。
選手たちはこのしばしの時間に体を冷やし、暑さ対策をしっかりとしたうえで6回以降の更なるやる気をアップさせます。
良きアイディアですね。

つい先日女子の硬式高校野球の決勝戦が甲子園で行われました。
まだ参加校は少ない状態ですがこういった事も日本の女性対策が遅れている事実を変えてくれる力になるように思っています。
来年以降も、是非とも多くの参加校が増えます様願わずにはおられません。

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仕事においては、この時期においてかつて自分たちの営業時代も昼食後2時間程休憩を取ったりもしたものです。
当時は夜お客様宅に顔を出すことも多かった事もありますが、現在も工夫は必要です。
個人的に僕はお客様に対してのレター作戦をお薦めしています。

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コロナ禍以降、営業スタイルも変化してきています。
また最近は随分と手紙を書く頻度が減少しています。
本を読まない、新聞を読まない人たちが多いですね。
そんな中で手紙の効果は一度の面談に等しいと言われています。
室内で「涼」を取りながら、お客様に対して手紙を書かれてみてはいかがでしょう。
お客様の立場を考えた一筆は心を捉えるものと考えます。
普段はメールを活用されることが多いかと思いますが。
どの住宅会社にあってもSNSの活用も積極的にしています。
更なる工夫・改善をしていただきたく思います。

業績の良い住宅会社には理由があります。
住宅メーカーと地域のビルダーでは戦略が変わってくるのは当たり前ですが、個人的に思うのはデジタル社会の中でアナログに動く会社が勝っているという気がしています。

企業にとっての重要な事は「お客様に近づくこと」です。
住宅営業の仕事は「お客様とのコミュニケーションを深める事」です。
暑い中ではありますが、勝ち組企業となる為に「お客様との接点」を深めていきたいものです。

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暑さ対策をしっかりとして・・・。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
先日、鹿児島に顔を出しました。
この地方に出向くのは12年ぶりでしょうか、最初に訪れたのは高校2年の時です。
当時はヒッチハイクの貧乏旅でした。

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失礼があってはいけませんがかつて鹿児島は全国の中で男尊女卑の傾向が強かったようにもお聞きしたことがありました。
鹿児島中央駅から乗車したタクシーの運転手さんの話では、「最近は女性が強いですよ」とのお話でした。
時代と共に変化しているのでしょうが、政治家や女性管理職などもっと活躍の場があって欲しいものです。

一般家庭の消費における調査によると現在の日本では、購買意思の決定権は殆どが妻である女性が持っているとのデータを目にした覚えがあります。
確か直近では8割が女性が意思決定をしているという事でした。

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そういった中で住宅に関しては「夫婦で決める」がスタンダードであるようです。
何と言っても大きな買い物ですから資金面や建築の知識が多い主人に任せるという意見も多いですね。
殆どの購入者がローンを組みますので経済力のある主人ということもあるでしょう。
もっとも最近は共稼ぎ夫婦も多く、家にいる時間が長い妻に任せる家庭も増えているようです。
経済的な点は主人が決め、内装やプランニングは妻が決めるのもいいかもしれません。
こういった機会に夫婦のお互いの価値観を再認識する事もいいですね。

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個人的には奥様がやっぱり決定権者かなと思います。
かつて自分が新入社員時代には訪問するご家庭の殆どに奥様が在宅してらっしゃいまして「うちは主人が決めますから・・・」と言われたことが多かったように振り返ります。
…ですからご主人とお会いさせていただくように話を進めていったように思います。

研修で訪れた某住宅メーカーで感心したことがありました。
何かというと奥様の一番の関心の源であるキッチンで1時間のトークをするというものでした。
確かに決定権者が奥様で、その奥様が需要視するキッチンで楽しく会話をして夢をはぐくむことは住宅建築の想いを強くするように感じます。
キッチンでの会話がしっかりしていれば奥様の心を掴むことも可能でしょう。

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キッチンに常日頃から立つ癖をつけて(料理の腕も上がりますね)営業トークの向上に努めるのは良いのではないでしょうか。
展示場や見学会会場ではお客様の滞在時間を長くするように努め、次回のアポイントにつなげていく事は必須だと考えます。
キッチントークで奥様との波長を合わせ商談を中身の濃いものとすることをお勧めいたします。