カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
従来よりは少なくなってきているものの、今年も年賀状をたくさん頂きました。
「ありがとうございます」
今年で賀状を終えたいとされる挨拶の方も少なからずおられました。

そんな中で元気を頂ける年賀状があります。
有難いことです。
サラリーマン時代の支店メンバーで今は時の人となっている中村悟君、日本で一番社員の年収の高い会社を築いて、入社したい企業の代表格でもあります。
ご存じでしょうか・・・・?

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「M&Aキャピタルパートナーズ」の創業者、代表取締役社長です。
彼はいつも僕を当時の「加藤支店長!」と呼んでいてくれます。
実に熱い男でした。(今も熱いですね)
だからこそ起業した後の大成功もあるのでしょう。


かつて講演の講師としてご一緒させて頂いた木越和夫先生から賀状を頂きました。
いつも教訓となるお言葉で綴られています。

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おだやかに、にこやかに、なごやかに。

「80才になりました。びっくりしています。
頂いた余生、おだやかに、にこやかに、なごやかに過ごしたいと思います。
・ありがとうをいっぱい言おう!!
・ありがたい事を口ぐせにしよう!!
・良かったですね。人のよろこびを自分のよろこびに。
・人の良いところをもっともっと褒めよう!!
・ふっくら笑顔で接しよう!!
・出来なくなったことより、まだ出来る事教えよう!!
・いつも少し挑戦し成長を実感しよう!!
・趣味は楽しみましょう!!
・老いては好きに従いましょう!!」
…と在りました。

福井県で箸匠せいわを経営されておられます。
有限会社「商売繁盛応援団」の応援団長でもあられます。

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講演では、箸一筋の事業人生のユニークな経営を語って頂けます。
地方創生、地域活性、CSやES、事業承継などがテーマでお話しされてらっしゃいます。
そしてその講演の特徴はというと・・・
・分かりやすい
・すぐに役に立つ
・実感する
・勇気がわく
・笑う、楽しい

…という事です。

実に素晴らしい講演をなさる方です。
お話をお聴きしていると心がウキウキしてくるから不思議です。
木越先生、今年もお元気で良い年でありますように祈っています。
今年も先生の年賀状、教訓にさせて頂きます。(感謝)




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今まで顧問として関わらせて頂いた企業様は延べにすると50社ぐらいになると思います。
そのほとんどが住宅会社です。(90%ぐらいですか)
一番長くお付き合いさせて頂いた企業は13年に至ります。
そして、ほとんどの企業において2年以上毎月顔を出させて頂きました。
最初の顧問契約で、毎月2回顔を出す事と2年以上継続していく事を約束事にさせて頂きました。

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あえて正直に申し上げると、残念ですが、かかわりを持った全ての会社が業績アップしたわけではありません。
但し、90%は業績が右肩上がりになったように振り返ります。
費用対効果という言葉がありますが、個人的には随分と貢献させて頂いたのでないかと自負しております。
顧問契約終了後送別会を開いていただいたり、わざわざ御礼のお手紙をもらったり、2年の約束事が13年まで延長したり、再度顧問契約をお願いされたり…有難いと感じたことも多々あります。

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では、 どうして業績が向上したのかと分析をしてみます。
1、机上論ではないという事。
実際の27年間の実務経験が役立っていると自負しています。
あくまでも現実的なコンサルティングであるという事です。
私は机上論を唱えるコンサルタントではありません。
2、顧問先の社長が私の話を真剣にお聞きくださり、実行に移されたという事
社長であろうとも従順に人の話を聞かれ会社のかじ取りをすることは大切ですね。
3、社内の一体感、コミュニケーション度が上がったこと
大きく言えば「集団」が「組織」に変化していったという事です。
4、変化を恐れなくなったという事です。
刻々と変化していく世の流れの中で企業の変化も必須です。
一番楽な事は変わらない事ですが、しっかりと変革する意思が重要です。
5、抽象論でなく、具体論で論議するようになったこと。
日々、何をやるかという事を決めた上で、実行し検証した事。


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そういった中で分析すると一端業績向上した企業が、その成長についつい油断をしたのか、その後伸びが鈍化して以前の状態に戻ってしまった企業もありました。

業績が良くなると、社長をはじめ幹部が、よく言う天狗になってしまって人の話を聞かなくなる傾向があるようです。
私としては残念でしたが、どうやら人間はそういうところがあるのかもしれません。

逆にこちらが重要視した基本業務の徹底を成し、社内の結束度を強くし、顧客目線で仕事をするようになった企業様は、進捗率が大きく業界の中でも大きく飛躍しました。
エリアの中で地域に密着し、地域の特性を認識して(様々なマーケティングを成して)活動された企業は新たに地域基盤を強くされたようです。

企業はトップ次第で随分と業績が左右されるとつくづく感じています。
もっと言えばチームはリーダー次第で向上したり、衰退したりもします。
「企業は人なり」とはよく言ったものです。

顧問会社の中には、僕が随分と感心した企業もありました。
まさに住宅会社の本来あるべく姿であると思わせる会社でした。
その中には営業職が存在しない会社も存在しました。
この企業の社長の話では紹介営業が身についていて、地域の人たちから当たり前のように声がかかると言う事でした。
もう「素晴らしい!」ということ以外ありません。

全員が営業という会社もありました。
地域の人から愛される住宅会社でした。
設計や、工事担当者が営業業務もかねておられました。
僕の目で判断しても、その仕事量は半端ないものでした。
少数精鋭で驚きの売り上げや利益を上げることが出来ました。
その社長や社員さん達の一体感は他に類を見ません。

いろいろと企業を見てきて思うことは、企業格差というか、温度差がくっきりとあるという事です。
会社に顔を出せばどんな社員さんも仕事をしていると考えるものです。
ところが果たしてどれだけの社員さんが生産性の共なる業務をこなしているでしょうか?

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トップは、リーダーはこういったところを直視することが大切ですね。
結果が出る為に、どういう仕事をしていくか・・・。
毎日の計画・実行・検証の徹底、社員さん一人一人のモチベーション、経営参画…すべてはトップの毎日の指導実践から始まると言って過言でないように思えてなりません。


カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
かつて積水ハウスの営業時代、住宅業界が総合展示場中心の集客手法になってからは特に競合する事が当たり前になりました。
もちろんこういった現象は今でも避けては通れない現実ですが・・・。
特によく競合先になったのは大和ハウス工業さんでした。
大和ハウス工業は積水ハウスよりも住宅業界に進出したのは5年先輩であり、確か昭和30年だったと記憶しています。
実は僕は就職先に住宅会社として積水ハウスと大和ハウス工業の試験にパスして、積水ハウスを選択したという過去があります。
当時は後発メーカーの積水ハウスの方が勢いがあったという感覚でした。

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積水ハウス時代、常に大和ハウス工業は僕にとって意識する住宅会社でした。
皆さん、住宅大手のメーカーは販売には苦労しておられないと思いがちかもしれません。
が、日常において実際は随分と泥臭い営業をやっていたのが事実でした。
公的販売で抽選になる事が目に見えている土地を見に来られるお客様に対して現地でアドバイスをしたり、例えば中部圏最大のニュータウンの空き地に関しては一区画一区画細かに土地所有者を調べすべての所有者に対して個別に営業活動を実施しました。
こういった活動は他社が殆ど実行していることはなかったのですが、唯一我々と大和ハウス工業だけは地味ですが、細かにやってらっしゃって営業における細心さを常々感じていました。

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またJA(かつての農協)とタイアップしての営業活動や、TKC(税理士)に対してのコラボレーションなどは、大和ハウス工業が先駆者であり、私達は真似するしかなかったこともありました。
特に印象的だったのはJAの方々の葬祭時に大和ハウス工業の大きな花輪の飾りつけが常に目立っていたことでした。
つまりはそれだけ人間関係もしっかりと出来ていたという事でしょう。
また自社で経営するロイヤルホテルを使ったオーナーさんへの対応も目を見張るものがありました。(それに対抗して僕は支店長時代、オーナーさんを温泉に招待していました。)

今、僕が仕事先に向かう宿泊先としてよく利用するのはダイワロイネットホテルです。(今ではとても人気が高いホテルとなっています)
またその際地元の駅でマイカーを駐車場として使用するのはダイワパーキングとなっています。
そして買い物に顔を出すのは大和ハウス工業が経営するショッピングモールでもあります。
凄いですね大和ハウス工業、こんなことをしたらいい、こんなものがあったら良いという思いをしっかりと把握して顧客目線に立った経営を実行してらっしゃる感じがします。

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かつて積水ハウスは、僕の営業時代に住宅業界として初めて1兆円の売り上げを達成しました。
当時の我々は業界1位としての自負と、粉骨砕身で目標達成していくのだという強い想いがいつもあったように思います。
現在積水ハウスは売り上げが3兆円、それに対して大和ハウス工業は 売上高は5兆2千億円と大きく差を広げてきています。(もちろん双方共に素晴らしい実績です)

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積水ハウスのOBとして「負けるな!積水」と心で叫びながらも、大和ハウス工業の業績の推移に敬意を表します。
我々がどうしても勝てなかった商業施設への展開、店舗・事務所・医療・介護・倉庫・工場・不動産開発・エネルギー、ハウジング部門も住宅・マンション・リフォーム・保険・戸建て・運営管理・賃貸、そしてホームセンター、ホテルリゾート、スポーツクラブ・クレジットカード・・・「共に創る、共に生きる」をスローガンにして走り続けています。

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顧客が何を思うか?
顧客が何を必要とするのか?
顧客目線に立った事業形態がここにあると言っていいでしょう。
大和ハウス工業は石橋信夫氏が「先の先を読め」と基盤を作り、樋口武男氏の「熱湯経営」で飛躍して現在の芳井敬一社長へと熱い魂が受け継がれています。


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「なんでダイワハウスなんだ!」というシュールなCMは皆さんもご存じではないでしょうか?
その理由が経営手法に表れていると言っていいでしょう。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今月8月6日の『住宅産業新聞』に大和ハウス工業の顧客満足に関する記事が掲載されていました。

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どんな内容かというと、住宅の施工責任者が毎日お客様に対して、建設中の住宅の様子をメールで報告・連絡するといった内容でした。
そして、その結果としてアンケートによるお客様満足度が上昇したというものでした。
こういった記事を見ると嬉しくなりますね。

職人さんの関係もあって毎日建設現場が動くかどうかは不可解ですが、お客様の立場に立って考えると、こういった行動は安心につながりお客様も嬉しいものだろうと推測出来ます。

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かつて私達は、1週間に1度のお客様に対しての電話コールで工事の進捗状況を現場監督が連絡するといったことを実行していました。
お客様からの評価が高く、結果として新築パーティに現場監督が招待されたり、またお客様の知り合いの方をご紹介いただけるといった結果も出て、受注の増大にも結びつきました。
営業からすると、契約まで懸命に育ててきたお客様の関心が現場に向いてきて、現場監督に対して何かしらジェラシーに似た感情を覚える事もあったようです。

現場監督の仕事は現場をしっかりと管理する事であり、安心・安全の確保、そしてまた現場で仕事にあたってくださる職人さんとのコミュニケーションが大切です。
近隣に対しての配慮もとても重要ですね。
また工事現場は、本来の展示場の役目を果たしていると言っても過言でありません。
ですから工事現場における整理・整頓・清掃・清潔・躾などの5S運動も推進したものです。

ちなみに僕の関与先の某工務店さんは営業担当がいません。
全員営業で業務にあたり、設計や現場監督が営業業務を担当します。
ですからお客様の信頼がとても高く、紹介も多い会社を築いてらっしゃいます。

また地域の工務店さんで、地域密着がしっかりと出来ていてエリア内の建築予定のお客様は住宅建築の計画が出てきたときには、殆どの方がこの工務店さんに相談するといったことが当たり前化されている会社も存在します。
長年培われてきた「信頼」がこういった形になったという事でしょうか。

かつて積水ハウス時代、当時の社長から「大なる工務店であれ!」と言われたことがありました。
また当時は「安全第一、工期厳守」という標語が掲示されてもありました。
今は「人間愛」が社是になっていますが、かつては住宅会社の原点が掲げられていた様です。

大切な事、時代が変わっても変えてはならない事は「お客様目線」で仕事をするという事ではないでしょうか。

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年を追うごとに新設住宅着工戸数は減少しています。
生き残りをかけて住宅会社も様々な手法を考慮していますが、本来あるべき住宅会社の使命を真摯に考えた時、「顧客目線で仕事をする」ことを忘れてはならないでしょう。

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いつもどこかでお客様を意識する。
お客様に関心を持つ。

忘れたくない大切な住宅会社の姿勢です。




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
先日ですが、以前から宿泊してみようかと思っていたリゾートホテルに夫婦で宿泊しました。
人気があって全国展開されておられる多くの皆さんがご存じのホテルです。
殆どが若いスタッフで、建物もセンスがあって好感が持てます。
外国人の宿泊客の方々もいらっしゃいました

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チェックインからアウト迄、及第点で特にこれといった気まずい点はなかったように思いました。
帰りの際にはスタッフの方が「写真を撮りましょうか」と声も掛けて下さいました。
ところが…何か心に残るものがないのです。
マニュアル通りに対応されている感覚でした。
つまりは応用が利かないと言っていいでしょうか。
「知識」を身に着けていても、それを応用する「知恵」がない感じでした。

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旅館やホテルに宿泊する場合、価格によってももちろん異なりますが通常こんな評価の基準があるように思います。
・食事
・お風呂
・施設・設備
・客室やアメニティ
・接客・サービス

そしてそれらを束ねた形での全体の満足度で評価されるといいって良いでしょう。

実は個人的にも自分の仕事の関係もあって、この10年間近く自分なりに宿泊先の感想をしたためてきています。
その中には仕事で利用させてもらうビジネスホテルもあります。
忙しかったコロナ禍前の10年間は年間に100泊以上の宿泊を経験しました。
つまりは、お客様満足度アンケートの参考にというわけです。
そしてどんな人がリピーターになるかどうかも知ることが出来ます。

僕たちがリピーターになっている宿もあります。
その宿を利用されたお客様の声の一部を紹介します。

「初めて冬の季節にお邪魔しました。
お宿の前は雪景色でした。
私達の事を以前にお伝えしたことを言う必要のないくらい
スタッフの方が把握
してらっしゃって心地よかったです。
お食事の食材も季節が違うとより一層楽しむことが出来ました。
こちらのスタッフの方はコミュニケーション能力が高く、情報力もあって、お話しする内容が楽しい事ばかり、美味しい果物を教えて頂きお土産も教えてもらって助かりました。
また次の宿泊がとっても楽しみです。
スタッフの皆さん、今回も素敵な想い出を創ることが出来ました。
ありがとうございます。」

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そしてこの口コミに対しての宿からの返答があります。
「この度は雪景色の○○○にお越しいただき誠にありがとうございました。
スタッフの対応とこだわりの料理に高い評価を頂戴いたしまして御礼申し上げます。
○○○でお寛ぎのひとときをお過ごしになられたこと、大変うれしく思います。
また○○さんにお会いできます事、スタッフ一同楽しみにしています。」

宿泊されたお客様の事を忘れない、お客様に関心を持つ、世間話が出来る、ちょっとした気遣いが嬉しい・・・そんな温かみを感じる宿です。

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住宅会社の私達が大切にしたい事が、ここに集約されているような気がしてなりませんでした。
住宅会社においては、社員の対応はお客さん目線で見てとても重要ですね。
自分達こそ何よりの「商品」であることを心に刻んでおきたいものです。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
映画が好きです。
学生時代から毎月欠かさず観てきたように振り返ります。
現在も月に2~3回は映画館へ足を運びます。
今月は作家・佐藤愛子さんを草笛光子さんが演じる『90才。何がめでたい』と、平泉成さんの80才になっての初めての主演映画『明日を綴る写真館』を鑑賞しました。
映画は生きていく為のモチベーションにも良き影響を受けますし、仕事への参考になる事も多いですね。
どんなに仕事が忙しくとも欠かさず観てきたように思います。

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テレビやパソコンとは違う大画面の迫力にいつもながら圧倒されます。
感動を味わいたい僕にとってはもってこいの場所でもあります。

そして新たに、最近脚光を浴びている作品『ディア・ファミリー』を観ました。
主人公の町工場の社長を大泉洋さんが熱演してらっしゃいます。
奥さま役の菅野美穂さんもいい感じでした。
この映画の舞台が、愛知県春日井市ですから現在僕の住む町です。
春日井市に本社を置く「東海メディカルプロダクツ」の現会長である筒井宣政さんが、心臓疾患の娘を助けようと私財を投じて人工心臓の開発に挑む実話の物語です。

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不可能と思われた挑戦が、苦労に苦労の末やがて画期的な医療器具の誕生へと実を結ぶ感動のストーリーです。
結果として、娘の生命を救うことはできなかった迄も、筒井さんの発明は後に17万人もの世界中の人たちの命を救うものとなります。

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筒井さんの次女佳美さんには「三尖弁閉鎖症」という先天的な心臓疾患がありました。
工場が抱える巨額負債の返済に苦慮しながらも手術費を工面、佳美さんが9歳の時医師から「手術は不可能、温存すれば10年は生きられる」と告げられます。
「10年あれば理想的な人工心臓が出来る・・・」かすかな希望を見出して自ら開発に着手、無縁だった医療の世界に飛び込んで独学で研究を始めるわけです。

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何度も上京し、研究者たちに頭を下げ、莫大な資金を投じて開発を進めます。
だが数年後には資金が底をつき人工心臓の開発は断念せざるを得なくなります。
ただそれだけでは終わりませんでした。
人工心臓の開発で得た知識と技術のすべてを注ぎ心臓のポンプ機能を補助する「IABPバルーンカテーテル」を開発したのです。
当時「カテーテル」は米国製の物しか流通していなく、日本人の血管や身体の作りに合っていない事で事故が頻繁に起こっていました。

大学病院の教授や研究医、医療界の人たちとのやり取りが上手くいかないシーンが数多く出てきました。
医療や大学病院の世界の特有な「しがらみ」にはねられます。
娘さんへの愛情は強いものがありますね。

「諦めない」という強い想いが多くの人の命を救うことに繋がっていきます。
「為せば成る」「考える前に動く」行動が成功裡に結びついていくのです。

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仕事先で社員さん達の行動に時として思う事があります。
諦めの早さに驚きます。
継続できない弱さを感じる事もあります。
「やり遂げるんだ」という強い意志にも欠けています。
挑戦する気概もなさそうです。

人生を充実させようと思うならば、絶対に諦めないという気持ちを胸に強く持っていたいものです。
そういう僕も身体をケアしつつ、もう少し社会貢献していきたく思います。
まだまだ夢は老いてはいませんよ。

『ディア・ファミリー』の映画、素晴らしい映画でした。
涙腺が何度か緩みますのでハンカチをお忘れなく、ぜひご覧ください。






カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
東京都知事選挙が話題になっています。
3期目を目指そうとする小池知事に対して挑戦者の立場で蓮舫氏が立たれました。
偶然ですが、新幹線で蓮舫さんと1時間程でしたが席が隣り合わせになった時がありました。

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両手いっぱいにたくさんのお荷物を持たれ、失礼ながらおばちゃんイメージ満載の姿がそこにはありました。
庶民感覚に溢れていました。
おそらくは現職の強みもあって小池さん有利となる選挙の予感がしますが、蓮舫さんにも互角の戦いを望んで止みません。

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政治家もそうですが講演や研修を仕事にしている私も背中を押して頂くことが大きな励みになるモノです。
セミナーや研修終了後、受講された人たちから受講者の感想、声を頂きます。
例えば・・・
「加藤先生の熱いトークに圧倒されました。研ぎ澄まされた感性と先見性は自分もあこがれ目指すものです。」
なんてことをおっしゃってもらうと天にも昇ってしまうのですがありがたい事です。

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営業時代、お客様は一生で一番大きな買い物である「住宅」に対して、契約の時期や購入をいつ決断するかでお迷いでした。
大きなローンを抱えて果たして生活ができるのかいろいろと考えておられました。
私達は、そういったお客様に対して「今がお薦めの時期です」と背中を押す役目を果たしたものです。
ある種、住宅営業の仕事は住宅建築に対してご不安や心配を感じておられるお客様にアドバイスする事=心配を取り除くことではないかと思います。
営業みんなが同じ商品(住宅)を販売しているのですが、不思議な事に良く売れる営業と、なかなか販売できない営業と大きく分かれます。
よく売る営業=トップ営業はこの背中を押すことが出来る人たちのような気がします。

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そしてお客様の背中を押して契約というご褒美を頂くためには「信頼」が何よりも必要な気がしてなりません。
いつもどこかでお客様の事を気遣い、考え、想う気持ちがあるのかないのか・・・。

一般に住宅営業の仕事は他の職種や、他の仕事と比較して収入も多いものです。
それは何よりも大変な仕事、やりがいのある仕事である事に基づいています。

生きていることが素敵だと思う事の要因は何でしょう。
人の為に良かれと思っていただける事ですか。
お客様の笑顔に触れる事でしょうか。
感謝のお言葉を頂くことでしょうか。

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住宅営業はお客様の背中を押すスイッチを持ち合わせていたいものです。




カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
最近テレビで「虎に翼」というNHKの朝ドラがヒットしていますね。
僕も楽しみにして観させて頂いています。
なんでも日本で初めての女性弁護士=三淵嘉子さんのお話ですね。
主人公を演じる伊藤沙莉さん(お笑い芸人のオズワルドの伊藤さんの妹さんなんですね)も好評の様ですし、女性の社会的地位が随分と現在と違っていたことで大変だった様子が伝わってきます。
現在もまだまだ日本における女性の状況が改善途中とも考えられますが・・・。

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かつて僕が小学生時代ですが我が家では「家族会議」というものが存在しました。
僕の両親は二人とも教員で職場結婚、「家族会議」は誰の発案だったのかは不可解なのですが、いずれにしても定期的に「家族会議」が開催され子供であった私達(ちなみに僕が12才の時、妹が11才、弟が6才でした)も決まって個人的な意見を述べる形になっていました。
この「家族会議」で決まったことは、必ず守らねばならないというルールがあったように記憶しています。
そこには戦後の民主主義の影響が少なからずあったような感じがしてなりません。

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今いろいろと住宅会社に顔を出させて頂いて思う事です。
ちょっと社内の会話が少ないのではないかと感じています。
顔と顔を交えた、目と目を合わせた打ち合わせというか、ミーティングはとっても重要に思えてなりません。
極端な事を言うと、つい隣に席がある場合にあっても携帯でメールでお話ししているとか・・・?そんなことはありませんか。
営業に例えれば、お客様との会話が少ないのではと感じています。
ご存じの様に人は会えば会うほどにその人との信頼関係が生まれるものです。

他人が、徐々に、知人になり、友人にそして親しくなっていくものです。
一歩一歩信頼関係が構築されていくものです。
お互いがもっと関心を持つことも大切な気がします。
研修で時々感じていることです。
なんか変だな?と感じてしまう事です。
もっとコミュニケーションしておこうよと思うわけです。
その責任はリーダーやマネージャーにあると言って間違いないでしょう。

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会社が嫌に静かな事も気になります。
もっと元気があって声が良く出ていると安心もします。
いろんな雑談もしてほしいですね。
世間話も苦手な方が多いですね。
大体において新聞を読まない、テレビもあんまり見ていない、世の中がどのように動いているかニュースを知らない。
ニュースソースはあくまでスマホなんですね。
時計もしていない、時間もスマホでチェックしています。
悪いとか言っているわけでなないんですが、何かしら寂しい感じがしています。

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こんなところにも業績の良い企業とそうでない企業の差が出てきています。
つまりは業績の良い会社は社員通しが関心を持ちあっている、会社に来るのが楽しい、仕事が面白い、お互いが喜びあったり、慰めたりもする。
プラス思考で仕事が出来ている、些細な事がハラスメントの対象にならない。
リーダーがへっちゃらでメンバーを叱る、褒める時は褒める。

そんな事大したことではないのでは…とお思いですか?
イヤァこれが大したことなのですよ。
改めてお聞きします。
毎日のミーティング、報告・連絡・相談できていますか。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
僕が日常行っている企業の研修は様々です。
マネージャー研修、営業研修、顧客満足研修、ボトムアップ研修なんて言うのもあります。
各々みな特徴がありますが、毎回僕が元気を頂ける研修があります。
何でしょうか?わかりますか?

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実は新入社員の研修です。
丁度この4月は新人さん達の研修の時期ですよね。
ある意味一番未熟な人たちなんですが、彼らと一緒になって研修会を実行していると、つい講師の僕の方が教えてもらうことも存在します。

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純粋に彼らの学ぼうという気持ちが伝道してくるせいかもしれません。
従順で懸命な彼らと時間を共有していると実に気持ちが良いものです。

僕はいつも新入社員さん達に対してあなた方は力があるとお話しします。
先輩にはない唯一の力があるんだよと申し上げます。

僕もかつて書かせていただいた著書『住宅業界の新入社員が1年でトップ営業になる方法』に書かせて頂いてもいます。

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そこに書かせて頂いている新人さん達の持つ力はこの様な力です。
1、従順という力
2、挨拶ができる力
3、可愛いという力
4、熱意があるという力
5、将来性があるという力
6、行動力があるという力

他にも、「笑顔の力」「聴く力」「清潔な力」「第一印象の力」なんて言うものも在るように感じています。

気持ちの良い彼らを僕も背中を押してあげるようにしています。
あなた方は夢を売る仕事なんだよとか、お客様が一生で一番大きな買い物をするお手伝いをするんだよとか・・・。
そしてまたそうであるからこそ「あなた方が一番の商品なんだよ」とも。

僕はおそらく人一倍新入社員さんが好きな様に感じています。
そしてその証拠にかつて自分自身が自分のチームに配属になった新人さん達におそらく人一倍の愛情を注ぎこんだように振り返ります。
また彼らに対して期待もしました。
その結果彼らは一年目から結果を出してくれました。
まさに新人の力を思う存分発揮してくれたように思います。

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考えてみれば彼らは純粋です。素直でもあります。
指導したことを真摯に捉えしっかりと真似してくれます。
これは彼らを預かった上司にとってはとってもやりがいのある事です。
成長していく人たちを自分の目で確認することは素敵な事でもあります。

この4月も新人さん達は研修の場を通じて僕に色々と感動を与えてくれました。
・社会人としても身だしなみをしっかりとしたい
・挨拶や返事を明るくしたい
・メモを徹底したい
・向上心を持ちたい
・会社の事を深く知りたい
・お客様に選んでいただくのは私達の人間性にある
・時間を守る、約束を守る
・熱意と素直さだけは誰にも負けない
・地域の事をたくさん覚える
・とびっきりの笑顔で挨拶する
・全身を使って挨拶をする
・上司や先輩にとにかく気に入られる
彼らの澄んだ目から、彼らの溢れる情熱を感じることが出来ました。

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毎年思う事です。
講師の僕が彼らの態度から色々と学ばせていただくことが多いなと。
嬉しい研修です。
新人さん達の研修は僕自身が気持ちをフレッシュにできる研修でもあります。


カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
3月8日、岸田首相が建設業界関係者との意見交換会に出席し。建設業について「未来への前向きな「新3k」を口にしました。
「新3k」とは何でしょうか?
「給料が良く、休暇が取れ、希望が持てる」産業という事らしいです。
その為に建設業各社に対して5%を上回る賃上げの実現を要請しました。

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建設業については、重層的な下請け構造が進み、多くの労働者が中小零細企業で働いていると説明、エッセンシャルワーカーでありながら長年低賃金状態だった訳で「きつい、汚い、危険」の3kと呼ばれていたわけですから随分とイメージが違う内容です。

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この日僕は久しぶりに近所のナゴヤハウジングセンター春日井展示場を訪ねました。
懐かしい積水ハウスと、アイ工務店、渡邊工務店、スウェーデンハウスに顔を出させていただきました。
皆それぞれにかつて仕事の関わりがあった会社です。
積水ハウスでは、3月8日から3月10日まで『住まいの参観日』がちょうど開催されていました。(8日は法人向け催事の様です)
正直なところ『参観日』は随分とおとなしくなった感がありました。
(もっとも、9日・10日は盛り上がるのかもしれませんが・・・期待しましょう)
かつての『参観日』は随分と盛り上がって大きなお祭りと言ってもいいものでした。
取引業者さんと社員、オーナーさん達が一体となったワクワク感、ドキドキ感のあるビッグイベントであったと言って間違いありません。

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久しぶりに顔を出すと知り合いの社員さん達も転勤になっていたりして、時の流れを感じてしまいます。
何か「兵どもが夢のあと」的な感覚もあり、寂しさも感じてしまいました。

全体に大きなモデルハウスが増えてきています。
またモデルハウスの建て替えのスパンがかつてと比べて随分と長くなってきている感もありますね。(10年以上のものが殆どです)

ナゴヤハウジングセンターは一般社団法人として日本でも老舗の住宅展示場です。
1971年に開設されたのですから50年以上の歴史を数えます。
春日井会場も1978年にオープンされ、僕もハウス部会長を経験させて頂きました。
随分とたくさんの思い出を作った場所でもあります。
大変だったことも随分と多くありますが、今ではみんな懐かしく貴重な想い出です。

今日顔を出した春日井会場で17年近く仕事をさせて頂きました。
多くのお客様との触れ合いがありました。
自分の仕事が少しでもお客様の幸せに繋がるものでありますようにとの想いで、がむしゃらに、ひたむきに仕事に向かったと自負しています。

給料が今よりもっと良くなり、休暇がしっかりと取れ、希望に満ちた業界が現実となるかどうか・・・少なくとも現実的には休暇は取れるようになってきています。
給料については…もう少し改善されるといいですね。
希望に満ちた業界であるかどうかはこれからの課題でしょう。

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世界がどう動いていくか?
私達の住むこの地球が今後どうなっていくのか?
グローバルな視点でいろいろと考える時代になってきています。

「やる気」ある住宅業界の社員の力で「お客様の夢の実現」と「社員や業者さん達の幸せ」に向けて努力したいものです。