カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
スポーツ観戦大好きの僕にまた拍車をかけるような出来事が起きつつあります。
何かというと中日ドラゴンズが絶好調という事です。
昨年は阪神タイガーズが見事日本一になって関西を中心に大きな盛り上がりを見せましたが、ひょっとして今年は名古屋が大きなうねりを見せる事になるかもしれません。

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僕はチームが優勝するということになると監督の采配が大きく影響するものと考えています。(これは企業における経営者の指導に重なります)
ですから立浪監督のマネジメント能力が当然ながら問われます。
失礼ながら昨年の中日は最下位でした。(勝率は0.406です)
その前の年も最下位でした。
監督を引き受けての最終年が今年であるわけですが、責任を取って昨年で終わるのかと思っていたぐらいでした。

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立浪監督54才、PL学園高校出身。
初年度から1軍定着、そして新人王を取得しました。
打者としては日本で一番数多く2塁打を打った打撃名人です。(487本、凄いですね)
1試合の安打数5安打を5回、サヨナラ満塁ホームランも2度打っています。
オールスターには11回選出されています。
1996年にはサイクル安打も達成しています。
最多得点(2度)や、最多出塁も・・・もう素晴らしい経歴のスター選手です。

余談ですが、たまたま僕との接点もあります。
かつての愛知の顧問会社では立浪さんの御自宅を建築させて頂きました。
立浪さんの通っておられた整体に僕も通院していました。
偶然でしたが、名古屋のステーキハウスではカウンターでお隣りに座ったこともあります。(谷繁元信さんもご一緒でした)

世間では名選手、名監督にはならずといったこともよく言われます。
僕もまた立浪さんはマネジメントは得意ではないのではと心底思っていました。
ところがです。
今年は違いますね。
監督最終年の今年はコーチ陣に指導を任せておられるのでしょうか。
4月17日、この日も2対0でヤクルトに勝利しました。
なんとこれで11試合連続で投手陣は2点以内に抑えています。
失礼ですが今までの中日ではない感覚です。
素晴らしいとしか言いようがありません。

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今年から4番打者には昨年まで巨人の中田翔選手がまかされています。
大野雄大投手も復活が待たれます。
存在感のある中田選手が打撃のリズムを作っている感じがしますね。
押さえのマルティネスがしっかりと仕事をしています。
若手が伸びてきていること、諦めないという気持ちが強くなってきていること、粘り強いチームになっていますね。

あくまで想像ですが監督の立浪氏が最後の年だから、コーチ陣に任せてみようかと
監督としての懐が大きくなったのでしょうか?
ひょっとしてEQ(感情指数)の勉強をされて、気持ちよくコーチや選手たちに野球をするコツを伝授したのでしょうか?

大谷選手がドジャースを選んだ理由の一つに優勝が出来るチームというものがあるように思います。
不思議ですね、
今迄あまり中日ドラゴンズに関心がなかった自分が地元という事を一つの理由にファンになろうとしています。

中日ファンのモチベーションが例年と違ってきています。
期待されていると感じると選手も活躍せざるを得ませんね。


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今迄リーグ優勝9回、日本一は2回の中日ドラゴンズ、果たしてリーグ優勝10回、日本一3回となるのでしょうか。
立浪監督は最下位から優勝という奇蹟的出来事を成す名監督になれるかどうか、それが現実となった場合のそうなった大きな要因は何か・・・実に興味津々であります。



カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
もちろんまだまだ人生の旅の途中ではありますが、どこかでこういったことを書いてみたく思っていました。
このブログでも時折ふれたことがありますが高校に入学したころから旅に出る事が好きになりました。
僕の両親は共に教員でしたが高校生になってからは僕の行動に対して殆ど干渉しなく「やりたいことをやってみろ」という目で育ててくれたと記憶しています。
有難いことです。(感謝です)

実は高校時代随分と学校を休みました。
義務教育から解放されたということも理由の一つですが・・・。
決して身体が弱いとかという理由ではありません。
反抗期ということも手伝ってか、学校をサボタージュしていろいろと出かけました。
また自宅でじっと本を読むとか、その当時から夢中になったフォークソングをギターで歌うなど頻繁にしていたような記憶があります。
とにかく1週間に一度は休日をとっていたように思います。
今では僕のわがままを許してくれ放任だった両親に感謝しています。
おかげで学校の成績は良くなくて2年次には進学コースへ進むことが無理で短大コースに入る事になりました。
当時の僕の通知表には恥ずかしながら5段階評価の1が(英語と地学)ありました。
僕の高校(岐阜県立関高校)は前期と後期に分かれており後期に1を取ると落第でした。(幸いにして僕は後期は2で落第を免れました)

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高校2年の文化祭に「旅のエッセイ」というものを書いて校内サークルの社会研究部に置かせていただいたことがあります。
その折に初めて将来自分は旅を日常化したいと書かせていただきました。

高校2年次の旅を始まりとして「僕の旅」はスタートしました。
僕の中の旅は観光といったものとは距離を置くもので、どちらかと言えば冒険に近いものと位置づけしていたように思います。
確かに当時の自分自身は金がないわけで、ヒッチハイクで多くの人の親切さという力を借りて、寝袋で所かまわず睡眠をとるといったものでした。
若い事は素晴らしい事ですね。
何も怖いものがなかったように振り返ります。

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高校卒業の翌日からサラリーマンに。
まずは社会人を経験しておきたかったのが本音でした。
その後浪人を経験して弁護士を一番多く輩出していた中央大学へ、そして挫折。
大学時代も随分と数多くアルバイトを経験し、稼いだお金を元に全国へいろいろ旅を
させて頂きました。
挑戦的な冒険に似た旅が多かったように振り返ります。
マスコミへと志望を変えて2年次から法政大学に編入。
広告研究会と中野ゼミでエンジョイしました。
ところが卒業した年は第1志願と第2志望の企業が採用なし。(大変な不況でした)
自分の中で大きく方向転換してまさかの住宅業界にたどり着きます。

社会人となって住宅営業は毎日が本当に大変でしたが楽しい日々でもありました。
自分で時間管理して、自分で好きなように仕事をする・・・結果で評価はされ信賞必罰的といった形でしたが、毎日が挑戦の連続だったようにも思います。
厳しかったですね。
でもそういった体験が人生の中では大切だと考えます。
理不尽さも経験するべきかもです。

27年間積水ハウスにお世話になりました。
仲間と一緒に企画した『住まいの参観日』、支店長時代の全国トップの業績。
クレームで悩んだ後のお客様満足の実現。
多くの感動を味わい素晴らしい社会人人生でした。
熱い思い出がいっぱいできました。
たくさんの感動も経験出来ました。
ヘッドハンティングで迷い、社内の人事で方向性を見失い、グリコのキャラメルではありませんが「一粒で2度おいしい」人生に踏み込みました。

現在の仕事です。
この3月で創業20年目を迎えました。
本当に速いものですね。
有難いことに沖縄県以外の46都道府県からオファー(仕事の御縁)を頂きました。
お陰様で日本全国の地理は詳しくなりました。
10年間はほとんど休みなしの充実の日々が継続しました。
ホテルが我が家といった感覚です。
まさに「人生は旅」の実現です。
今月も彷徨は継続しています。

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ただ一つの人生、皆さん方にも決して後悔をしてほしくありません。
「一期一会」で現在もいろんな方々とのご縁を頂きます。
そしていつも皆さん方にお話しするのは・・・
チャレンジですね。
そしてその先の感動も味わってほしいですね。
生きてきてよかった、素晴らしい人生だったと思っていただきたいものです。


<追加>
本屋大賞を受賞された宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りに行く」「成瀬は信じた道を行く」お薦めです。

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カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
可能な限り毎日、一昨年暮れに手術した腰の治療もかねてリハビリでオフィスの近くの散歩路をウォークイングしています。
ありがたい事に市営のコースで朝宮公園から落合公園迄距離は7.5キロ程度でしょうか、高低差は22メートルぐらいですから大きな高低差もありません。
「ふれあい緑道」というネーミングで市民に愛されている遊歩道です。

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僕もかれこれ10年以上前から利用させて頂いています。
当初はランニングをするパターンの日常でしたが、今は無理をせず1日辺りの歩数は6000歩を目安にしています。
この緑道には多くの市民がランニングや、ウォーキングを楽しんでおられ、ここに来るとつい仲間意識も生まれ勇気づけられもしますし、体を動かすことが楽しくもなります。

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この季節は周囲の殆どで桜の花が開花して更にモチベーションが上がります。
そんな中をイヤホーンで音楽を聴きながらゆっくりと歩みを進めていきます。
雨の日も時間が許せば出かけるように心がけています。
脚の方もまだまだびっこをひく状態ですが、本当に少しづつですが、回復基調にあるように思えます。(今は歩くことを仕事と考えるようにしています)

桜も徐々にではありますが満開に近くなってきています。

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この季節はまた新入社員や新入生の時期でもあります。
2年前、PHP研究所さんからの依頼で共著ですが、『住まいづくりは夢づくり』という本を書かせていただきました。
僕を含め17名の著者での作品集ですがコンパクトな本で気軽にポケットにも入って売れ行きもいいとお聞きしました。

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本の中には新しく住宅業界の社会人となられる新人さん達に対しての励ましの事がが数多く語られています。
大きく分類すると5項目で構成されています。
1、誇りを持てる仕事
2、真正面から向き合えば仕事は楽しくなる
3、一期一会の出会いを大切に
4、リーダーの心構えを学ぶ
5、さらに上の視点で仕事を見つめる


今月は毎年恒例の新人社員さん達を対象とした研修も予定されています。
速いもので住宅会社の顧問、住宅コンサルタントとして独立して20年の月日が流れています。(本当に時の経つのは早いものです)
20年間毎年継続して新人研修だけは実行してきました。

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ちょうど今、新人研修のレジュメやパワーポイントを作成した所です。
今年もまた希望に満ちた数多くの新人さん達に出会えるのが楽しみです。

カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
♪ 風の中の昴 砂の中の銀河 みんな何処へいった 見送られることもなく♪
中島みゆきさんの歌が流れテレビに夢中になった番組が存在しました。
「プロジェクトX」感動のドラマでありこのドラマのテーマは「思いはかなう」でした。

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振り返れば2000年3月28日から「プロジェクトX」は始まりました。
以降2005年12月まで全191本、視聴率は中高年を中心に徐々に上がっていき2001年は平均視聴率15%。2002年には20%、僕も真剣にテレビにかじりついた番組でした。
このプロジェクトXが新バージョンとして2024年4月6日から18年ぶりに再スタートするそうです。

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懐かしいですね。
当時NHKの司会は国井雅比古アナ、久保純子アナ、膳場貴子アナだったように記憶します。
素晴らしいメンバーたちでしたね。
またナレーターの田口トモロヲさんにも魅力を感じました。
番組のラストに中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライト」♪旅はまだ終わらない・・・が流れるのも印象的でした。

日本人が様々な分野で挑戦し成功を勝ち取るという、まさに日本が世界にその存在価値をアピールした昭和から平成に渡るドラマの展開だったような気がします。
例えば、マツダのロータリーエンジン秘話、新幹線を作った男たちの物語、窓際族が世界規格を作ったVHS開発、黒四ダム断崖絶壁の難工事・・・心を揺さぶられるドラマの連続に自分の中の熱い血が騒いだものでした。

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時折このブログ内でも書かせて頂いていますが、いつの間にか日本人のやる気度が落ちてきている現実には心なしか残念な気持ちでいっぱいです。
世界の中での日本人の存在感が薄くなっていくような懸念があります。

若い人たちがもっと夢を抱き、生きていく喜びをしっかと掴むためにも、日本人捨てたものじゃないぜといった新たなプロジェクトXに期待したく思います。

新プロジェクトXにはヨーロッパから帰ってくる有馬嘉男アナと森花子アナが総合司会を担当します。
第1回の4月6日には東京スカイツリーの物語、2回目はカメラ付き携帯電話の話が予定されているそうです。
最近はテレビよりもユーチューブという人も多くなってはいますが、是非期待して観ましょう。

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僕がよく見るTV番組として「カンブリア宮殿」「ガイヤの夜明け」「情熱大陸」「プロフェショナル」などがありますが、4月から新たに「新 プロジェクトX」が仲間入りすることになります。

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ただ一度だけの人生です。
後悔だけはしないように・・・。
夢中になるモノを見つける事、挑戦する気持ちを持ち続ける事、「思いを叶える」努力を惜しまないで生きていきたいものです。
旅はまだ終わりません。


カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
コロナ禍で止まってしまっていた講演が少しづつ再開してきています。
有難いことですね。
オンラインの講演やセミナーもいいのですが、やはり受講される方の顔や反応がはっきりしないので、もう一つしっくりこないのが現実でした。

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講演やセミナー講師を随分とやらせていただきました。
その中には講演終了後、拍手が鳴りやまなかったり、スタンディングオベーションをして頂いたり、本当にありがたく、講師の僕が感動する事もありました。
こういった場合は心底受講者の方々に感謝です。

この機会に笑い話になるかもしれませんが話をしやすい時のシチュエーションとそうでない時の状況をお話しします。
やりやすい場合、講師と受講される方々の距離が近い事、高いところから話すのでなく床がフラットの関係がいいですね。
人数が少ないセミナーの場合などは、予め受講者と名刺交換をしてコミュニケーションしておくと話し易い事も事実です。
逆に話しにくい場合はというと、高い場所から見下ろしたように話すパターン、会場が暗くて講師の僕だけが明るい状態、もっと言うとスポットライトを当てられてお話したことがありますが、もうこれには参りました。
会場の受講者の誰一人として顔が見えないわけです。
これはやりにくいものです。(本当に話しにくくて参りました)

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受講者の方が僕のつたない話であっても頷いて下さると嬉しいものです。
(もっとも頷きすぎて眠られては困ります。僕の話ではまず眠る事はありませんが)
そしてそういう方には出来る限り「嬉しいです」と言って褒めるといいですね。
講演の中で皆さんに手を挙げてもらったり、インタビューしたりして参加型でお話しするのもいいですね。
結果として評判がいいということになります。
僕も講演後のアンケートが楽しみになります。

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受講者の方々と一つになる事を考えます。
どうしたら満足度の高い講演やセミナーが出来るかをいつも意識します。
ウソを言わない、実体験を話す、興味を持ってもらう、パワーポイントにも工夫を凝らす…色々とありますが、受講者の立場になって話すことが重要だと思われます。

そんな僕ですが、実は講演の前には多少とも緊張します。
その緊張を緩める方法として少し早く会場入りして会場を観察する、早めに来場されておられる受講者の方に挨拶しておく、もちろん主催者にも。
イチローさんではありませんが、ユンケルを1本飲んでおくのも時々実行しています。

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講演やセミナー会場が一つになる事は実に気持ちがいいものです。
「実にいい話だった」
「ためになった」
「本を購入したい」
「また別の話を聞きたい」
講師の僕は当日、サービス精神を発揮して全身を使って全力でお話しします。
話し終えた後、一気に疲れが来ますが、それはそれで「心地よい疲れ」です。
講師冥利に尽きる至福のひと時でもあります。



カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
ここの所、暖かな日々が続いています。
仕事に出るときコートを着ていこうかどうか迷う事もしばしばです。
特に僕の場合は全国各地に顔を出しますので温度差もあり困惑する場合もあります。

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この様子だと桜の開花は今月末辺りなのでしょうか?
友人と花見を計画しています。
4月に入ってからの予定ですが、どんな状態になるかどうかこればかりはわかりませんね。

日本という国はありがたい国です。
春・夏・秋・冬という季節がはっきりと存在する国でこういった気候風土が日本人の勤勉な国民性を作ってきた要因だと言えます。
季節の流れが速く明確ですので「今日やる仕事を明日に伸ばす」と、事すでに遅しということになってしまいがちなんですね。
タイミングが大切で今日の仕事は必ずその日のうちに終える癖をつける必要性があるわけです。

さて仕事柄全国各地のいろんな企業様へ出向きます。
訪問先の企業が業績が良いか否か、ほとんどが最初の印象で理解できるものです。
これは一般の商売にも言える事です。
宿泊するホテルも「お疲れ様です。おかえりなさい」でお迎えして下さり「行ってらっしゃいませ」でお見送りして下さる素晴らしい対応の従業員さんのおられるホテルも現実に存在します。
そんな時、決まって(ああこのホテルにしてよかった)と思える瞬間でもあります。
…ですから各会社にあっても受付の方の対応も重要と言わざるを得ません。
「よくいらっしゃいました、お待ちしていました」という態度が、そのしぐさや言葉、挨拶に表現されることが肝心ということになります。
受付の社員さんは派遣社員さんであることもしばしばですが、大切な第一印象で企業が判断されるポジションです。(ここで他企業との差別化をしましょう)
気持ちの良い接客に心がけたいものです。
ご指導宜しくお願い致します。

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そういった最初のイメージや、出会う社員さん達の対応で殆ど業績の良しあしが解るものです。
しっかりとご案内して下さる受付の方や、社員さん達の明るい挨拶や笑顔などに接すると「ああこの会社は良い会社だな」と思えるわけですし、往々にしてそういった企業様は好業績である場合が多いのはまぎれのない事実です。
つまりは業績と挨拶は相関関係にあるという事でしょうか。

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凡事徹底と言いますが、挨拶は大切です。笑顔も重要ですね。
サラリーマン時代、支店に来店されるお客様に対して全員が立ち上がってご挨拶をするように心がけた思い出があります。
特にお帰りの際はお出迎え以上に気持ちを込めてお送りしたように振り返ります。
「出迎え3分に見送り7分」という言葉がありますが、まさにそういった対応が業績にもつながっていったように思えてなりません。

お客様から「お宅の会社はいい会社ですね」といったお褒めのお言葉もいただくこともしばしばで、また競合の際にもこういったことが、他社との差別化になって契約に至ったことも現実にありました。

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整理整頓もその類ですね。
5S運動などもその類ですが、時間の効率が上がり、スピーディな仕事が可能になりこれまた業績向上に大いに役立つものです。
企業に在っては今年は随分とベースアップの会社も増えています。
給料が上がる事のみならず、社内の様々な改善運動や、顧客への対応にあっても、給与改善の効果が出るようにお願いしてもらいたいものです。

日本の企業の力が落ちてきている感じが払拭できません。
気持ちの良いことが企業の風土を変えていきます。

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ここへきてトヨタ自動車関連の企業が問題を起こしています。
奥田章男会長は「肩書で仕事をするのではなく、役割で仕事をしよう」と社員さんたちに呼びかけておられました。
どんな素晴らしい企業も時間と共に腐敗もしていくものです。
「変化」の重要性、「改善」の大切さをしっかりと身体に感じながら健全な明日に歩みを進みたいものです。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
3月8日、岸田首相が建設業界関係者との意見交換会に出席し。建設業について「未来への前向きな「新3k」を口にしました。
「新3k」とは何でしょうか?
「給料が良く、休暇が取れ、希望が持てる」産業という事らしいです。
その為に建設業各社に対して5%を上回る賃上げの実現を要請しました。

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建設業については、重層的な下請け構造が進み、多くの労働者が中小零細企業で働いていると説明、エッセンシャルワーカーでありながら長年低賃金状態だった訳で「きつい、汚い、危険」の3kと呼ばれていたわけですから随分とイメージが違う内容です。

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この日僕は久しぶりに近所のナゴヤハウジングセンター春日井展示場を訪ねました。
懐かしい積水ハウスと、アイ工務店、渡邊工務店、スウェーデンハウスに顔を出させていただきました。
皆それぞれにかつて仕事の関わりがあった会社です。
積水ハウスでは、3月8日から3月10日まで『住まいの参観日』がちょうど開催されていました。(8日は法人向け催事の様です)
正直なところ『参観日』は随分とおとなしくなった感がありました。
(もっとも、9日・10日は盛り上がるのかもしれませんが・・・期待しましょう)
かつての『参観日』は随分と盛り上がって大きなお祭りと言ってもいいものでした。
取引業者さんと社員、オーナーさん達が一体となったワクワク感、ドキドキ感のあるビッグイベントであったと言って間違いありません。

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久しぶりに顔を出すと知り合いの社員さん達も転勤になっていたりして、時の流れを感じてしまいます。
何か「兵どもが夢のあと」的な感覚もあり、寂しさも感じてしまいました。

全体に大きなモデルハウスが増えてきています。
またモデルハウスの建て替えのスパンがかつてと比べて随分と長くなってきている感もありますね。(10年以上のものが殆どです)

ナゴヤハウジングセンターは一般社団法人として日本でも老舗の住宅展示場です。
1971年に開設されたのですから50年以上の歴史を数えます。
春日井会場も1978年にオープンされ、僕もハウス部会長を経験させて頂きました。
随分とたくさんの思い出を作った場所でもあります。
大変だったことも随分と多くありますが、今ではみんな懐かしく貴重な想い出です。

今日顔を出した春日井会場で17年近く仕事をさせて頂きました。
多くのお客様との触れ合いがありました。
自分の仕事が少しでもお客様の幸せに繋がるものでありますようにとの想いで、がむしゃらに、ひたむきに仕事に向かったと自負しています。

給料が今よりもっと良くなり、休暇がしっかりと取れ、希望に満ちた業界が現実となるかどうか・・・少なくとも現実的には休暇は取れるようになってきています。
給料については…もう少し改善されるといいですね。
希望に満ちた業界であるかどうかはこれからの課題でしょう。

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世界がどう動いていくか?
私達の住むこの地球が今後どうなっていくのか?
グローバルな視点でいろいろと考える時代になってきています。

「やる気」ある住宅業界の社員の力で「お客様の夢の実現」と「社員や業者さん達の幸せ」に向けて努力したいものです。

カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
早いですね。もう3月です。
年々時間の経過が早くなっていく感覚があります。
世間の様々なしがらみとは別に梅の花が咲き始めています。
時間の経過とともに桜の季節にもなっていくのでしょうね。

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桜の季節には企業には希望を胸に新入社員さん達が入社してきます。
僕は新入社員さん達が大好きです。
住宅新報社さんから『住宅業界の新入社員が1年でトップ営業になる方法』なる書を出版もしています。(マンガ本で読みやすい内容ですのでご一読ください)

そういった書は自分の経験から書かせていただきましたが住宅展示場の店長時代、当時の上司から、「加藤君は新人を育てるのが上手い」という事で10年間続いて新人さんを受け入れました。
上司からそういわれると期待に応えたくなりますよね。

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3年目の新人さんが現在積水ハウスリフォームの社長になって大活躍中の西野一之君です。
全国のリフォーム会社の中で第1位、2023年度は1659億円の売り上げを挙げています(素晴らしいですね、僕も嬉しい限りです)
西野君以外にもたくさんの新人さん達が1年目から大活躍をしました。
その理由はというと先輩のしっかりとした真似をしていただいたからです。

よく様々な企業の人事担当者さん達から「新人は育つのに時間がかかる」という声をお聞きします。
僕に言わせれば新人さん達ほど魅力のある人たちはいません。
なんといってもやる気があります。
純粋です。
従順でもあります。
元気です。
将来性も抜群です。
ただ知識がないだけです。
ですから先輩の真似を徹底的にしていただきます。

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真似をすることは恥でも何でもありません。
好事例があれば素直にその通りを真似すればよいのです。
やってみてどうしても障害が出たり、合わないのであれば辞めればいいのです。
伸びる会社とそうでない会社の差はこういったところに出てくるものです。

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かつてマネージャー時代、『創造は模倣から始まる』をモットーに業績の良い社内のチームや他の支店に多くの社員さんを連れて勉強に行きました。
自分だけでなくみんなで出かけたことも成功要因の一つですが、すぐさま真似をして自分たちの出来る事を実行に移したことが良かったようです。

エリア性や環境、状況の違いもあってすべとを真似するというわけにもいきませんが受け入れるものが数多くありました。
真似する事から学習してレベルアップに繫がりました。
まさに真似が創造への新たな道を開拓してくれたわけです。

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真似できる事は大きな能力です。
人間としての成長や企業の業績向上のために純粋になって成功事例を真似されることをお勧めいたします。




カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
コロナ禍が一段落して中止になっていた講演やセミナーが少しづつ戻ってきています。
僕のもとにもセミナー依頼や講演依頼が舞い込んできています。
常日頃から、日本人のやる気度の低さが気になっています。
コンプライアンスは重要ですが、いささかオーバーコンプライアンスになっているような感覚を覚えもします。
もっと貪欲にアグレッシブに仕事に立ち向かいたいものです。

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会社というところは不思議なもので会社にいるだけで仕事をしていると思いがちです。
ところがそんな人ばかりだと会社は利益に結びつきません。
業績アップなど土台望めません。
お客様にいかに向き合うかが重要ですね。

国税庁の調査によると企業が10年継続する確率は6.3%だそうです。
つまりは16社中1社しか残らないという事です。
もっと言うと20年続く会社は0.4%という事ですから驚きです。
現実は厳しいという事でしょうね。
顧客目線で物を考える事は極めて重要です。
経営者はしっかりと透徹した眼で時代を読むことが求められます。

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現在、僕は愛知県の春日井市に住んでいます。
24才の時のサラリーマン時代からこのエリアでずっと生活をしてきたのですが、街の景色が随分と変化してきていますね。
殆どの店舗が形を変えています。(95%以上と言っていいでしょう)
それだけ時代が変化しており、商売も厳しいというわけです。

「進化論」を唱えたダーウィンの言葉を思い出しますね。
強いものが生き残るのではなく、賢いものが生き残るわけでも無く、変化できうるものだけが生き残る‥‥と言う説です。

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仕事柄全国の多くの企業(住宅業界が殆どです)へ顔を出させていただいていて思うことは、お客様と接触頻度の高い会社が勝ちぬいているという事です。
特にお客様と対応する事が多いポジションは営業です、
営業の仕事はお客様とお会いする時間が多い事、お会いする機会が多い事が重要です。
この辺りがどのくらい出来ているかポイントではないでしょうか。
最近はWEB戦略も不可欠ですが、フェイス・トウ・フェイス、はもっと重要です。

お客様と折衝する機会や、共有時間が多く取っておられる企業は簡単に業績が落ちたりしないものです。
50%コンタクトという言葉があります。
これは1日の仕事のうち半分の50%をお客様との共有時間にしましょうという事です。
会社にいてお客様を常に呼び込んでいればまた違いますが、常日頃から営業はお客様探しをしっかりと出来ているか検証されると良いと思われます。

住宅業界で現在伸び率が高いオープンハウスは「源泉営業」などという言葉を使いますが、朝会社を出て新規のお客様とのアポイントを2件は最低取ってくるといった営業スタイルを取っているようですがこれは的を得ています。
一見大変なようですが、当たって砕けろの精神でぶつかっていく事は大切です。
街を行き来する人たちの多くが住まいに関心があり、将来的には住まいを持とうとしています。
一般には何らかの機会がないと、真剣に住まいを考えるということもありませんから、住まいを考えるスタートとなる接点を創るチャンスを作るのは成功法だと考えます。

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サラリーマン時代、直間比率なる言葉を良く意識しました。
つまりは常日頃からお客様に対応する直接販売人である営業と、営業外の設計や工事、内務社員などの間接業務に携わる人たちの割合の事です。
そして営業が50%を切らないように意識していました。
また間接部門の人たちをいかに営業化させるかもポイントでした。
販売会社ですから、全員営業の意識が大切なわけです。

時間は有限ですし、アッと言うまに過ぎていってしまいます。
日々の時間管理をしっかりと、数字を使っての行動管理もしっかりと、お客様とお会いする機会を増やしていく事をしっかりとやっていきたいものです。

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令和になって日本人の働き方がまた一つ弱くなっている感がいたします。
GDPもドイツに抜かれ、インドに抜かれる事も時間の問題になっていますね。
こんな時代だからこそ、営業はモチベーションを挙げてお客様との接触頻度を上げていきたいものです。

改めてお客様との人間関係作りを再認識していただき「信頼」関係の構築から数字を挙げていく事を意識していってもらいたいものです。

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カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
積水ハウスの『住まいの参観日』ご存じでしょうか?
毎年積水ハウスがメインイベントとして定期的に開催しています。
今年はテレビCMによると35周年目にあたるようですね。
もうそんなに時代が流れたんですね、胸がジーンとします。

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実はこのブログでも何回か取り上げさせて頂いています。
理由はというと僕はこのイベントを企画・立案したメンバーの一人だからです。
もっと言えばそれだけ思い入れが大きいからですね。

『住まいの参観日』は愛知・岐阜・三重の東海3県で、当初は始まりました。
住宅展示場へ行ってモデルハウスを見学する事から住宅を検討するということが当時は当たり前化していました。
ところがお客様の声として聞こえてくるのは住宅展示場はオプションが多く豪華に創られていて参考にならない事が多いという事でした。
…ですから営業マン時代、契約前のお客様に対しては自分が建築したお客様のお住まいをお見せしたりして、標準仕様の住まいを理解して頂いたりしていました。(もちろん建築後のお客様の御好意があってのことですが…)

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そういったことからヒントを得たのがこの『参観日』です。
当初は東海3県だけで『ほのぼの住まいの参観日』という名前で実行されていたのが始まりです。
東海エリアでは中日新聞を読んでおられる方が多く、また住宅展示場も中日新聞と協力体制で運営していたこともありますが、中日新聞の毎日の4コマ漫画を描かれていたのが佃公彦さんという漫画家さんで、そのマンガのタイトルが『ほのぼの君』というネーミングでした。
そこから名前をお借りして温かみのある見学会にしようとして『ほのぼの住まいの参観日』としたのです。

このイベントを企画・立案したのは当時営業本部長から「君たちで何か面白いこと考えてみろ」と声を掛けられていた、中部第一営業本部の販売促進委員会メンバーの7名でした。
名古屋東・名古屋西・岡崎・豊橋・岐阜・三重・四日市の各営業所の代表メンバーで構成されていて僕は名古屋西の代表で参加していました。
手前味噌ですがこの7名は皆トップ営業マンかつ、トップ店長たちでとにかく忙しいメンバーだったのですが月1回は委員会を開催して積水ハウスの活性化に大きく貢献していたと振り返ります。
よくもまああんなに忙しく仕事をしていたものかと(とにかく仕事漬けの毎日でした)、積水ハウスも急成長していましたし、営業力が何より売りの時代でした。
コンプライアンスなんて言う言葉はありません。
夜討ち朝駆け、人間力で販売する時代でもありました。

トップ営業マンたちは販売する為に工夫をしました。
そのアイディアから、お客様の住まいをお借りしてたくさんの住まいを一斉に見てもらおうと実行に移したのです。
住宅展示場は建築費がずいぶんとかかります。
又5~6年で建て替えをしてしまって、これもまた大変です。
『住まいの参観日』は、一言で表現すれば現場見学会なのですが、積水ハウスで実行すれば随分とたくさんの現場を一斉に見てもらうことが出来、そのスケールメリットも魅力で、他社との差別化にもなりますし、やりがいのある企画でしたから僕もすこぶるモチベーションアップしました。
多忙な本来の仕事もさることながら組織の活性化にも全身で力を注いだと記憶しています。

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結果としては3年間の間、東海地区(愛知・岐阜・三重)で春と秋この『ほのぼの住まいの参観日』を開催して大いに業績向上に寄与することが出来ました。
その後、この成功例を是非全国的にも拡大して実行していこうということになりました。
ネーミングは『住まいの参観日』という形になりましたが、今も積水ハウスの代名詞的なイベントとなって定着しています。
時にはマスコットがバーバパパになったり参観日の歌が出来たりもしたり、いろいろと形を変えて現在に至っています。
また積水ハウスの『住まいの参観日』の成功は他の住宅メーカーにも大きな影響を与えました。
費用対効果が大きいわけですので、真似をするメーカーも次から次へと出てきました。

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反面問題点もありました。
建築されたお客様の住まいをお見せするわけですからプライバシーの問題もあります。
お客様とは書類上でお約束をして開催するのですが時としてトラブルに発展する事もあったようです。(現在はそういったことはお聞きしません)
…とはいっても現在も全国一斉に全社挙げて行われている『住まいの参観日』は、個人的にはいいアイディアだったと自負しています。
当時、協力的だった広告代理店さんに感謝、また我々にやる気とチャンスを与えて下さった当時の営業本部長(のち社長となられた和田勇さん)にも感謝しております。
厳しい上司でしたが、いつも先頭に立って私たち社員をけん引していく素晴らしい経営者であられました。

個人的には『住まいの参観日』をさらに発展させ、完成宅だけでなく、築10年の建築現場や、入居宅現場(完全予約制)、建築途中の現場なども見て頂くようにしていました。
またお陰様で全国の積水ハウスの範として僕の支店の社員さん達が頑張っていてくれたことで、現場数が他の支店と比較すると数多く開催もしていました。
そうなるとスタッフが不足しましたが、そこは常日頃から切っても切れない関係にある協力業者さん達にお手伝いをしていただきましたが、皆さん本当によくアシストしていただき、コミュニケーションもしっかりとされて更なる業績向上となっていきました。
とても充実した、また良き思い出がいっぱいです。

『住まいの参観日』は僕にとっては積水ハウス時代の一番の思い出と言ってもよい宝物、大きな財産です。
今後いつまで継続するかは不可解ですが、全国住宅会社さん達に真似していただきたいイベントである事も事実です。

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開催会場によっては建築されたお客様が先頭に立って来場された方々に対してご説明をして下さる方もありました。
私達のお客様に対する情熱が、形を変えた情熱となって伝道していった素晴らしいイベントでもあったと思います。
住宅営業の感動を味わった大きなイベントでもありました。

自分たちで考え、自分たちが始めた『住まいの参観日』
まさかこんなに長い時間皆さんに支持されるとは・・・。

『参観日』というネーミングもよかったのかもしれませんね。

『住まいの参観日』を今年も応援したい気持ちでいっぱいです。
どうか皆さんお時間の許す方はご覧になってください。