カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
もちろんまだまだ人生の旅の途中ではありますが、どこかでこういったことを書いてみたく思っていました。
このブログでも時折ふれたことがありますが高校に入学したころから旅に出る事が好きになりました。
僕の両親は共に教員でしたが高校生になってからは僕の行動に対して殆ど干渉しなく「やりたいことをやってみろ」という目で育ててくれたと記憶しています。
有難いことです。(感謝です)

実は高校時代随分と学校を休みました。
義務教育から解放されたということも理由の一つですが・・・。
決して身体が弱いとかという理由ではありません。
反抗期ということも手伝ってか、学校をサボタージュしていろいろと出かけました。
また自宅でじっと本を読むとか、その当時から夢中になったフォークソングをギターで歌うなど頻繁にしていたような記憶があります。
とにかく1週間に一度は休日をとっていたように思います。
今では僕のわがままを許してくれ放任だった両親に感謝しています。
おかげで学校の成績は良くなくて2年次には進学コースへ進むことが無理で短大コースに入る事になりました。
当時の僕の通知表には恥ずかしながら5段階評価の1が(英語と地学)ありました。
僕の高校(岐阜県立関高校)は前期と後期に分かれており後期に1を取ると落第でした。(幸いにして僕は後期は2で落第を免れました)

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高校2年の文化祭に「旅のエッセイ」というものを書いて校内サークルの社会研究部に置かせていただいたことがあります。
その折に初めて将来自分は旅を日常化したいと書かせていただきました。

高校2年次の旅を始まりとして「僕の旅」はスタートしました。
僕の中の旅は観光といったものとは距離を置くもので、どちらかと言えば冒険に近いものと位置づけしていたように思います。
確かに当時の自分自身は金がないわけで、ヒッチハイクで多くの人の親切さという力を借りて、寝袋で所かまわず睡眠をとるといったものでした。
若い事は素晴らしい事ですね。
何も怖いものがなかったように振り返ります。

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高校卒業の翌日からサラリーマンに。
まずは社会人を経験しておきたかったのが本音でした。
その後浪人を経験して弁護士を一番多く輩出していた中央大学へ、そして挫折。
大学時代も随分と数多くアルバイトを経験し、稼いだお金を元に全国へいろいろ旅を
させて頂きました。
挑戦的な冒険に似た旅が多かったように振り返ります。
マスコミへと志望を変えて2年次から法政大学に編入。
広告研究会と中野ゼミでエンジョイしました。
ところが卒業した年は第1志願と第2志望の企業が採用なし。(大変な不況でした)
自分の中で大きく方向転換してまさかの住宅業界にたどり着きます。

社会人となって住宅営業は毎日が本当に大変でしたが楽しい日々でもありました。
自分で時間管理して、自分で好きなように仕事をする・・・結果で評価はされ信賞必罰的といった形でしたが、毎日が挑戦の連続だったようにも思います。
厳しかったですね。
でもそういった体験が人生の中では大切だと考えます。
理不尽さも経験するべきかもです。

27年間積水ハウスにお世話になりました。
仲間と一緒に企画した『住まいの参観日』、支店長時代の全国トップの業績。
クレームで悩んだ後のお客様満足の実現。
多くの感動を味わい素晴らしい社会人人生でした。
熱い思い出がいっぱいできました。
たくさんの感動も経験出来ました。
ヘッドハンティングで迷い、社内の人事で方向性を見失い、グリコのキャラメルではありませんが「一粒で2度おいしい」人生に踏み込みました。

現在の仕事です。
この3月で創業20年目を迎えました。
本当に速いものですね。
有難いことに沖縄県以外の46都道府県からオファー(仕事の御縁)を頂きました。
お陰様で日本全国の地理は詳しくなりました。
10年間はほとんど休みなしの充実の日々が継続しました。
ホテルが我が家といった感覚です。
まさに「人生は旅」の実現です。
今月も彷徨は継続しています。

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ただ一つの人生、皆さん方にも決して後悔をしてほしくありません。
「一期一会」で現在もいろんな方々とのご縁を頂きます。
そしていつも皆さん方にお話しするのは・・・
チャレンジですね。
そしてその先の感動も味わってほしいですね。
生きてきてよかった、素晴らしい人生だったと思っていただきたいものです。


<追加>
本屋大賞を受賞された宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りに行く」「成瀬は信じた道を行く」お薦めです。

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可能な限り毎日、一昨年暮れに手術した腰の治療もかねてリハビリでオフィスの近くの散歩路をウォークイングしています。
ありがたい事に市営のコースで朝宮公園から落合公園迄距離は7.5キロ程度でしょうか、高低差は22メートルぐらいですから大きな高低差もありません。
「ふれあい緑道」というネーミングで市民に愛されている遊歩道です。

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僕もかれこれ10年以上前から利用させて頂いています。
当初はランニングをするパターンの日常でしたが、今は無理をせず1日辺りの歩数は6000歩を目安にしています。
この緑道には多くの市民がランニングや、ウォーキングを楽しんでおられ、ここに来るとつい仲間意識も生まれ勇気づけられもしますし、体を動かすことが楽しくもなります。

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この季節は周囲の殆どで桜の花が開花して更にモチベーションが上がります。
そんな中をイヤホーンで音楽を聴きながらゆっくりと歩みを進めていきます。
雨の日も時間が許せば出かけるように心がけています。
脚の方もまだまだびっこをひく状態ですが、本当に少しづつですが、回復基調にあるように思えます。(今は歩くことを仕事と考えるようにしています)

桜も徐々にではありますが満開に近くなってきています。

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この季節はまた新入社員や新入生の時期でもあります。
2年前、PHP研究所さんからの依頼で共著ですが、『住まいづくりは夢づくり』という本を書かせていただきました。
僕を含め17名の著者での作品集ですがコンパクトな本で気軽にポケットにも入って売れ行きもいいとお聞きしました。

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本の中には新しく住宅業界の社会人となられる新人さん達に対しての励ましの事がが数多く語られています。
大きく分類すると5項目で構成されています。
1、誇りを持てる仕事
2、真正面から向き合えば仕事は楽しくなる
3、一期一会の出会いを大切に
4、リーダーの心構えを学ぶ
5、さらに上の視点で仕事を見つめる


今月は毎年恒例の新人社員さん達を対象とした研修も予定されています。
速いもので住宅会社の顧問、住宅コンサルタントとして独立して20年の月日が流れています。(本当に時の経つのは早いものです)
20年間毎年継続して新人研修だけは実行してきました。

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ちょうど今、新人研修のレジュメやパワーポイントを作成した所です。
今年もまた希望に満ちた数多くの新人さん達に出会えるのが楽しみです。

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author: Masahiko Kato
♪ 風の中の昴 砂の中の銀河 みんな何処へいった 見送られることもなく♪
中島みゆきさんの歌が流れテレビに夢中になった番組が存在しました。
「プロジェクトX」感動のドラマでありこのドラマのテーマは「思いはかなう」でした。

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振り返れば2000年3月28日から「プロジェクトX」は始まりました。
以降2005年12月まで全191本、視聴率は中高年を中心に徐々に上がっていき2001年は平均視聴率15%。2002年には20%、僕も真剣にテレビにかじりついた番組でした。
このプロジェクトXが新バージョンとして2024年4月6日から18年ぶりに再スタートするそうです。

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懐かしいですね。
当時NHKの司会は国井雅比古アナ、久保純子アナ、膳場貴子アナだったように記憶します。
素晴らしいメンバーたちでしたね。
またナレーターの田口トモロヲさんにも魅力を感じました。
番組のラストに中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライト」♪旅はまだ終わらない・・・が流れるのも印象的でした。

日本人が様々な分野で挑戦し成功を勝ち取るという、まさに日本が世界にその存在価値をアピールした昭和から平成に渡るドラマの展開だったような気がします。
例えば、マツダのロータリーエンジン秘話、新幹線を作った男たちの物語、窓際族が世界規格を作ったVHS開発、黒四ダム断崖絶壁の難工事・・・心を揺さぶられるドラマの連続に自分の中の熱い血が騒いだものでした。

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時折このブログ内でも書かせて頂いていますが、いつの間にか日本人のやる気度が落ちてきている現実には心なしか残念な気持ちでいっぱいです。
世界の中での日本人の存在感が薄くなっていくような懸念があります。

若い人たちがもっと夢を抱き、生きていく喜びをしっかと掴むためにも、日本人捨てたものじゃないぜといった新たなプロジェクトXに期待したく思います。

新プロジェクトXにはヨーロッパから帰ってくる有馬嘉男アナと森花子アナが総合司会を担当します。
第1回の4月6日には東京スカイツリーの物語、2回目はカメラ付き携帯電話の話が予定されているそうです。
最近はテレビよりもユーチューブという人も多くなってはいますが、是非期待して観ましょう。

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僕がよく見るTV番組として「カンブリア宮殿」「ガイヤの夜明け」「情熱大陸」「プロフェショナル」などがありますが、4月から新たに「新 プロジェクトX」が仲間入りすることになります。

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ただ一度だけの人生です。
後悔だけはしないように・・・。
夢中になるモノを見つける事、挑戦する気持ちを持ち続ける事、「思いを叶える」努力を惜しまないで生きていきたいものです。
旅はまだ終わりません。


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author: Masahiko Kato
コロナ禍で止まってしまっていた講演が少しづつ再開してきています。
有難いことですね。
オンラインの講演やセミナーもいいのですが、やはり受講される方の顔や反応がはっきりしないので、もう一つしっくりこないのが現実でした。

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講演やセミナー講師を随分とやらせていただきました。
その中には講演終了後、拍手が鳴りやまなかったり、スタンディングオベーションをして頂いたり、本当にありがたく、講師の僕が感動する事もありました。
こういった場合は心底受講者の方々に感謝です。

この機会に笑い話になるかもしれませんが話をしやすい時のシチュエーションとそうでない時の状況をお話しします。
やりやすい場合、講師と受講される方々の距離が近い事、高いところから話すのでなく床がフラットの関係がいいですね。
人数が少ないセミナーの場合などは、予め受講者と名刺交換をしてコミュニケーションしておくと話し易い事も事実です。
逆に話しにくい場合はというと、高い場所から見下ろしたように話すパターン、会場が暗くて講師の僕だけが明るい状態、もっと言うとスポットライトを当てられてお話したことがありますが、もうこれには参りました。
会場の受講者の誰一人として顔が見えないわけです。
これはやりにくいものです。(本当に話しにくくて参りました)

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受講者の方が僕のつたない話であっても頷いて下さると嬉しいものです。
(もっとも頷きすぎて眠られては困ります。僕の話ではまず眠る事はありませんが)
そしてそういう方には出来る限り「嬉しいです」と言って褒めるといいですね。
講演の中で皆さんに手を挙げてもらったり、インタビューしたりして参加型でお話しするのもいいですね。
結果として評判がいいということになります。
僕も講演後のアンケートが楽しみになります。

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受講者の方々と一つになる事を考えます。
どうしたら満足度の高い講演やセミナーが出来るかをいつも意識します。
ウソを言わない、実体験を話す、興味を持ってもらう、パワーポイントにも工夫を凝らす…色々とありますが、受講者の立場になって話すことが重要だと思われます。

そんな僕ですが、実は講演の前には多少とも緊張します。
その緊張を緩める方法として少し早く会場入りして会場を観察する、早めに来場されておられる受講者の方に挨拶しておく、もちろん主催者にも。
イチローさんではありませんが、ユンケルを1本飲んでおくのも時々実行しています。

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講演やセミナー会場が一つになる事は実に気持ちがいいものです。
「実にいい話だった」
「ためになった」
「本を購入したい」
「また別の話を聞きたい」
講師の僕は当日、サービス精神を発揮して全身を使って全力でお話しします。
話し終えた後、一気に疲れが来ますが、それはそれで「心地よい疲れ」です。
講師冥利に尽きる至福のひと時でもあります。



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ここの所、暖かな日々が続いています。
仕事に出るときコートを着ていこうかどうか迷う事もしばしばです。
特に僕の場合は全国各地に顔を出しますので温度差もあり困惑する場合もあります。

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この様子だと桜の開花は今月末辺りなのでしょうか?
友人と花見を計画しています。
4月に入ってからの予定ですが、どんな状態になるかどうかこればかりはわかりませんね。

日本という国はありがたい国です。
春・夏・秋・冬という季節がはっきりと存在する国でこういった気候風土が日本人の勤勉な国民性を作ってきた要因だと言えます。
季節の流れが速く明確ですので「今日やる仕事を明日に伸ばす」と、事すでに遅しということになってしまいがちなんですね。
タイミングが大切で今日の仕事は必ずその日のうちに終える癖をつける必要性があるわけです。

さて仕事柄全国各地のいろんな企業様へ出向きます。
訪問先の企業が業績が良いか否か、ほとんどが最初の印象で理解できるものです。
これは一般の商売にも言える事です。
宿泊するホテルも「お疲れ様です。おかえりなさい」でお迎えして下さり「行ってらっしゃいませ」でお見送りして下さる素晴らしい対応の従業員さんのおられるホテルも現実に存在します。
そんな時、決まって(ああこのホテルにしてよかった)と思える瞬間でもあります。
…ですから各会社にあっても受付の方の対応も重要と言わざるを得ません。
「よくいらっしゃいました、お待ちしていました」という態度が、そのしぐさや言葉、挨拶に表現されることが肝心ということになります。
受付の社員さんは派遣社員さんであることもしばしばですが、大切な第一印象で企業が判断されるポジションです。(ここで他企業との差別化をしましょう)
気持ちの良い接客に心がけたいものです。
ご指導宜しくお願い致します。

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そういった最初のイメージや、出会う社員さん達の対応で殆ど業績の良しあしが解るものです。
しっかりとご案内して下さる受付の方や、社員さん達の明るい挨拶や笑顔などに接すると「ああこの会社は良い会社だな」と思えるわけですし、往々にしてそういった企業様は好業績である場合が多いのはまぎれのない事実です。
つまりは業績と挨拶は相関関係にあるという事でしょうか。

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凡事徹底と言いますが、挨拶は大切です。笑顔も重要ですね。
サラリーマン時代、支店に来店されるお客様に対して全員が立ち上がってご挨拶をするように心がけた思い出があります。
特にお帰りの際はお出迎え以上に気持ちを込めてお送りしたように振り返ります。
「出迎え3分に見送り7分」という言葉がありますが、まさにそういった対応が業績にもつながっていったように思えてなりません。

お客様から「お宅の会社はいい会社ですね」といったお褒めのお言葉もいただくこともしばしばで、また競合の際にもこういったことが、他社との差別化になって契約に至ったことも現実にありました。

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整理整頓もその類ですね。
5S運動などもその類ですが、時間の効率が上がり、スピーディな仕事が可能になりこれまた業績向上に大いに役立つものです。
企業に在っては今年は随分とベースアップの会社も増えています。
給料が上がる事のみならず、社内の様々な改善運動や、顧客への対応にあっても、給与改善の効果が出るようにお願いしてもらいたいものです。

日本の企業の力が落ちてきている感じが払拭できません。
気持ちの良いことが企業の風土を変えていきます。

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ここへきてトヨタ自動車関連の企業が問題を起こしています。
奥田章男会長は「肩書で仕事をするのではなく、役割で仕事をしよう」と社員さんたちに呼びかけておられました。
どんな素晴らしい企業も時間と共に腐敗もしていくものです。
「変化」の重要性、「改善」の大切さをしっかりと身体に感じながら健全な明日に歩みを進みたいものです。

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author: Masahiko Kato
積水ハウスの『住まいの参観日』ご存じでしょうか?
毎年積水ハウスがメインイベントとして定期的に開催しています。
今年はテレビCMによると35周年目にあたるようですね。
もうそんなに時代が流れたんですね、胸がジーンとします。

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実はこのブログでも何回か取り上げさせて頂いています。
理由はというと僕はこのイベントを企画・立案したメンバーの一人だからです。
もっと言えばそれだけ思い入れが大きいからですね。

『住まいの参観日』は愛知・岐阜・三重の東海3県で、当初は始まりました。
住宅展示場へ行ってモデルハウスを見学する事から住宅を検討するということが当時は当たり前化していました。
ところがお客様の声として聞こえてくるのは住宅展示場はオプションが多く豪華に創られていて参考にならない事が多いという事でした。
…ですから営業マン時代、契約前のお客様に対しては自分が建築したお客様のお住まいをお見せしたりして、標準仕様の住まいを理解して頂いたりしていました。(もちろん建築後のお客様の御好意があってのことですが…)

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そういったことからヒントを得たのがこの『参観日』です。
当初は東海3県だけで『ほのぼの住まいの参観日』という名前で実行されていたのが始まりです。
東海エリアでは中日新聞を読んでおられる方が多く、また住宅展示場も中日新聞と協力体制で運営していたこともありますが、中日新聞の毎日の4コマ漫画を描かれていたのが佃公彦さんという漫画家さんで、そのマンガのタイトルが『ほのぼの君』というネーミングでした。
そこから名前をお借りして温かみのある見学会にしようとして『ほのぼの住まいの参観日』としたのです。

このイベントを企画・立案したのは当時営業本部長から「君たちで何か面白いこと考えてみろ」と声を掛けられていた、中部第一営業本部の販売促進委員会メンバーの7名でした。
名古屋東・名古屋西・岡崎・豊橋・岐阜・三重・四日市の各営業所の代表メンバーで構成されていて僕は名古屋西の代表で参加していました。
手前味噌ですがこの7名は皆トップ営業マンかつ、トップ店長たちでとにかく忙しいメンバーだったのですが月1回は委員会を開催して積水ハウスの活性化に大きく貢献していたと振り返ります。
よくもまああんなに忙しく仕事をしていたものかと(とにかく仕事漬けの毎日でした)、積水ハウスも急成長していましたし、営業力が何より売りの時代でした。
コンプライアンスなんて言う言葉はありません。
夜討ち朝駆け、人間力で販売する時代でもありました。

トップ営業マンたちは販売する為に工夫をしました。
そのアイディアから、お客様の住まいをお借りしてたくさんの住まいを一斉に見てもらおうと実行に移したのです。
住宅展示場は建築費がずいぶんとかかります。
又5~6年で建て替えをしてしまって、これもまた大変です。
『住まいの参観日』は、一言で表現すれば現場見学会なのですが、積水ハウスで実行すれば随分とたくさんの現場を一斉に見てもらうことが出来、そのスケールメリットも魅力で、他社との差別化にもなりますし、やりがいのある企画でしたから僕もすこぶるモチベーションアップしました。
多忙な本来の仕事もさることながら組織の活性化にも全身で力を注いだと記憶しています。

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結果としては3年間の間、東海地区(愛知・岐阜・三重)で春と秋この『ほのぼの住まいの参観日』を開催して大いに業績向上に寄与することが出来ました。
その後、この成功例を是非全国的にも拡大して実行していこうということになりました。
ネーミングは『住まいの参観日』という形になりましたが、今も積水ハウスの代名詞的なイベントとなって定着しています。
時にはマスコットがバーバパパになったり参観日の歌が出来たりもしたり、いろいろと形を変えて現在に至っています。
また積水ハウスの『住まいの参観日』の成功は他の住宅メーカーにも大きな影響を与えました。
費用対効果が大きいわけですので、真似をするメーカーも次から次へと出てきました。

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反面問題点もありました。
建築されたお客様の住まいをお見せするわけですからプライバシーの問題もあります。
お客様とは書類上でお約束をして開催するのですが時としてトラブルに発展する事もあったようです。(現在はそういったことはお聞きしません)
…とはいっても現在も全国一斉に全社挙げて行われている『住まいの参観日』は、個人的にはいいアイディアだったと自負しています。
当時、協力的だった広告代理店さんに感謝、また我々にやる気とチャンスを与えて下さった当時の営業本部長(のち社長となられた和田勇さん)にも感謝しております。
厳しい上司でしたが、いつも先頭に立って私たち社員をけん引していく素晴らしい経営者であられました。

個人的には『住まいの参観日』をさらに発展させ、完成宅だけでなく、築10年の建築現場や、入居宅現場(完全予約制)、建築途中の現場なども見て頂くようにしていました。
またお陰様で全国の積水ハウスの範として僕の支店の社員さん達が頑張っていてくれたことで、現場数が他の支店と比較すると数多く開催もしていました。
そうなるとスタッフが不足しましたが、そこは常日頃から切っても切れない関係にある協力業者さん達にお手伝いをしていただきましたが、皆さん本当によくアシストしていただき、コミュニケーションもしっかりとされて更なる業績向上となっていきました。
とても充実した、また良き思い出がいっぱいです。

『住まいの参観日』は僕にとっては積水ハウス時代の一番の思い出と言ってもよい宝物、大きな財産です。
今後いつまで継続するかは不可解ですが、全国住宅会社さん達に真似していただきたいイベントである事も事実です。

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開催会場によっては建築されたお客様が先頭に立って来場された方々に対してご説明をして下さる方もありました。
私達のお客様に対する情熱が、形を変えた情熱となって伝道していった素晴らしいイベントでもあったと思います。
住宅営業の感動を味わった大きなイベントでもありました。

自分たちで考え、自分たちが始めた『住まいの参観日』
まさかこんなに長い時間皆さんに支持されるとは・・・。

『参観日』というネーミングもよかったのかもしれませんね。

『住まいの参観日』を今年も応援したい気持ちでいっぱいです。
どうか皆さんお時間の許す方はご覧になってください。


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author: Masahiko Kato
あっという間に今年も10日間が過ぎました。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るなどと言います。
「時間は資源です」
時間への感覚は今年もさらに強く持ちたいですね。

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個人的に、ようやくというかコロナ禍にあってオファーがなくなっていた講演の話がここへきて復活し始めました。
有難いことです。
また全国への発信をしっかりとしていきたく考えます。
今まで以上に健康には留意して住宅業界の皆様からの期待に応えていきたいものです。

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斎藤鉄夫国土交通大臣は年頭所感で「住宅取得しやすい環境へ」と挨拶されました。
2024年問題がありますが、建設業にあっても時間外労働の上限規制が適用されます。
より一層の働き方改革を推進していく必要がありますね。
工期の適正化、週休2日の確保、残業削減の意識を高める必要があります。
都市部における新築住宅の価格高騰、住宅ローンの金利の上昇も気になる事です。
「子育てエコホーム支援事業」や「フラット35子育てプラス」に期待したいですね。
空き家や老朽化マンションに対しての話もありました。
年々増え続ける空き家は既に850万戸を超えてきています。
うち、使用目的の無い空き家が350万戸を超えていると思われます。
是非、具体的な空き家対策の取組が可能であるような現実的な政策を進捗して頂きたく希望します。

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さて2024年の住宅市場についてですが、人口減少が確実な状況下で年々着工戸数が減っていくのは間違いなく思います。
・労働力が減少する
・倒産・廃業が増大
・高齢者の頑張りに期待
・人手不足からくる売り手市場
・終身雇用者が減って転職組が増える
・高級住宅とローコスト住宅の二極分化
・住宅会社は顧客目線による多角経営の必要性要
・工務店は更なる地域密着。地域貢献を
・マーケティングの必要性
・信頼される住宅つくりの徹底
・日本の不動産を購入する外国人増える
・人の動きが業績向上に結びつく
・営業の基本や日々のP・D・C・Aを実行
・土地なし客への対応をしっかりと展開していく
・社員教育(社員のモチベーション向上)・・・

などが現実的ですので対応をしていく事が必要ですね。

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オープンハウスの勢いがすごいですね。
コンプライアンス上の様々な問題点も浮き彫りになっていますが、勝ち組企業は行動的であり顧客に対して近づいていく努力をしているのも事実です。

かつて積水ハウスも大和ハウス工業も営業力で業績を伸ばしてきました。
時代の変遷と共に私達の販売手法も変化していきます。
高級住宅と比較的低価格帯の住宅によって温度差もありますが、変わらない事は顧客目線で営業していく事です。

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全国の住宅会社を見させて頂いて思うことは、まだまだ住宅業の勉強が不足しているということです。
私達の従事する住宅業という仕事はお客様に感動を与える仕事でもあります。
それは素晴らしい仕事です。
先日は100%紹介で契約しておられる工務店さんにも出会いました。
顧客に近づく、お客様の心を捉える住宅会社作りに注力していきたいものです。






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author: Masahiko Kato
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新しい年の訪れはありがたいものですね。
いつも心を新鮮にしてくれます。
この1年をこうして生きていきたいと気持ちが新たになる事は嬉しい事です。

「1年の計は元旦に在り」と言いますが、元旦早々から大きな地震が能登半島を襲いました。
続いて2日には羽田の飛行機事故、今年は悲惨な状況が年初から連続して勃発しました。
国際的にはロシアのウクライナへの侵攻は終わりを見せないし、イスラエルのガサ地域への攻撃も激しさを増すばかり、犠牲者の増加に対しては人道的に許せない感情を持たざるを得ません。
世界情勢は大きく暗い影を落としたままの状態です。
地球環境が近い将来危ぶまれている状況下で人間の愚かさに哀しみを感じます。
子供たちの未来を真摯に考える事が必須です。

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元旦は我が家で昼食を家族10人がそろって心ばかりのお祝いでした。
1年毎に成長していく孫たちの姿は頼もしい限りです。
今年は高校受験を控えている初孫がいて今が大変な様子です。
夜は妻の実家で親戚一同21名が集まっての新年恒例の大食事会でにぎわいました。

個人的に正月一番心を躍らせるのは「箱根駅伝」です。
コロナから解放されてか今年は多くのファンが沿道に帰ってきました。
そういう僕も2日と3日は朝6時にはテレビの前で釘付けで夢中で観戦しました。
母校法政大学の応援もかねて、大学のスレッドにも時折目をやりながら時間を忘れました。

ことしの「箱根駅伝」は記念すべき100回大会、100回ともなるとすごいですね、もう国民的行事と言っていいのではと思います。
戦前の予想は駒澤大学の圧勝でしたが、終わってみたら青山学院大学の完全優勝という結果でした。
走行タイムも10時間41分25秒・・・新記録です。
素晴らしいですね。
原監督の「負けてたまるか!大作戦」が大成功しましたね。
原監督の選手のモチベーションを鼓舞するマネジメントにはいつも感心させられます。
「青山学院の選手の皆さん、おめでとうございます。」
また青学の関係者の皆さん方もおめでとうございます。

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嬉しい事に我が母校法政大学も、昨年の7位を上回る第6位に入賞し3年連続でのシード権獲得、特に6区の山下り武田君の走りは区間賞に輝き熱い感動を与えてくれました。
実は今回の法政大学駅伝メンバーは、昨年8月チームメイトの髙橋彰太君を亡くしました。
その高橋君への思いも込めて選手全員が胸に喪章をつけての走りをした結果が成果に結びついたようにも感じられます。
高橋君の駅伝チームへの想いが選手全員に乗り移ったのかもしれませんね。
感動をありがとうございます。

さて、昨年は腰椎の手術の後のリハビリの1年だったように振り返ります。
大きな手術だったこともあって、まだ全面回復には至っておりません。
が、多少は改善されたのでは…という思いもあります。
何よりも健康のありがたみ、大切さがしみじみと身に染みた1年でした。

今年の賀状にも書かせていただきました。
「年齢を重ねた今も『ワクワク』が好きです。
『ドキドキ』に魅せられます。
生きていたいという欲求の原点は
新たな『ときめき』に遭遇したいという我儘からかもしれません。
子供たちの笑顔や従順さをお手本に
愚直になって、照れながら、恥じながら・・・
心を揺らしながら、また熱い瞬間を追いかけていきたい自分がいます。」
・・・と。

徐々に失っていく時間との戦いの中で未だ燃え尽きていないと感じる自分がいます。
悔いのない毎日をいつもの年よりしっかりと意識して生きていきたいものです。

皆さんにとって2024年がどうか良い年になります様祈っております。
出来れば、世界に平和が戻り、安穏とした日々に帰れますように・・・。

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author: Masahiko Kato
時代の変化と共に住宅業界も大きく変わってきています。
新入社員として積水ハウスへ入社した時に感じたのは「営業力の強さ」でした。
他社に勝とうとすれば単純に考えれば量を実行する事です。
人間は賢い動物ですから量をやれば質もできてきます。
両親ともに教員だった僕にとっては民間企業は魑魅魍魎としたある種魅力的な場所でした。
朝9時半には会社を出て夜は10時までは帰社しない、とにかくお客様と会って来いというのが当時の上司からの命でした。
しかも何を話してよいのか、教えてくれる人もなく重い鞄を持ってひたすら歩きました。
理不尽さが当たり前の中で、中々期待される業績は達成できません。
それでもこういう時期があっていいんだと自分に言い聞かせていました。
お客様にどれだけ勇気や夢を頂き助けられたことでしょう。

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毎日が仕事、1日4時間睡眠、よく働きました。
総合展示場時代、絶対に他社よりは早く帰宅しないと決めていました。
クレージー集団とも言われたこともあります。
だからこそ契約実績が安定して上がり、表彰されることも当たり前となりました。

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時代は変わってきています。
積水ハウスはイクメン企業、また女性活躍を期したなでしこ企業となっています。
会社からしっかりと管理され営業車にはGPSが付いています。
残業は避ける事が当たり前、子供が生まれたら1カ月は休日を取る事が義務です。
休みを取って子育てに専念することが求められてもいます。
営業が販売する住宅の価格がどんどんと上がってきています。
脱炭素、ZEH、カーボンニュートラル…の時代です。
1棟当たりの平均単価は4600万~4800万円となってきました。
賃貸住宅に至っては平均受注金額は1億6千万円、会社の方針としては高級感のある建物を販売するという形になりつつあります。

日本の住宅メーカーはそのスタンスを大きく変化させようとしています。
人口減少、空き家住宅の増加、日本での住宅着工には限界もあります。
国内から海外へと舵を切りつつあります。
積水ハウスは令和6年~令和8年の3か年の中期経営計画においてアメリカを中心にした国際事業で売上高、営業利益を倍増させる方針を明らかにしました。
土地の仕入れなどの海外での投資規模について1兆7千億円を計画しています。

国の方針でいろいろと問題がある中国からは撤退を決め、アメリカでの高価格帯の戸建て事業を主要事業として展開を決めています。
既にアメリカ現地での住宅販売会社を買収し市場開拓を進めてもいます。
先日もテレビ「ガイヤの夜明け」で積水ハウスのアメリカでの耐震技術を生かした戸建て住宅建設事業の展開が報じられました。
それによると今年10月カリフォルニア州のモデルハウスをオープン、アメリカの住宅シェア50%が見込める南部テキサス州で既に東京都の60倍の土地を確保したとも聞いています。

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日本の住宅の質の高さは折り紙付きです。
世界で起こっている地震の20%以上が日本で起きている現実、同業他社の住友林業も積極的に海外戦力を推進しており、積水ハウスもオーストラリアでの事業の失敗の経験を活かしてアメリカに大きな活路を見出そうとしています。

ライバルであった住宅業界での先輩企業である大和ハウス工業が4兆円企業から5兆円になろうとしている現実を意識して積水ハウスも2兆9千億円から4兆円企業を目指そうとしています。
世界には大和ハウス工業や積水ハウスのような住宅のビッグカンパニーは存在しません。
世界の誰も歩いてこなかった道を日本の住宅会社が挑戦しています。

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現在の僕の仕事は地域のビルダー、ホームビルダー様に対しての顧問が中心ですが日本の住宅メーカーのチャレンジを応援したくなってもいます。
可能性を求めて・・・日本の住宅業界に期待です。




カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
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毎日思う事ですが、とにかく時間の流れるのが早いですね。
悔いを残さないよう、自分なりに楽しみを見つけるよう意識しています。

このブログをご覧になっておられる方はよくご存じでしょうが、僕のモチベーションのあげ方の一つがスポーツ観戦です。
大リーグの大谷選手から、高校野球から、大相撲から、バレーボールからサッカーからなどと、もういろいろなスポーツに関心があって興味津々です。
また政治やもちろん、ビジネスの世界の動向にも関心があります。
住宅業界の仕事にももちろん目が離せません。

つい、最近の藤澤五月さんの変身ぶりは目からうろこでした。
同姓同名の人がボディビル界に表れたかと思いました。
まさかまさか、あのもぐもぐタイムでおやつを頬張りながら「そ・だねぇ」と連呼しての「カーリング界のヒロイン」のイメージはどこへやら、バキバキの激変ぶりで「小麦色のマーメイド」といった姿が印象的でした。
人はこんな風に変化できるものなんですね。(もう、すごいです)

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プロ野球界ではソフトバンクと日本ハムの連敗に、企業における業績の減少傾向を垣間見る感じがしました。
年間の試合数が多いですから、毎試合高いモチベーションを維持することは大変ではありますが、監督やコーチ陣のチームの雰囲気づくりに疑問を持ってしまいます。
野球はチームで戦うわけですから一体感を創る努力は忘れたくないものです。

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サラリーマンの管理職時代も、毎月毎月が数字との戦いでした。
会社の期待に応えようと目標数字の達成に随分と努力したものです。
幸いにして社員さん達の活躍のおかげで成績が良かった事が多かったですが、まれに思うような数字が達成できなかった時もありました。
そんな時にこそ日頃厳しかったイメージを変えて営業社員さん達に接した思い出があります。
また仕事を楽しむことが出来ないかと、ゲーム化を図って面白いものにしていく仕組み作りもいろいろと実践しました。

仕事には変化が大切ですね。
特に業績が思わしくない時ほどその必要性があると言ってよいでしょう。
また基本業務を継続して確実にこなしていく事も重要です。
基本をしっかりとこなしていると、結果は大体はついてくるものです。
マネージャーやリーダーにとって、毎月の業績数字は自分の日々の仕事の指標と言ってよいものです。
数字が落ちたら自分自身の胸に手を当てて反省すべきと考えます。
メンバーの心を掴んでいるか、日々の指導は的確か、顧客目線で営業活動が出来ているか、マーケティング手法は間違っていないか…検証する必要性があるように思います。
管理者たちの指導でチームのムードは大きく変化するものです。

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実際、企業における業績は正直なものです。
一般には行動した結果が契約に素直に反映されるものです。
住宅業界で言える事はお客様との折衝件数や折衝濃度が大きく成約にも影響します。

常日頃からマネージャーやリーダーはメンバーたちとのコミュニケーションを欠かさない事、そしてまた彼ら一人一人を認めてあげる事を大切にしたいものです。