2021年 08月の記事

August 2021
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
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パラリンピックからまた新たな感動が届いています。
女子100m背泳ぎで14才の山田美幸さんが日本のパラリンピックの最年少で優勝しましたが、今度は自転車の女子個人ロードタイムトライアル(C1-3)で杉浦佳子さんが50才で金メダルを獲得しました。
ちなみにこれは日本のパラリンピック史上最高年齢でもあります。(すごいですね)

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薬剤師でもある杉浦さんは、かつて健常者のトライアスロン大会に出場しておられましたが、2016年自転車から転落して脳を損傷、パラサイクリングの大会に転向することになりました。

杉浦さんもコロナ感染の影響もあってオリンピックやパラリンピックが延期されることになり、年齢的にも50代になる事もあって競技からの引退も考えられたそうです。
当時は49才、50才で優勝できる可能性があるのかどうか疑問に思っていたようです。
彼女を支えたコーチである八幡光哉さんは「49才と50才の年の差は20才と50才の差ほど極端ではない」と話し彼女の心を支えました。

日本最高齢で金メダリストとなった感想を聞かれて杉浦さんは「今日はちょっと年齢を忘れていました。最年少記録は二度と作れませんが、最年長記録はまた作れますね」と答えました。

ユーモアともとれるこの話は僕の心を勇気づけてくれました。
「人生いつまでも挑戦」という姿勢、力強いし、その生き方はとても素敵でもあります。

何か杉浦さんは人間的な魅力がたくさんおありの方のようです。


企業において中間層にあたる人たちの間によくモチベーションがなくなっている人たちを見る事があります。
現在は、かつての退職年齢が55才であった時代ではありません。
企業によっては70歳までは仕事をしていただきたいというところも存在します。
寿命が延びたこともあって人生100年時代が真実味を帯びても来ています。
そうなると、定年後の生活も気になります。
年金はあてになりません。
そうなるとある程度は蓄えが必要にもなります。

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僕は52才で脱サラをして自分で経験を生かした仕事を始めましたが、そういった起業の道を進もうとする人の応援もしたく思っていますが、会社にいてサラリーマン人生を謳歌することもいいんじゃないかと考えもします。
そういった場合はいかに楽しんで仕事をするかも意識してほしいですね。

50才になって金メダルを得た杉浦さんの努力には遠く及ばないにしろ、「人生まだまだ捨てたもんじゃない」と思って頑張っていただきたいですね。

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体力的に衰えはしても、意外に熟年たちは精神面で強い人たちが多い印象があります。
体を定期的に鍛えながら「生きているって楽しい」と日々感じるような人生をおくれないか、自分が考えている以上にまだまだ頑張れることが出来るんじゃないか・・・そんな力を杉浦さんから頂いた感じもありました。



カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
新型コロナ感染が全国的に広がっています。(皆さんくれぐれもお気を付けください)
そんな中で極力出張を控えてオンラインでの仕事がいつの間にか当たり前化してきています。
ただ個人的には慣れてきてはいるもののやはり直に社員さんの顔を見て仕事をする時と比較するとどうしてもコミュニケーション度合いでギャップを感じます。
出来ればフェイストゥフェイスでと願うことも事実です。
社員さんに会いたいと思うのも現実です。

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つい先日も(この時はまだ緊急事態宣言が発令されている県は少ない状況でした)感染予防に留意して、マスクを2重にして、いたるところに設置してある除菌装置には積極的に関与し、仕事中はフェイスシールドグラス(暑いんですが…そんなことは言ってられません)をして臨みました。

この日は顧客満足について社員さんと勉強会を実施いたしました。
その前に企業の寿命について考えて頂きました。
皆さんは企業30年説なんてお聞きしたことはありませんか・・・。
現実に毎年多くの企業が新しく生まれ、それ以上のたくさんの企業がなくなってもいます。

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住宅は大きな買い物です。
一生で一番大きな買い物と言っても間違いでないでしょう。
あくまで強制はできませんが、自社の商品でもある住宅を建築しようとする社員さんがいるかいないか…会社存続の大きなポイントと僕は考えています。

たとえ自分でなくとも親族・知人・友人に自信をもって薦められるかどうか。
よく生命保険の営業の方々はまずは自分の近辺から契約者を探すとかお聞きしたことがあります。
僕の母親も一時、第一生命の保険外交員をしたことがあってやはり最初は親族の契約から始まっていたように記憶しています。

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自分の勤務している住宅会社を愛しているかどうか・・・?
住宅メーカーの社員の多くは自社の住宅を建築していることが多いと聞いています。
今や大手住宅メーカーの坪単価は110万円を超えてきていますから、建物だけで4000万ほどになります。(土地も踏めると更に高額になりますが、それでも建築する人がほとんどとのことです…すごいですね)

17年にわたって、ご縁を頂き数多くの全国の住宅会社に顔を出させていただきました。
その中には自社の住まいに関心を持たない社員さんが存在したこともありました。
社員さんが自社の住宅を当たり前のように建築する会社とそうでない会社の違いが、住宅会社の強い会社とそうでない会社を表しているように感じてなりません。

もちろん社員さんが自社の建物に興味や関心を持つことや、社内の風土や環境が気持ちの良い事、社内の雰囲気が素晴らしい事なども大きく影響するものでしょう。
そういったことでは社長を始め、上長の社内環境つくりの意識も大切だと思われます。

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仕事をする毎日が楽しい、自分の成長につながっている、そんな会社を創りたいものです。
そして自然発生的に自分の勤務している住宅会社の住まいを人に薦める事が多い、また建築されたお客様からも紹介が来る、そんな会社はたとえ時代が厳しくなっても間違いなく業績を伸ばし存続していくものと考えます。

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お客様が満足する事、そして満足されているお客様の顔を見る事が社員さんが嬉しい事、素晴らしい住まいを提供していることを社員さんが皆誇りに思っていること…大切なことです。

強い会社とはそんなことが出来ている会社を指しているのだと思います。



カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
相変わらず暑い夏が継続しています。
またこの数日は全国的に大量の雨で被害も相当出ているようです。
コロナ患者も日を追って増え続けています。
水の被害に遭ったエリアの方々にはお見舞い申し上げます。
また一日も早いコロナ感染の修復を祈るばかりです。

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そんな中で現実として企業の経営者の皆さんは逃げる事は許されません。
従業員の方の生活もかかっています。
お客様からの信用や期待もあります。
経営は生き物です。
過ぎ去る事を「待つ」だけでは業績はついてきません。

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僕が初めて書を出したのは『すごい部隊のつくり方』でした。
おかげさまで現在は出版著書数は共著を含めると16冊にもなりました。
最初の著書は売れるかどうか心配もありましたが有り難いことに増刷となりました。
特に驚きだったのはファミリーマートさんが全国のコンビニエンスストア全店に置いてくださったことです。
本当にありがとうございました。

ご存じでしょうが僕は机上論を唱えるつもりはありません。
27年間の積水ハウス時代の経験から生きた話を書かせていただいたわけです。
あくまでも実践論者です。

そんな僕が支店長時代、ありがたいことに積水ハウスの支店長は社内では独立採算で評価され、社長業と同じような仕事をさせて頂きました。
とてもやりがいのある仕事だと振り返ります。
もちろん責任ある立場であったことも事実ですが・・・。
そんな中で年間100億円以上の売り上げも挙げられたわけです。

そんな僕の持論があります。
社員さんや、関連業者さんに良く口にした言葉です。
今もこの持論は変わっていません。

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二つのポイントです。
1つは「現実的であれ!」そしてもう一つが「具体的であれ!」です。

『住宅会社顧問』という立場で経営コンサルタントとして数多くの住宅会社に顔を出させていただきました。
大手住宅メーカーから地域のビルダー、ホームビルダー、工務店さんまでその数は300社ほどになるでしょうか。

「では、こういうことを実行しましょう」「是非、ここを改善しましょう」・・・企業のカウンセリングをして、いざスタートという時期、伸びる企業とそうでない企業のはっきりとした差が出てきます。

「あの件はどうなりましたか?」
「例の件は改善されましたか?」
「いや・・まだ実践してないんです」とか「もう少し時間をかけてから・・・」とか…そういった企業も残念ながら存在します。
逆に「すぐ改善に取りかかりました」という企業もあります。
スピードをもって動いていくか否かで随分と企業間の格差が拡大しますね。

いつまでも、改善しようという事項が抽象的な企業はもう明確です。
残念ですが、伸びませんね。
伸びていく企業の共通点は、実行すべき事項を数字に落とし込みを図っていく企業です。

よく数字化する事を箴言しますがこれはとても重要です。
数字は嘘を言いません。
先期の数字をしっかりと検証したうえで、今期の具体策を全て数字に置き変えて表現していく事が大切です。

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そして社員のみんながその数字を共有する事、計画したことを実行し、検証していく事、それを愚直に日々やっていく事です。
ただそれだけの事で業績は変わってきます。
実行してみて下さい。
結果が間違いなく出てくるはずです。

「現実的である事」「具体的である事」勝つための重要な条件であるといってよいでしょう!!

カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
オリンピックが多くの感動を残して終わりました。
頭の中では、熱かった思い出が今も走馬灯のように駆け巡っています。
うらはらに、コロナ感染はとどまることなく蔓延し、移動を伴う身としてはワクチン接種は終えたもののいち早い終焉を望むばかりです。
今回のコロナ感染は 人類に対しての試練でもあるように感じていますが、我々は必ずやこの試練を超えるものと信じてもいます。

ここのところ時間の余裕もできてきて自分自身の人生を振り返る事もあります。
仕事として従事しているコンサルタントの在り方の是非を自分に問うこともあります。

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数年前でしたか、僕が属しているコンサルタントの協会の全国大会の基調講演が終わったのち「パネル・ディスカッション」に選ばれて参加したことがありました。
企業における様々な問題に対してのディスカッションが行われた中で、たまたま企業内における上司と部下の関係や理不尽さについての論議がありました。

あってはならない事という意見が多い中でそれまで沈黙していた僕に対して質問がありました。
「皆さんがおっしゃるように理不尽さはないに越したことはありませんね。ですが現実に実務経験をしてきた人間として思うことは人間社会には理不尽さは存在するものです。」
そう僕は答えました。
すぐさま質問がありました。
「ではどうしたら理不尽さは解消するのですか・・・?」
僕は答えました、
実績を創る事です、認められる業績(数字)を出すことです。その結果として上司はその人間を認めるようになります。それまで努力することです」

それまでの場の空気が突然として変化したことを記憶しています。

ほかの参加者と僕の相違点は何かというと、他のパネルディスカッション参加者は皆コンサルタント会社や、学者の方ばかりで積水ハウスで実務経験をしてきた僕との大きな違いもありました。
聞き役に回っていた僕の胸には他の方々の意見が机上論ばかリに聞こえていました。

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27年間お世話になった積水ハウス時代、特に入社したばかりの3年間は毎日が闘いの日々、理不尽なことはある種当たり前の世界でした。
ですが今振り返るとそういった環境であっても自分を育ててくれた積水ハウスに感謝する気持ちでいっぱいです。
現在もこれからを期待する若き社会人に対してお話しするのは「苦しい、厳しい、大変だ」という時期があっていい、むしろそういう時期が人生には必要だと説きます。

楽しい人生、充実の人生、人生の成功者のほとんどは、真摯に自分と向き合い、戦った時期が存在した筈です。

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コンサルタントとして全国各地の数多くの企業に対してコンサルティングをさせていただきました。
その関与した企業のほとんどが結果として右肩上がりで業績を残している現実は実務をこなしてきた経験に裏付けがあるものと確信しています。

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「仏作って魂入れず」という言葉がありますが、机上の空論を唱える事ではなく、今までの数多くの実務経験やせっかくの成功体験をしっかりと仕事の中に取り入れた上での企業へのコンサルティングをもう少し継続していこうと考えている昨今です。

これからも自分の健康を今まで以上に留意して健康な会社作りに貢献していきたく思います。



カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
7月23日に世界的なコロナ感染下のもとで1年遅れて幕を開けたオリンピック目をくぎ付けにしてテレビ観戦しています。

スポーツ観戦のすばらしさはいつも様々な感動をもらえる事と言ってよいでしょう。
今回のオリンピックもまだまだ途中ではありますが、心に残る出来事が山盛りになってきています。
日本が多くの金メダル獲得していることも喜びではありますが、自分なりに印象的なものをあげるとすると・・・。

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1、陸上 男子走り高跳びでカタールとイタリアの選手が金メダルを分け合ったこと。
表彰式ではお互いの首に金メダルを掛け合ってたたえ合いました。
競技によってはこういったことも許されていて、なかなか目にする光景ではありませんが、ほほえましいもので心を打たれた人も多かったようです。
二人の間では勝った方が食事をおごることになっていたそうですが、今回はお互い自分払いですみそうです。

2、日本人12才の銀メダリスト開 心那さん、13才の金メダリスト西矢 椛さんが誕生、新種目がこの大会では数多く生まれましたがスケートボードの世界は若者たちの解放区となっていました。
かつて水泳で岩崎宏美さんが14才と6日で金メダルに輝いたことがありましたが、決してメダルにこだわっていない彼らの栄光もまた新鮮で素晴らしいものでした。

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3、この東京オリンピックではじめてトランスジェンダーのローレル・八バード選手が重量挙げのニュージーランド代表として出場しました。
元男性が女性として今回参加したのですが、誰もが差別無く参加できる機会の保証か、競技の公正性かの論議はありますが、画期的な事のように感じました。

4,今回新種目となった卓球混合ダブルスで水谷・伊藤ペアが強く高く厚かった中国の壁を乗り越えて金メダルを掴んだことは今後の日本卓球界の課題を一つ乗り越えた形で今後が楽しみでもあります。
まだまだ総合的には中国のレベルは随分と高いものとは思いますが決して出来ないわけではないことを二人が証明してくれました。

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5.大会途中で陸上短距離の選手として大会に出場していたベラルーシのチマノウスカヤ選手が亡命を希望しポーランドが受け入れを許可しました。
欧州最後の独裁者、27年間権力を握り続けるルシチェンコ大統領は、反体制派に対して地獄の拷問が行われている現状があります。
チマノウスカヤ選手は現在ワルシャワにいて、夫もポーランドに入る予定だそうです。
政治の世界がどこかで顔を出すのもオリンピックならでは、まだまだ我々の前にはたくさんの課題が山積みされています。

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6、陸上女子の田中希実さん、決勝にまで進みました。
すごいですね、次から次と日本新記録を更新
しています。
7月には1500Mの記録が4分04秒だったのが、今回のオリンピックの準決勝では3分59秒と日本新記録、自分の記録も大幅に更新しました。
何でもお父さんが直接指導をしているとのこと親子のきずなの強さも感じますね。
またいつも感心するのは田中希実さんは走り終えた後、必ず走った競技場に向かって「ありがとうございました」と大きな声を出して挨拶をします。
いつも従順で感謝心を持つその態度こそが新たな新記録を生んでいる力と思われます。
決勝でもチャレンジ精神で後悔のない走りを期待しています。

7,柔道が国技とはいえ今回過去最高の金メダルを獲得しました。
井上監督の指導が従来の日本柔道の指導の枠を超え、データを重要視した、またEQを取り入れた新たな指導が実を結んだものと思われます。
ただ日本が独占するぐらいメダルを取ってしまうとオリンピック種目から外されないかと心配にもなりますが( ^ω^)・・・。

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8,組織で生きてきて成功体験を積んだ僕としては団体戦・・・つまり野球やソフトボール、バスケット、サッカーなどのチーム戦は特に熱くなりますね。
ソフトボールの久しぶりの優勝には感動しましたし、まさかまさかの女子バスケットボールの大逆転の大健闘、サッカーのスペイン戦の激しい攻防、野球の日韓戦や日米戦は自分の中の血が大きく騒ぎました。

たくさんの感動や思い出を財産としてまもなくオリンピックも終焉を迎えます。
「祭り」の後に寂しさに浸るのではなく、今回のオリンピックから得たたくさんのモチベーションの源になるものを明日からの新しい日常に落とし込んでいきたいものです。

残り少ないオリンピック、まだまだ体を熱くさせてくれる感動がありそうですね。