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パラリンピックからまた新たな感動が届いています。
女子100m背泳ぎで14才の山田美幸さんが日本のパラリンピックの最年少で優勝しましたが、今度は自転車の女子個人ロードタイムトライアル(C1-3)で杉浦佳子さんが50才で金メダルを獲得しました。
ちなみにこれは日本のパラリンピック史上最高年齢でもあります。(すごいですね)

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薬剤師でもある杉浦さんは、かつて健常者のトライアスロン大会に出場しておられましたが、2016年自転車から転落して脳を損傷、パラサイクリングの大会に転向することになりました。

杉浦さんもコロナ感染の影響もあってオリンピックやパラリンピックが延期されることになり、年齢的にも50代になる事もあって競技からの引退も考えられたそうです。
当時は49才、50才で優勝できる可能性があるのかどうか疑問に思っていたようです。
彼女を支えたコーチである八幡光哉さんは「49才と50才の年の差は20才と50才の差ほど極端ではない」と話し彼女の心を支えました。

日本最高齢で金メダリストとなった感想を聞かれて杉浦さんは「今日はちょっと年齢を忘れていました。最年少記録は二度と作れませんが、最年長記録はまた作れますね」と答えました。

ユーモアともとれるこの話は僕の心を勇気づけてくれました。
「人生いつまでも挑戦」という姿勢、力強いし、その生き方はとても素敵でもあります。

何か杉浦さんは人間的な魅力がたくさんおありの方のようです。


企業において中間層にあたる人たちの間によくモチベーションがなくなっている人たちを見る事があります。
現在は、かつての退職年齢が55才であった時代ではありません。
企業によっては70歳までは仕事をしていただきたいというところも存在します。
寿命が延びたこともあって人生100年時代が真実味を帯びても来ています。
そうなると、定年後の生活も気になります。
年金はあてになりません。
そうなるとある程度は蓄えが必要にもなります。

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僕は52才で脱サラをして自分で経験を生かした仕事を始めましたが、そういった起業の道を進もうとする人の応援もしたく思っていますが、会社にいてサラリーマン人生を謳歌することもいいんじゃないかと考えもします。
そういった場合はいかに楽しんで仕事をするかも意識してほしいですね。

50才になって金メダルを得た杉浦さんの努力には遠く及ばないにしろ、「人生まだまだ捨てたもんじゃない」と思って頑張っていただきたいですね。

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体力的に衰えはしても、意外に熟年たちは精神面で強い人たちが多い印象があります。
体を定期的に鍛えながら「生きているって楽しい」と日々感じるような人生をおくれないか、自分が考えている以上にまだまだ頑張れることが出来るんじゃないか・・・そんな力を杉浦さんから頂いた感じもありました。