相変わらず暑い夏が継続しています。
またこの数日は全国的に大量の雨で被害も相当出ているようです。
コロナ患者も日を追って増え続けています。
水の被害に遭ったエリアの方々にはお見舞い申し上げます。
また一日も早いコロナ感染の修復を祈るばかりです。

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そんな中で現実として企業の経営者の皆さんは逃げる事は許されません。
従業員の方の生活もかかっています。
お客様からの信用や期待もあります。
経営は生き物です。
過ぎ去る事を「待つ」だけでは業績はついてきません。

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僕が初めて書を出したのは『すごい部隊のつくり方』でした。
おかげさまで現在は出版著書数は共著を含めると16冊にもなりました。
最初の著書は売れるかどうか心配もありましたが有り難いことに増刷となりました。
特に驚きだったのはファミリーマートさんが全国のコンビニエンスストア全店に置いてくださったことです。
本当にありがとうございました。

ご存じでしょうが僕は机上論を唱えるつもりはありません。
27年間の積水ハウス時代の経験から生きた話を書かせていただいたわけです。
あくまでも実践論者です。

そんな僕が支店長時代、ありがたいことに積水ハウスの支店長は社内では独立採算で評価され、社長業と同じような仕事をさせて頂きました。
とてもやりがいのある仕事だと振り返ります。
もちろん責任ある立場であったことも事実ですが・・・。
そんな中で年間100億円以上の売り上げも挙げられたわけです。

そんな僕の持論があります。
社員さんや、関連業者さんに良く口にした言葉です。
今もこの持論は変わっていません。

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二つのポイントです。
1つは「現実的であれ!」そしてもう一つが「具体的であれ!」です。

『住宅会社顧問』という立場で経営コンサルタントとして数多くの住宅会社に顔を出させていただきました。
大手住宅メーカーから地域のビルダー、ホームビルダー、工務店さんまでその数は300社ほどになるでしょうか。

「では、こういうことを実行しましょう」「是非、ここを改善しましょう」・・・企業のカウンセリングをして、いざスタートという時期、伸びる企業とそうでない企業のはっきりとした差が出てきます。

「あの件はどうなりましたか?」
「例の件は改善されましたか?」
「いや・・まだ実践してないんです」とか「もう少し時間をかけてから・・・」とか…そういった企業も残念ながら存在します。
逆に「すぐ改善に取りかかりました」という企業もあります。
スピードをもって動いていくか否かで随分と企業間の格差が拡大しますね。

いつまでも、改善しようという事項が抽象的な企業はもう明確です。
残念ですが、伸びませんね。
伸びていく企業の共通点は、実行すべき事項を数字に落とし込みを図っていく企業です。

よく数字化する事を箴言しますがこれはとても重要です。
数字は嘘を言いません。
先期の数字をしっかりと検証したうえで、今期の具体策を全て数字に置き変えて表現していく事が大切です。

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そして社員のみんながその数字を共有する事、計画したことを実行し、検証していく事、それを愚直に日々やっていく事です。
ただそれだけの事で業績は変わってきます。
実行してみて下さい。
結果が間違いなく出てくるはずです。

「現実的である事」「具体的である事」勝つための重要な条件であるといってよいでしょう!!