カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
日本人の平均寿命が延びています。
何でも女性が87才、男性が82才、かつてと比べるとすごい進捗です。
但しこの数字は今生まれた場合の赤ん坊が生きる年齢だそうです。
世界でも日本は長生きの国に数えられています。
そして最近では人生100年時代なんて言葉も生まれてきています。
長生きする事がいい事かどうかは別として、年齢を重ねても頑張っておられる方々の活躍ぶりには尊敬の念を抱きます。

参考に 著名人の場合、
大村崑さん 1931年11月1日生まれ 今も体を鍛えておられ、よく相撲観戦されてます。
黒柳徹子さん 1933年8月9日生まれ 「徹子の部屋」は超長寿番組ですね。
デヴィ夫人 1940年2月6日生まれ 未だメディアで大活躍 この方もお若いですね。
野沢雅子さん 1936年10月25日生まれ ドラゴンボールでは孫悟空の声でした。
石坂浩二さん 1941年6月20日生まれ 2枚目俳優いまだ健在、インテリジェンスも抜群。
三田佳子さん 1941年10月8日生まれ 美貌はいまだ衰えません。

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美輪明宏さん 1935年5月15日生まれ 一度拝見しましたが存在感がすごかったです。
倍賞千恵子さん 1941年6月29日生まれ 寅さん映画では妹のさくら役でした。
宮崎駿さん 1941年1月5日生まれ 「千と千尋の神隠し」は感動モノでした。
草笛光子さん 1933年10月22日 最近の主演映画でも元気もりもりでした。
高木ブーさん 1033年3月8日 ドリフターズで大人気、今もテレビでリバイバルです。
加山雄三さん 1937年4月11日 もう永遠の若大将という感じ、素晴らしい若さです。
田原総一朗さん 1934年4月15日生まれ 辛口の政治コメントのファンです。


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田原総一朗さんの講演をお聴きしたことがあります。
前から三番目の席でずっとうなづきながらお聞きしていましたら、田原さんと目が合ってしまい、そのあと田原さんはずっとこちらを見てお話しされました。(講演ではこういったことがちょいちょいあるものです)

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この田原さん現在もBS朝日TVで『クロスファイア』という番組を持っておられます。
90才になられた ご自身はユーチューブを流しておられ、その中で30年来変わらない朝食が拝見出来ます。
しっかりと実によく食べられますね。
乳酸菌ドリンク、野菜ジュース、ヨーグルト(R-1)、牛乳、リンゴジュース、麦茶、バタートースト、レタスサラダ、ポーチドエッグ、緑茶・・・他
朝からすごい食欲です。
だからこそ、あれだけのバイタリティがあられる訳なんでしょうね。

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最近読んだ精神科医の和田秀樹さんが書かれておられた文章の中に・・・
・肉を食べる習慣が「老い」を遠ざける
・美味しいものを食べて免疫力アップ
・長生きしたければダイエットをしてはいけない…などがありました。

人間の最期がいつかどうかは全くもって分かりません。
せめて悔いの無いように、毎日毎日が人生であるかの如くしっかりと生きていきたいものです。

カテゴリー:自由
author: Masahiko Kato
サラリーマン時代の同僚を誘って愛知と岐阜の県境に足を運んでいます。
11月23日から12月1日までの9日間だけのイベントがあって、機会があればいつかきっと見学しようと考えて、ようやくというかその機会に恵まれました。

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ここは「愛岐トンネル群」と呼びます。
「未来に伝えたいものがあるんだ」との主催者側のチラシを頂きました。
何でも国の3大廃線トンネル群がここに存在していて(明治33年開通当時のままのものが残されています)丁度秋の紅葉の時期に合わせて、渓谷の秋を満喫しながら散策するというもの、お聞きすると15年ほど前から実行されてきているとのことでした。
ちなみに日本3台トンネル群というと、碓氷峠(群馬県)と、旧北陸線トンネル(福井県・滋賀県)と、今日の愛岐トンネル群を指すようです。

会場には駐車場は一切ありません。
久しぶりに中央線に乗車してカタコト走って定光寺駅で下車します。
普段は乗降客もない中央西線JR「定光寺」無人駅なんですが、このイベントが行われる1年のうちたったの9日間だけは臨時の駅員さんが10人近く立たれ、この日ばかりは普段は止まらない快速列車も止まってくれます。(ありがたいですね)
午後から雨が降ってくるかもしれないとのことで、若干の不安も持ちながら現地に向かうとなんと平日にもかかわらず、ヒト、ヒト、ヒトの列でした。
(見学中の午前中は天気も崩れる事もなく無事に散策が出来ました)
この様子では土曜、日曜、祝日は大変な人でしょうね。

一つだけ残念だったことは期待していた紅葉がいまだ時期早しといった感じでちらほらとした状態でした。
距離としては片道が1,7キロ、リハビリ中の僕としては丁度良い距離だったように思います。
3号トンネル(75m)、4号トンネル(75m)、5号トンネル(99m)、6号トンネル(333m)とあり、中々趣きがあります。
あたかもSJ列車が蒸気を挙げて、「ポー―」と大きな汽笛を鳴らしながら走ってくるのではという感覚に襲われもします。

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そういえば幼児期、あの汽笛の音が怖くもありました。
が、今となっては懐かしく、魂の故郷に帰ったような感覚にもなります。

この1,7キロのトンネル群がとても魅力的に創られていたことに感心しました。
開催の年によってもいろいろと趣味嗜好を凝らしているようです。
例えば、ジャングルジム、笹迷路、ボルダリング、ターザンブランコ、大きなSLの動輪が展示され、残存物のパネルも、今年は6号トンネル内が妖怪隧道となっており、おなじみの目玉おやじや一反木綿などの妖怪が出迎えてもくれました。
トンネル内は暗くて、またそれがいい雰囲気を醸し出しています。

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トイレにも困らないように、またおなかが空いたときの為にも弁当や飲み物が途中途中に用意もされ、ボランティアで頑張っておられる方々の親切な説明もあり、気持ちの良い想い出作りが出来たように振り返ります。

単純にトンネルくぐりではなく、いろんな付加価値を付けて趣のあるショーを演出している感覚が素敵でした。
なんでもアンケートによると、もう一度この愛岐トンネル群を訪れたいとする人は、ぜひ訪れたいという方が52%、訪れたい人が38%という結果が出ています。
毎年堅実に来場者数が伸びてきており2008年に始まったこのイベントの来場者数は40万人に達しようという勢いです。
知る人ぞ知る…といった感覚から始まりましたが、口コミでの伝道もあり段々と数を増してきているんですね。
片道1,7キロの散歩路が玉野渓谷の流れを見ながら、大自然に抱かれて、おもしろおかしいイベントにも魅了されあっという間の2時間でした。
幸いにして足の痛みもなく、一緒に言った仲間も感動を味わったようです。

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1年の内たったの9日間だけのイベントは何か貴重な体験という感じもします。
寒くもなく健康的な仲間との時間の共有が充実時間を作ってくれました。
生きている実感を味わっています。こういった時間に感謝ですね。


カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
一般に仕事の上で話題にしない方がよいのが政治と宗教の話だと言われます。
双方の考えが合致していれば問題ないのですが、そうでない場合は困ったことが多く出てきて商談が円滑にはいかない事が起きてくることが多いようです。

今日はあえて政治の話をさせて頂きます。
先日の国政選挙では与野党が伯仲した結果が出ました。
つい最近では兵庫県知事選、まさかと思われた方もあるかと思いますが、斎藤元彦氏が知事に返り咲きを果たしました。
これはアンダードッグ効果と言われるものではないかと思います。
選挙前の予測で劣勢を伝えられた候補者が、有権者の同情や劣勢挽回の為の支持から、当初の予想以上に獲得票を伸ばしたという現象です。
(ちなみに反対語はバンドワゴン効果といい、事前にマスメディアの選挙予測報道などで優勢とされた候補者の有権者が投票しがちになる現象を言います)

またSNSの影響も大きいと考えられますね。
都知事選の石丸信二氏や、国民民主党の議員数を7から28と4倍に伸ばした戦略も、このSNS効果が大きいと言われています。

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以前から企業の営業戦略としてランチェスター戦略が挙げられます。
市場戦略においてよく企業において使われる営業の手法です。
住宅業界に在っては大手の住宅メーカーに対して、地域の工務店やビルダーが用いる戦略として有効だと言えます。
ランチェスター戦略の中では強者の戦略と弱者の戦略という形で述べられています。

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仮に強者を住宅メーカーとして、弱者を地域の工務店として考えた場合・・・
強者の戦略=総合戦、広域戦、遠隔戦、確率戦、誘導戦
大きな市場、TV・CM等のイメージ戦略、ヒト・モノ・情報の総合力
弱者の戦略=差別化戦、局地戦、接近戦、一騎打ち戦、一転集中戦
隙間(ニッチ)ライバルがいない市場、顧客とのスキンシップ

…というように分けられ考えられるでしょうか。

地域密着産業でもある地域ビルダーや工務店などの住宅業界に在ってはこのランチェスター戦略は有効だと考えられます。
例えば・・・
1、顧客としては土地なし客をターゲットとする
2、展示場にお客様の来場を促し、看板やCM等を多用、感謝祭などを実施
3、低価格で高性能な建売住宅を展開
4、各エリアごとに拠点を設ける組織体制
5、自己資本比率を高めに設定


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現実に僕自身が顧問会社となった住宅会社に対してはこういった戦略を駆使した思いがあります。
また住宅メーカーの支店長時代も意識した戦略だったことも事実です。

基本は・・・
1、自分たちの販売エリアを絞ること
2、販売エリアの情報をしっかりと認知する事
3、同業他社の戦略や販売商品を把握する事
4、エリア内の土地情報や価格の動向の検証
5、地域内の不動産業者や金融機関との協力体制の構築
6、地元に愛される住宅会社への転換・・・‥
などがあるでしょうか。

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会社としては地域を知る事に徹することが重要ですが、トップである社長は社員さんや取引業者さんとの人間関係つくりをしっかりとして、やる気のある社員さん(戦える社員さん)を創っていく事が不可欠だと思います。

このランチェスター理論、空論とならないようしっかりと現実の企業の営業活動の中で具体策として実らせたいものです。





カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
住宅業界で育った僕が、現在のコンサルタントの仕事をするようになってからは,ある種当たり前ですが、住宅業界以外の企業にも数多く接するようになりました。

大きく2分すると、個人のお客様を相手にする企業と、法人のお客様をお客様とする企業があります。
その営業手法には相違もありますが、企業が生き物であることは同じです。
ご存じでしょうが、企業に永遠はありません。
国有化の企業が民間へと変化する事もありますね。
国鉄から8つのJRに変わったり、郵政の民営化が顕著な例です。
ちなみに日本の企業の平均寿命は34.1年というデータがあります。
倒産した企業の平均寿命は23,8年というデータも事実の様です。
反面、10年以上継続している企業は4559社存在しているという現実もあります。

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このブログでも、お話したこともあるかもしれませんが、金剛組という企業は何と創立1400年という世界でもまれな古い企業です。
実は世界の長寿企業の約半分が日本に存在しています。
東京商工リサーチでの調査では池坊華道会や、温泉旅館、宗教用具小売業や、清酒製造業などが多いようです。
日本企業が創業からの歴史が長い要因は日本独特の家督精度の習慣に起因していると言ってよいでしょう。

さて、僕がマネージャー時代、3つの大切な事を掲げていました。
いわば、強い組織になる為の絶対条件です。
その一つは・・・社員みんながお客様目線で物を考える事・行動する組織
その二つは・・・社内のコミュニケーション度の高い組織
その三つは・・・やろうとすることをすぐ実践する組織


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ご縁を頂いて多くの企業様に顔を出させていただいて思う事です。
お客様目線で(自分自身がお客様になったつもりで)仕事が出来ていない事が多々あります。
またその以前に「組織」になり切れてない、つまりは「集団」のままの企業が多いという事です。
よく社員さんたちに質問するのですが、残念ながらほとんどの関連企業が「集団」のままで、「組織」になれていない状態でした。
もっともそうであるからこそ僕の出番があるのかもしれませんが・・・。

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毎日の1つ1つの行動を検証してみましょう。
お客様の立場に立ってみた場合、気持ちの良い行動になっているでしょうか。
最近はカスハラの言葉が先行していますが、お客様との信頼関係がしっかりしていれば、そういった問題もそう頻繁には出てこないように思います。

かつて僕がクレームに悩んだ時期がありました。
3年間ストレスで苦悶した日々が継続していました。
クレームが大嫌いで、大嫌いで避けていたように振り返ります。
クレームがお客様からの期待であると理解するまで時間がかかりましたが、クレームをポジティブに捉えるようになってから随分と気分も楽になりましたし、また業績向上にもつながりました。

いつまで継続できるかわかりませんが、ご縁を頂いてかかわりを持っている経営者の方には外からお客様目線でその企業を見つめていく事をお薦めしています。

本を読む人が減ってきています。
電話の応対も苦手な社員さんが多くなってもいます。
つまりは客観的に判断する力が弱くなってきていますし、またコミュニケーション能力も落ちてきています。

日本人のやる気がかつてと比べて随分と落ちてきている今こそ企業の業績向上のチャンスと考えています。
マネージャーやリーダーの腕の見せ所でもあります。

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楽しい会社にすること、会社へ顔を出すことが嬉しいと思う会社にすること、そんなところに業績アップの秘訣が眠っていますよ。

カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
住宅生産団体連合会が「2023年度戸建て注文住宅顧客実態調査」をまとめました。
主だったところを並べてみました。

2020年から2023年度への推移を見つめてみましょう。
世帯主の年齢は39,6才から40,2才と徐々にですが上がってきています。
世帯人数は3.22人から3,01人と減ってきています。
世帯年収は964万円から1148万円へと上がってきています。
延べ床面積は126,8㎡から123,5㎡へと少し小さくなってきています。
住宅取得費に至っては5337万円から6681万円へと大きく上昇です。
建築費は3815万円から4566万円へとこれも大きく上昇です。
自己資金は1293万円から2047万円へと増えてきています。
贈与額は1535万円から1286万円へと減少です。
借入金は4601万円から5859万円へと膨らんでいます。
借入金の年収倍率は4.77倍から5,1倍へと変わってきています。


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建築費や住宅取得費が上がってきていることから、住宅の延べ床面積が抑制されてきている感じがします。
平均世帯年収が少しずつ上がってきている現実がありますが、住宅購入者の資金繰りが厳しくなってきている状況も感じられます。
住宅の坪単価が平均114万円と人件費や原材料費の高騰の影響が出ています。
もちろん住宅の質も随分と良くなってきている事もあるのでしょうが・・・。
最近は13,7%と年を追って平屋住宅が増えてきている実態もあります。
住宅ローンの金利タイプは全体の88%が変動金利で占めています。
ここへきて金利が上昇の傾向ですが、現状は影響が出ていない様子です。

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日本においては戸建て住宅割合が89.6%と共同住宅の6,4%を大きく上回っています。
ちなみにアメリカは戸建て住宅65,5%、共同住宅24,1%です
韓国では戸建て住宅64,2%、共同住宅26.7%となっています。
これから先、日本においても戸建て住宅の割合が減少していく事が予想されます。

住宅の着工数が年々減少してきています。
年を追うごとにに私達の手に届かないものと化している状態です。

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住宅を販売してきた人間として思う事です。
住まいづくりは夢づくりでした。
夢づくりのお手伝いをすることは仕事の何よりのやりがいでした。
お客様の一生で一番大きな買い物のお手伝いをしてきました。
頑張れば何とか理想の住まいが創ることが出来ました。

住宅が夢から夢でなくなっていく状況になろうとしています。
現実として災害国である日本の家は頑強さも要求されます。
「手取りを増やそう!」というテーマで国民民主党が議員数を4倍に増やしました。
国の住宅施策にもいろいろと期待したいこともあります。
日本国民の年収が増えていき、努力次第で住まいが現実化できるような現実を望んで止みません。

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「家」は日本人の家族の幸せの根幹であるように思います。
戸建て住宅が建てられる時代が継続してほしいものです。


カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
選挙の結果で政治の世界が変わろうとしています。
与党・野党が競い合うことは民主政治の素晴らしいところでもあります。
個人的には投票率が先回よりも低くなっていたのが残念でした。
私達の明日の為にも政治に関心を持ちたいものです。

企業にあっても絶えず変化をしていく事は不可欠です。
社員さん達の「仕事へのやる気」を喚起させていく事も管理者の必要条件のような気がしてなりません。

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現在、僕の仕事にはマネージャーやリーダー対象が多くあります
顧問会社においては経営トップに対しての提言をさせて頂いています。
机上の空論は一切なく、あくまでも具体論・現実論が僕の何よりの特徴です。

最近の研修の中でリーダーたちに対して質問しました。
ブログを目にしておられる皆さんにもこたえて頂こうと思います。
皆さんはさてどのくらいの「はい」があるでしょうか・・・?

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1、信頼関係について
・好き嫌いでメンバーと接しない
・自分に非がある時は頭を下げる
・メンバーに安心して仕事を任せられる
・最近の若者のファッションや流行を理解できる
・理性的にメンバーを叱ることが出来る


2、組織において
・様々なグレーンを持っている
・会社の経営方針を把握している
・自分の役割をしっかりと認識している
・メンバーの価値観や意見を認められる
・理不尽な事に対しては戦うことが出来る


3、認められるリーダーになる
・将来への夢を語ることが出来る
・プロの自覚を持っている
・メンバーの前で暗い顔を見せない
・ささやかな事であっても「ありがとう」と感謝の言葉を口に出す
・メンバーに対して自分から声掛けする
・自分の強いポリシーを持っている
・感情のコントロールが出来る
・メンバーの意見を仕事に活かす


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マネージャーやリーダーも人間ですから全て「はい」ということは難しいでしょうが、立場や役職が人を創っていく事も現実的に考えられます。

仕事上、多くの企業に顔を出させて頂いています。
そういった中で思うことはリーダーやマネージャーがしっかりと企業の中で牽引役をしている企業は経営がしっかりとしているという事です。

顧問先の企業様からは僕に対してそういったけん引役である強いリーダー、マネージャーを作って欲しいとの依頼もあります。

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この先、日本の企業にとっては先の見えない不透明な状況が予想されます。
多くの企業において社員さんのレベル差はそんなに感じていません。
やる気ある社員をいかに築いていくかが求められていると感じています。
強いリーダーの更なる出現を期待してやみません!!




カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
僕の心の中には日本人の生産性を高めて、強かった日本をもう一度との夢があります。
今回のセミナーでもいかにマネージャーやリーダーがメンバーの心に火を付けてやる気を向上していこうという話をしました。

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ご縁を頂いて多くの企業の顧問の仕事をさせて頂いています。
その顧問会社の社員さん達にお聞きします。
会社に顔を出すのは楽しいですか?
残念ながら答えがイエスではない事が多いのです。
ノーであるとも思いませんが。
働き方改革で業績が落ちたら残念です。

会社に出社する事が楽しくならないのでしょうか。
僕が、私が、会社に行かないと(会社で仕事に向かわないと)会社が大変な事になってしまう、つまりは自分が会社に行って仕事に就くことが必要で、自分が会社に行かないと会社が大変になってしまう…となればいいかもですね。
自分の役割、存在感が重要です。

言い方を変えて自分の会社が好きですか?従事している仕事内容は好きですか?
どうでしょう。
果たして「はい」という答えが返ってくるでしょうか?
是非とも「はい」と答えが返ってきて欲しいものです。

会社を好きになるかどうかの答えの一つに会社が自分と同一化しているかどうかということが挙げられます。
経営に自分が参画していると感じると、会社との一体感が出ると思われます。

では、どうしたら経営参画型になるのでしょうか?
経験から申し上げれば、社員さん一人一人の意見を聞くことではないでしょうか。
そしてそういった意見を仕事に取り上げていく事ではないでしょうか。
僕の経験ですが、初めて支店長としてマネジメントを任されたとき、最初に社員さん全員から「改善点」を挙げてもらいました。

全員の意見を聞いて、緊急度、重要度、必要度等を考えた上ですぐ実行しました。
社員さんの上げて頂いた改善案の中で素晴らしいものは表彰もしました。
社員さんが良い会社にしていこうと考えている事実が理解できて嬉しかったですね。
みんな、心の奥底では仕事で頑張って実績を上げ、ボーナスももっと欲しいと考えている事もいい感じに思えました。

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次には5S運動を取り入れました。
整理・整頓・清掃・躾・清潔の5つのポイントです。
また日頃から思っておられた無理・無駄・斑について社員さんの御意見を伺いました。

様々な改善が利益を生み、生産性を高め、モチベーションを挙げ、福利厚生面の充実にもつながり、社員が元気になり、職場が明るくもなり、お客様からの評判も良くなり。業績の大きな向上に繋がっていきました。

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社長にあってのお客様は社員さん達です。
また会社に出入りされる取引業者の皆さんたちです。
そういったお客様である社員さん達が社内で気持ちよく働いていただくことは社長にとっては何よりうれしいものであるはずです。
ちなみに会社としてのお客様は自分たちの商品を購入していただくお客様方です。

社員さん達が活き活きと仕事に向かえば必ず業績アップになっていくのではと信じています。
会社へ顔を出すのが楽しい、他の社員さんと会うことが嬉しい、やっている仕事にやりがいを感じるとなれば、仕事場が盛り上がるように思えませんか?

今の日本全体に感じる事です。
もっと仕事場に華を、もっと仕事場に熱を、楽しく仕事をする工夫を考えたいものです。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今まで顧問として関わらせて頂いた企業様は延べにすると50社ぐらいになると思います。
そのほとんどが住宅会社です。(90%ぐらいですか)
一番長くお付き合いさせて頂いた企業は13年に至ります。
そして、ほとんどの企業において2年以上毎月顔を出させて頂きました。
最初の顧問契約で、毎月2回顔を出す事と2年以上継続していく事を約束事にさせて頂きました。

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あえて正直に申し上げると、残念ですが、かかわりを持った全ての会社が業績アップしたわけではありません。
但し、90%は業績が右肩上がりになったように振り返ります。
費用対効果という言葉がありますが、個人的には随分と貢献させて頂いたのでないかと自負しております。
顧問契約終了後送別会を開いていただいたり、わざわざ御礼のお手紙をもらったり、2年の約束事が13年まで延長したり、再度顧問契約をお願いされたり…有難いと感じたことも多々あります。

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では、 どうして業績が向上したのかと分析をしてみます。
1、机上論ではないという事。
実際の27年間の実務経験が役立っていると自負しています。
あくまでも現実的なコンサルティングであるという事です。
私は机上論を唱えるコンサルタントではありません。
2、顧問先の社長が私の話を真剣にお聞きくださり、実行に移されたという事
社長であろうとも従順に人の話を聞かれ会社のかじ取りをすることは大切ですね。
3、社内の一体感、コミュニケーション度が上がったこと
大きく言えば「集団」が「組織」に変化していったという事です。
4、変化を恐れなくなったという事です。
刻々と変化していく世の流れの中で企業の変化も必須です。
一番楽な事は変わらない事ですが、しっかりと変革する意思が重要です。
5、抽象論でなく、具体論で論議するようになったこと。
日々、何をやるかという事を決めた上で、実行し検証した事。


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そういった中で分析すると一端業績向上した企業が、その成長についつい油断をしたのか、その後伸びが鈍化して以前の状態に戻ってしまった企業もありました。

業績が良くなると、社長をはじめ幹部が、よく言う天狗になってしまって人の話を聞かなくなる傾向があるようです。
私としては残念でしたが、どうやら人間はそういうところがあるのかもしれません。

逆にこちらが重要視した基本業務の徹底を成し、社内の結束度を強くし、顧客目線で仕事をするようになった企業様は、進捗率が大きく業界の中でも大きく飛躍しました。
エリアの中で地域に密着し、地域の特性を認識して(様々なマーケティングを成して)活動された企業は新たに地域基盤を強くされたようです。

企業はトップ次第で随分と業績が左右されるとつくづく感じています。
もっと言えばチームはリーダー次第で向上したり、衰退したりもします。
「企業は人なり」とはよく言ったものです。

顧問会社の中には、僕が随分と感心した企業もありました。
まさに住宅会社の本来あるべく姿であると思わせる会社でした。
その中には営業職が存在しない会社も存在しました。
この企業の社長の話では紹介営業が身についていて、地域の人たちから当たり前のように声がかかると言う事でした。
もう「素晴らしい!」ということ以外ありません。

全員が営業という会社もありました。
地域の人から愛される住宅会社でした。
設計や、工事担当者が営業業務もかねておられました。
僕の目で判断しても、その仕事量は半端ないものでした。
少数精鋭で驚きの売り上げや利益を上げることが出来ました。
その社長や社員さん達の一体感は他に類を見ません。

いろいろと企業を見てきて思うことは、企業格差というか、温度差がくっきりとあるという事です。
会社に顔を出せばどんな社員さんも仕事をしていると考えるものです。
ところが果たしてどれだけの社員さんが生産性の共なる業務をこなしているでしょうか?

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トップは、リーダーはこういったところを直視することが大切ですね。
結果が出る為に、どういう仕事をしていくか・・・。
毎日の計画・実行・検証の徹底、社員さん一人一人のモチベーション、経営参画…すべてはトップの毎日の指導実践から始まると言って過言でないように思えてなりません。


カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
今月17日に一般社団法人「中部産業連盟」で10:00~17:00迄セミナーを実施いたします。
テーマは『ここが違う!営業マネージャー成功の極意』です。

講義時間は長いのですが、今まで15年間セミナーを実施して、何より嬉しい事は受講者の方々からあっという間の1日だったというご意見をお聴ききすることです。
実は僕自身も物理的には時間が長いと思っています。
体力的にも「大丈夫かなぁ・・・」と若干の不安も正直あります。
事実、この数年はイチローさんではないですが、ユンケルを1本飲んでモチベーションをあげてセミナーに臨んでいます。

そういった現実もありますが、高い受講料を支払ってまでも話を聞きに来られた皆さんにセミナーに顔を出してよかったと感じて頂きたいという気持ちがあります。

僕のセミナーの講義内容の大きな特徴は何かと言いますと、俗にいう「机上の空論」がないという事です。
実際自分自身が経験してきたこと、現実論が全てです。
だからというわけではないですが、どんなに美辞麗句であっても「出来ない事は言わない」、あくまで現実的・具体的な話をするということに徹底しています。
失敗論もお話ししますし、あくまで実際に経験した事実をお話しします。
言葉に重みがあると自負しています。

今回の内容の中でかつて東京支店長時代に実施した世代別グループ営業活性化がありますので紹介します。
ユニークな研修という事で営業本部でも取材されました。

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全体の営業社員を4つのグループに分けました。
① サークルK会 入社1年から6年までの社員さん
② セブンイレブン会 入社7年から11年度の社員さん
③ ファミリーマート会 入社12年目から18年目の社員さん
④ ローソン会(老尊会)入社19年目以上の社員さん


それぞれが活性化を目指して(もちろん業績向上も目指して)コミュニケーションしていこうという主旨ですが、今回は年長者が集まっているローソン会について、どんなことを実行したのかをお話いたします。

当時は今と違うのは僕の会社は退職年齢が60才でした(現在は65才)
ローソン会に属している社員さんは45才から53才のメンバーで構成されていました。
名前のごとく老いを尊ぶ会でもあります。
ではそのローソン会ではどんなことをしたかというと・・・
1、年金勉強会(退職後、自分がいくら年金が受給されるのか意外に知らない)
2、山登り(すぐそばに高雄山がありました)
3、テーブルマナー勉強会
4、パソコンマスター(苦手な人が多かったです)
5、ラップを歌うカラオケ大会
6、温泉入浴と癒しのマッサージ
7、若い人との楽しい会話
8、麻雀大会、
などでした。

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いつもは厳しい営業の叱咤が当たり前の時代でしたが、それとは裏腹におもしろおかしく遊び感覚を導入したこれらの研修は、それなりに効果を上げたことは言うまでもありません。

参考に一番の若手の集まりのサークルK会では
おかまさんから営業手法を学ぶという「ゲイバー研修」なんて言うのもありました。

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カテゴリー:自由
author: Masahiko Kato
ほとんど毎日、ウォーキングで自分なりのリハビリをしています。
イヤホーンから聞こえてくるのは吉田拓郎、「♪今日までそして明日から」です。

「あなたは放浪癖があるから・・・」かつて母親に言われたことがあります。
振り返れば高校1年時のクラスメイトとの旅から始まって、その後はヒッチハイクでの一人旅、シュラフとリュックを背負って、固形燃料や食料も入れての彷徨いが始まりました。

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高校はもう義務教育ではないからと、ちょいちょい学校をサボタージュして夜中に家族に気づかれず静かに家を出ていたなんてこともあります。
学校は何とか最低の出席日数だけは確保して何とか進級はしていました。
唯そんな日常でしたから当然ながら成績は悪く、通知表で初めて学科によっては5段階評価の1の評価もあり、2年からは進学コースに入れなく女子の多い短大クラスで学ぶことになってしまいました。
両親は共に教育に従事していたのにも関わらず、僕の我儘を放任してくれていました。
感謝しかありません。(今も毎月1回のお墓参りは欠かしていません)
とにかくあの頃は怖いものがなかったですね。
金はないから取られるものは無いし、体は健康そのものだし、好きな時にふっと誘われるように、ガソリンスタンドなどで運転手さんにお願いして乗車させてもらいヒッチハイクの旅を繰り返していました。

高校2年次の文化祭に「旅のエッセイ」と名付けた書き物を出店した思い出がありますが、その中に「将来旅を日常化したい」という思いを綴りました。

高校卒業と共に、まずは社会人経験をと大阪で開催されていた万国博フランス館で働きました。
18才ですから一番の若手、至らない事が多かったと思います。
先輩たちは何かと親切に教えて下さいました。
多少ともグローバルなものの見方が自分の中に芽生えたのは万博で小さな世界を見たことに影響されたかもしれません。
いい経験でした。
その後、今でいうフリーター感覚で浪人生活を送りながら名古屋でお医者様の家に間借りして河合塾で1年半、当時弁護士になりたいと、また東京か京都か迷った挙句一端は法学の道に進みました(中央大)
ところが周囲はねじり鉢巻きで朝夕机に向かう学生ばかり、勉強についていけず挫折、その後はマスコミ関連に魅せられて文学部哲学科社会学専攻の転部試験を受けましたが不合格、法政大社会学部の2年次編入試験に受かって入学金は2度支払いました。(親不孝な息子です)

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1ドル360円の時代はさすがに海外旅行というわけにはいかず、また英語が苦手だったという事も行かなかった理由にあったように思います。
その代わりというか国内の無銭旅行だけは随分と数多く行かせて頂きました。
北海道・礼文島・桃岩のてっぺんで野宿した思い出をはじめ、冒険に近い旅の連続だったような感がします。
その分大学には顔を出す機会が少なかったように記憶します。
それでもゼミ(マス・メディア)とサークル活動(広告研究会)だけはちょいちょい顔を出していました。
東京での生活は経済的には結構大変で4畳半8000円の古いアパートに居を構えながら銭湯に通い、共同トイレ、アルバイト生活で生活していました。
まさに「神田川」の世界でした。
フォークソング全盛時代でギター片手によく歌ったものです。
吉田拓郎の曲は今もウォーキングの際にイヤホーンから流れる定番となっています。

就職時は大不況、目指していたマスコミ関連も志望していた東海テレビ、中日新聞は採用なし、広告代理店は5次試験(最終面接)で落とされる始末、1月まで就職が決まってない折に偶然空を見上げた時に積水ハウスが「セキスイハウス」と大きく書かれた飛行船を飛ばしており、これからは住宅業界が伸びていくに違いない。
この業界がいいかもと入社に及びました。

積水ハウスへ入社して驚くことばかりの日常でした。
仕事、仕事の毎日の連続でした。
働くことが美徳、僕もいつの間にか猛烈社員の典型だったようにも思います。
とにかく忙しい、大変、寝るのも惜しんで働いたように感じます。
だからでしょうが、業績も上がりました。
「住まいの参観日」を企画・立案、全国トップの支店業績等・・・。
社員さんが本当によく頑張ってくださいました。
そのお陰で本当にたくさんの思い出が業績されています。
変化の多い毎日、思い出がいっぱいの凝縮した日々でした。

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積水ハウスでの経験を糧に起業して20年前から全国での仕事を頂いています。
沖縄県だけは仕事していませんが、後の46都道府県はご縁を頂き、またそのうち約半数で顧問の仕事もさせてもらって、全国各地の旅をさせて頂いています。
新幹線乗車とホテルの宿泊数は数え切れませんね。
会社員時代には48回にわたって海外の旅も経験させてもらいましたし、起業してからの10年間は年間150回ほどのホテル宿泊、まさに旅から旅への放浪生活でした。
まさに感謝・感謝の毎日でした。

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コロナ禍に合って生活形態が変化しましたが 「一期一会」のたくさんの御縁を頂き
感謝の人生を送らせてもらっています。

現在は2年前に大きな手術をしましたので健康面での問題もありますが、リハビリを重ね回復基調にあります。
おこがましいと言われるかもしれませんが、出来ればもう少し社会貢献したい、自分の中で心の旅をしていたいと感じています。
まさに放浪人生だったように思います。
我儘を貫いてもう少し、可能ならば社会貢献も含めて放浪してみたいと思っています。

「今日まで、そして明日から」のメロディが流れています。