2024年 03月の記事

March 2024
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
♪ 風の中の昴 砂の中の銀河 みんな何処へいった 見送られることもなく♪
中島みゆきさんの歌が流れテレビに夢中になった番組が存在しました。
「プロジェクトX」感動のドラマでありこのドラマのテーマは「思いはかなう」でした。

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振り返れば2000年3月28日から「プロジェクトX」は始まりました。
以降2005年12月まで全191本、視聴率は中高年を中心に徐々に上がっていき2001年は平均視聴率15%。2002年には20%、僕も真剣にテレビにかじりついた番組でした。
このプロジェクトXが新バージョンとして2024年4月6日から18年ぶりに再スタートするそうです。

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懐かしいですね。
当時NHKの司会は国井雅比古アナ、久保純子アナ、膳場貴子アナだったように記憶します。
素晴らしいメンバーたちでしたね。
またナレーターの田口トモロヲさんにも魅力を感じました。
番組のラストに中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライト」♪旅はまだ終わらない・・・が流れるのも印象的でした。

日本人が様々な分野で挑戦し成功を勝ち取るという、まさに日本が世界にその存在価値をアピールした昭和から平成に渡るドラマの展開だったような気がします。
例えば、マツダのロータリーエンジン秘話、新幹線を作った男たちの物語、窓際族が世界規格を作ったVHS開発、黒四ダム断崖絶壁の難工事・・・心を揺さぶられるドラマの連続に自分の中の熱い血が騒いだものでした。

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時折このブログ内でも書かせて頂いていますが、いつの間にか日本人のやる気度が落ちてきている現実には心なしか残念な気持ちでいっぱいです。
世界の中での日本人の存在感が薄くなっていくような懸念があります。

若い人たちがもっと夢を抱き、生きていく喜びをしっかと掴むためにも、日本人捨てたものじゃないぜといった新たなプロジェクトXに期待したく思います。

新プロジェクトXにはヨーロッパから帰ってくる有馬嘉男アナと森花子アナが総合司会を担当します。
第1回の4月6日には東京スカイツリーの物語、2回目はカメラ付き携帯電話の話が予定されているそうです。
最近はテレビよりもユーチューブという人も多くなってはいますが、是非期待して観ましょう。

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僕がよく見るTV番組として「カンブリア宮殿」「ガイヤの夜明け」「情熱大陸」「プロフェショナル」などがありますが、4月から新たに「新 プロジェクトX」が仲間入りすることになります。

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ただ一度だけの人生です。
後悔だけはしないように・・・。
夢中になるモノを見つける事、挑戦する気持ちを持ち続ける事、「思いを叶える」努力を惜しまないで生きていきたいものです。
旅はまだ終わりません。


カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
コロナ禍で止まってしまっていた講演が少しづつ再開してきています。
有難いことですね。
オンラインの講演やセミナーもいいのですが、やはり受講される方の顔や反応がはっきりしないので、もう一つしっくりこないのが現実でした。

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講演やセミナー講師を随分とやらせていただきました。
その中には講演終了後、拍手が鳴りやまなかったり、スタンディングオベーションをして頂いたり、本当にありがたく、講師の僕が感動する事もありました。
こういった場合は心底受講者の方々に感謝です。

この機会に笑い話になるかもしれませんが話をしやすい時のシチュエーションとそうでない時の状況をお話しします。
やりやすい場合、講師と受講される方々の距離が近い事、高いところから話すのでなく床がフラットの関係がいいですね。
人数が少ないセミナーの場合などは、予め受講者と名刺交換をしてコミュニケーションしておくと話し易い事も事実です。
逆に話しにくい場合はというと、高い場所から見下ろしたように話すパターン、会場が暗くて講師の僕だけが明るい状態、もっと言うとスポットライトを当てられてお話したことがありますが、もうこれには参りました。
会場の受講者の誰一人として顔が見えないわけです。
これはやりにくいものです。(本当に話しにくくて参りました)

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受講者の方が僕のつたない話であっても頷いて下さると嬉しいものです。
(もっとも頷きすぎて眠られては困ります。僕の話ではまず眠る事はありませんが)
そしてそういう方には出来る限り「嬉しいです」と言って褒めるといいですね。
講演の中で皆さんに手を挙げてもらったり、インタビューしたりして参加型でお話しするのもいいですね。
結果として評判がいいということになります。
僕も講演後のアンケートが楽しみになります。

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受講者の方々と一つになる事を考えます。
どうしたら満足度の高い講演やセミナーが出来るかをいつも意識します。
ウソを言わない、実体験を話す、興味を持ってもらう、パワーポイントにも工夫を凝らす…色々とありますが、受講者の立場になって話すことが重要だと思われます。

そんな僕ですが、実は講演の前には多少とも緊張します。
その緊張を緩める方法として少し早く会場入りして会場を観察する、早めに来場されておられる受講者の方に挨拶しておく、もちろん主催者にも。
イチローさんではありませんが、ユンケルを1本飲んでおくのも時々実行しています。

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講演やセミナー会場が一つになる事は実に気持ちがいいものです。
「実にいい話だった」
「ためになった」
「本を購入したい」
「また別の話を聞きたい」
講師の僕は当日、サービス精神を発揮して全身を使って全力でお話しします。
話し終えた後、一気に疲れが来ますが、それはそれで「心地よい疲れ」です。
講師冥利に尽きる至福のひと時でもあります。



カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
ここの所、暖かな日々が続いています。
仕事に出るときコートを着ていこうかどうか迷う事もしばしばです。
特に僕の場合は全国各地に顔を出しますので温度差もあり困惑する場合もあります。

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この様子だと桜の開花は今月末辺りなのでしょうか?
友人と花見を計画しています。
4月に入ってからの予定ですが、どんな状態になるかどうかこればかりはわかりませんね。

日本という国はありがたい国です。
春・夏・秋・冬という季節がはっきりと存在する国でこういった気候風土が日本人の勤勉な国民性を作ってきた要因だと言えます。
季節の流れが速く明確ですので「今日やる仕事を明日に伸ばす」と、事すでに遅しということになってしまいがちなんですね。
タイミングが大切で今日の仕事は必ずその日のうちに終える癖をつける必要性があるわけです。

さて仕事柄全国各地のいろんな企業様へ出向きます。
訪問先の企業が業績が良いか否か、ほとんどが最初の印象で理解できるものです。
これは一般の商売にも言える事です。
宿泊するホテルも「お疲れ様です。おかえりなさい」でお迎えして下さり「行ってらっしゃいませ」でお見送りして下さる素晴らしい対応の従業員さんのおられるホテルも現実に存在します。
そんな時、決まって(ああこのホテルにしてよかった)と思える瞬間でもあります。
…ですから各会社にあっても受付の方の対応も重要と言わざるを得ません。
「よくいらっしゃいました、お待ちしていました」という態度が、そのしぐさや言葉、挨拶に表現されることが肝心ということになります。
受付の社員さんは派遣社員さんであることもしばしばですが、大切な第一印象で企業が判断されるポジションです。(ここで他企業との差別化をしましょう)
気持ちの良い接客に心がけたいものです。
ご指導宜しくお願い致します。

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そういった最初のイメージや、出会う社員さん達の対応で殆ど業績の良しあしが解るものです。
しっかりとご案内して下さる受付の方や、社員さん達の明るい挨拶や笑顔などに接すると「ああこの会社は良い会社だな」と思えるわけですし、往々にしてそういった企業様は好業績である場合が多いのはまぎれのない事実です。
つまりは業績と挨拶は相関関係にあるという事でしょうか。

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凡事徹底と言いますが、挨拶は大切です。笑顔も重要ですね。
サラリーマン時代、支店に来店されるお客様に対して全員が立ち上がってご挨拶をするように心がけた思い出があります。
特にお帰りの際はお出迎え以上に気持ちを込めてお送りしたように振り返ります。
「出迎え3分に見送り7分」という言葉がありますが、まさにそういった対応が業績にもつながっていったように思えてなりません。

お客様から「お宅の会社はいい会社ですね」といったお褒めのお言葉もいただくこともしばしばで、また競合の際にもこういったことが、他社との差別化になって契約に至ったことも現実にありました。

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整理整頓もその類ですね。
5S運動などもその類ですが、時間の効率が上がり、スピーディな仕事が可能になりこれまた業績向上に大いに役立つものです。
企業に在っては今年は随分とベースアップの会社も増えています。
給料が上がる事のみならず、社内の様々な改善運動や、顧客への対応にあっても、給与改善の効果が出るようにお願いしてもらいたいものです。

日本の企業の力が落ちてきている感じが払拭できません。
気持ちの良いことが企業の風土を変えていきます。

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ここへきてトヨタ自動車関連の企業が問題を起こしています。
奥田章男会長は「肩書で仕事をするのではなく、役割で仕事をしよう」と社員さんたちに呼びかけておられました。
どんな素晴らしい企業も時間と共に腐敗もしていくものです。
「変化」の重要性、「改善」の大切さをしっかりと身体に感じながら健全な明日に歩みを進みたいものです。

カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
3月8日、岸田首相が建設業界関係者との意見交換会に出席し。建設業について「未来への前向きな「新3k」を口にしました。
「新3k」とは何でしょうか?
「給料が良く、休暇が取れ、希望が持てる」産業という事らしいです。
その為に建設業各社に対して5%を上回る賃上げの実現を要請しました。

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建設業については、重層的な下請け構造が進み、多くの労働者が中小零細企業で働いていると説明、エッセンシャルワーカーでありながら長年低賃金状態だった訳で「きつい、汚い、危険」の3kと呼ばれていたわけですから随分とイメージが違う内容です。

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この日僕は久しぶりに近所のナゴヤハウジングセンター春日井展示場を訪ねました。
懐かしい積水ハウスと、アイ工務店、渡邊工務店、スウェーデンハウスに顔を出させていただきました。
皆それぞれにかつて仕事の関わりがあった会社です。
積水ハウスでは、3月8日から3月10日まで『住まいの参観日』がちょうど開催されていました。(8日は法人向け催事の様です)
正直なところ『参観日』は随分とおとなしくなった感がありました。
(もっとも、9日・10日は盛り上がるのかもしれませんが・・・期待しましょう)
かつての『参観日』は随分と盛り上がって大きなお祭りと言ってもいいものでした。
取引業者さんと社員、オーナーさん達が一体となったワクワク感、ドキドキ感のあるビッグイベントであったと言って間違いありません。

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久しぶりに顔を出すと知り合いの社員さん達も転勤になっていたりして、時の流れを感じてしまいます。
何か「兵どもが夢のあと」的な感覚もあり、寂しさも感じてしまいました。

全体に大きなモデルハウスが増えてきています。
またモデルハウスの建て替えのスパンがかつてと比べて随分と長くなってきている感もありますね。(10年以上のものが殆どです)

ナゴヤハウジングセンターは一般社団法人として日本でも老舗の住宅展示場です。
1971年に開設されたのですから50年以上の歴史を数えます。
春日井会場も1978年にオープンされ、僕もハウス部会長を経験させて頂きました。
随分とたくさんの思い出を作った場所でもあります。
大変だったことも随分と多くありますが、今ではみんな懐かしく貴重な想い出です。

今日顔を出した春日井会場で17年近く仕事をさせて頂きました。
多くのお客様との触れ合いがありました。
自分の仕事が少しでもお客様の幸せに繋がるものでありますようにとの想いで、がむしゃらに、ひたむきに仕事に向かったと自負しています。

給料が今よりもっと良くなり、休暇がしっかりと取れ、希望に満ちた業界が現実となるかどうか・・・少なくとも現実的には休暇は取れるようになってきています。
給料については…もう少し改善されるといいですね。
希望に満ちた業界であるかどうかはこれからの課題でしょう。

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世界がどう動いていくか?
私達の住むこの地球が今後どうなっていくのか?
グローバルな視点でいろいろと考える時代になってきています。

「やる気」ある住宅業界の社員の力で「お客様の夢の実現」と「社員や業者さん達の幸せ」に向けて努力したいものです。

カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
早いですね。もう3月です。
年々時間の経過が早くなっていく感覚があります。
世間の様々なしがらみとは別に梅の花が咲き始めています。
時間の経過とともに桜の季節にもなっていくのでしょうね。

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桜の季節には企業には希望を胸に新入社員さん達が入社してきます。
僕は新入社員さん達が大好きです。
住宅新報社さんから『住宅業界の新入社員が1年でトップ営業になる方法』なる書を出版もしています。(マンガ本で読みやすい内容ですのでご一読ください)

そういった書は自分の経験から書かせていただきましたが住宅展示場の店長時代、当時の上司から、「加藤君は新人を育てるのが上手い」という事で10年間続いて新人さんを受け入れました。
上司からそういわれると期待に応えたくなりますよね。

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3年目の新人さんが現在積水ハウスリフォームの社長になって大活躍中の西野一之君です。
全国のリフォーム会社の中で第1位、2023年度は1659億円の売り上げを挙げています(素晴らしいですね、僕も嬉しい限りです)
西野君以外にもたくさんの新人さん達が1年目から大活躍をしました。
その理由はというと先輩のしっかりとした真似をしていただいたからです。

よく様々な企業の人事担当者さん達から「新人は育つのに時間がかかる」という声をお聞きします。
僕に言わせれば新人さん達ほど魅力のある人たちはいません。
なんといってもやる気があります。
純粋です。
従順でもあります。
元気です。
将来性も抜群です。
ただ知識がないだけです。
ですから先輩の真似を徹底的にしていただきます。

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真似をすることは恥でも何でもありません。
好事例があれば素直にその通りを真似すればよいのです。
やってみてどうしても障害が出たり、合わないのであれば辞めればいいのです。
伸びる会社とそうでない会社の差はこういったところに出てくるものです。

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かつてマネージャー時代、『創造は模倣から始まる』をモットーに業績の良い社内のチームや他の支店に多くの社員さんを連れて勉強に行きました。
自分だけでなくみんなで出かけたことも成功要因の一つですが、すぐさま真似をして自分たちの出来る事を実行に移したことが良かったようです。

エリア性や環境、状況の違いもあってすべとを真似するというわけにもいきませんが受け入れるものが数多くありました。
真似する事から学習してレベルアップに繫がりました。
まさに真似が創造への新たな道を開拓してくれたわけです。

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真似できる事は大きな能力です。
人間としての成長や企業の業績向上のために純粋になって成功事例を真似されることをお勧めいたします。