コンサルタントとして所属している組織の勉強会に参加しました。
たまたまでしょうがパネラーとして選ばれてパネルディスカッションをすることになりました。

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多くの方に見つめられている状態で僕を含め5人のパネラーが話し合いを始めました。
…が、正直しっくりときません。
理由は明確でした。
サラリーマン時代、実務をこなしてきたのは僕一人、他の方々はコンサルタント会社にお勤めの方々ばかりでした。
机上論を言う方々の中で僕だけが現実論・具体論をお話しいたしました。
意見をお話しした最初、多少違和感がありましたが徐々に実務経験の力からか、真実味のある言葉として伝わっていったように振り返ります。

こういった経験は他にも何度か経験したことがあります。
住宅業界にもさまざまなコンサル会社が存在します。
確かにそういった会社の規模は大きいですから情報の量は数多くお持ちです。
ただ、お話をお聞きしていると「そんなことはとてもできませんよ…」といった話がちょいちょいと出てきます。
「あなたは経験なさったんですか」とお聞きしたくもなります。

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また実務で成功なさった方の営業手法のお話も注意しないと住宅業界に通用しない事も多々あります。
人が人生において、おそらく一番大きい買い物になるだろうという住宅は一般的には「会社信頼」や「営業信頼」が求められるといっていいでしょう。
後々クレームにならないような対応が求められます。

早ければいいといった感じの「説得型」の営業スタイルはコンプライアンス上の問題にも該当してくることもあるでしょうし、私達の住宅営業はじっくりと顧客満足をも考えて「納得型」「満足型」で接したいものです。
クーリングオフの適用になったり、のちのち「解約」になっては元の木阿弥です。

「例外のない規則はない」と言いますが、分譲住宅などは少し様子が違ってきたりもします。
またデザイナーズ住宅やローコスト住宅なども営業スタイルが独特なものになる事もあります。
つまりは絶対というものはないんですね。

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営利を目的とした仕事であっても、忘れてはならないのは「お客様」です。
お客様目線で一緒になって考える事は忘れてはならないように思います。

僕の口グセでもありますが、「現実的」「具体的」に対応していく事が大切に思われてなりません。
ディスカッションも現実的な討論の場になって頂くことが不可欠ではないでしょうか。