皆さんご存じのように僕は積水ハウスの営業マンから出発しました。
コンプライアンスなんて言葉がなく、とにかくがむしゃらに仕事に向かった時代でした。
「 昨日徹夜して仕事頑張りました。」そういった行動に「よくやった」などと褒められもしました。
ウソのような話ですが当時は「血の小便を流せ!」などと口にする上司もいました。
残業やパワハラも当たり前の時代だったような気がします。
褒められることは極めて稀で、毎日毎日が叱られぱなっしの日々でした。
積水ハウスは今でこそ、イクメン企業などで脚光を浴びてはいますが、当時は営業力の積水ハウスが何よりの「売り」だったのです。

現在の物差しで、昔の事についてとやかく言うのは良し悪しです。
そういう時代があったからこそ今の日本が存在もします。
高度成長が世界における日本の地位を高めたことも事実です。

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さて、最近テレビを見る機会が減ってきました。
というか、ニュースや報道番組、歴史もの、スポーツ番組は以前と変わらず見ます。
最近の「カンブリア宮殿」で、浅草の河童橋商店街にある「飯田屋」さんが取り上げられていました。
大正元年創業の若き6代目社長の数々の失敗から現在の成功に結びつけるまでの50分間でしたが、とても新鮮で食い入るように見させていただきました。
6代目だそうですが、まだまだ随分と伸びしろのある経営者という感じの人で、ユニークな外見もいい感じですが、徹底的に懸命に仕事に取り組む姿勢には感心させられること事大でした。

早速、詳細が知りたくてアマゾンで「リアル店舗の奇跡」(飯田屋の社長の著書です)を購入し読ませていただきました。
飯田屋のホームページにも出てきますが、社員さん一人ひとりの仕事に向かう姿勢がとてもいいですね。
かつて社員の半数が会社を辞めたいという状態だったこととは大違いで、現在の従業員さん達はみんながそれぞれに仕事を楽しみながらやってらっしゃいます。

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小さな会社ですが、社員さんやアルバイトさん達が社長から認められている、任されている、そして自由に生きている感じが伝わってきました。
付加価値の高い=お客様から求められる商品を置くようにしたという形はあるにしろ、お客様からも求められている大事な人となっている社員さん達を垣間見る事ができました。

本の中にも10人の社員さん達の全員でのショットが出てきますが、一体感がありますね。
またみんなの笑顔がはじけて、仕事がとても楽しそうです。

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僕のサラリーマン時代にタイムスリップしますが、かつて「人に会うのは楽しい事だ!、お客様に会うのが大好きだ!」とみんなで唱和して仕事に出かけて行ったことがありました。
お客様に会う。
お客様に関心を持つ。
お客様を好きになる、
お客様に一生懸命になる・・・
不思議ですがそういったお客様との触れ合いをしていると、お客様も近づいてきてくれて売り上げの向上に結びつきました。

人生を楽しむためには仕事を好きになる事ですね。
仕事を楽しむためには業績を上げることが不可欠です。
業績アップの要因の一つはお客様と会う頻度を上げることでもあります。


今よりちょっと努力してお客様と会う努力をしてみましょう!!