偶然ですが「コモアしおつ」が民放テレビで最近放映されていました。
ご存知ですか?「コモアしおつ」
とてもユニークな分譲地です。
…とはいうもののとても販売に苦戦した販売物件でもあります。

20190731-img_0_m.jpg 20190731-img_1_m.png
 
 実は山梨のマチュピチュとも呼ばれ、実はあの宮崎監督のアニメ「千と千尋の神隠し」の映画の舞台となった場所としても知られているんです。
 「コモアしおつ」は山梨県上野原市にあるニュータウンでバブル景気の真っ最中1987年青木建設が造成をはじめ1991年から積水ハウスが共同で分譲を開始しました。
 当時の価格が驚きの価格で東京への通勤圏ということで販売当時坪40万円、土地・建物で5000万から7000万円で販売されていた時期がありました。
 
 僕が赴任したころはバブルがはじけていてとてもそんな価格では販売できなく坪8万円で販売するのがやっとの状態となっていました。(バブル時代はほんとに異常でしたね)
 売れば売るほどに土地は赤字、販売に苦戦した思い出深い分譲地です。

20190731-sentochihiro1.jpg 20190731-201206080713319d0.jpg

 また途中で青木建設が倒産となり全体の分譲地管理は積水ハウスにゆだねられることになりました。
バブル時代のマンション用地を戸建て用地に切り替えたことで地域住民の方々から訴訟を受けたことも今では懐かしい思い出です。
ただし、2年間の間毎月1度の話し合いは感情的なものには発展せず、役員改選の時期に合わせてお互いの妥協点を見つけて僕の支店長時代に解決に至りました。
じっくりとお互いの意見交換をしたことが解決の原因だといえます。

20190731-yjimage.jpg-05243.jpg

 この分譲地、JR中央線の「四方津」駅から斜行エスカレーターで登っていきます。
日本一長いエスカレーターでもあります。
 上に上がれば閑静な分譲地、自然に恵まれゆったりとしていて1200世帯、3500人ほどの人が暮らしておられます。
今や皆さん方、この分譲地にすっかりと溶け込んで生活を楽しんでおられるといった雰囲気です。

 振り返ればこんな分譲地もあっていいですね。
今では夢を感じさせられる付加価値の高い分譲地だといえます。
いい分譲地つくりをしていきたいものです。