かつて積水ハウス時代に社内旅行で沖縄を訪れた際、各チーム対抗の余興で「貫一お宮」を演じた事があります。
「金色夜叉」ですね。尾崎紅葉の代表作でもあります。
当時の積水ハウスは伸び盛りの企業で活気がありました。
大爆笑を頂きながら「大喜劇」で社内旅行を大いに盛り上げた事が記憶に残っています。

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 その舞台「熱海」に1泊二日の小旅行ですが妻と二人で来ています。
かつては新婚さんたちも多かったことでしょう。
なんと、市章に温泉マークが入っているんですね。
温泉としては古く奈良時代に端を発するようです。
かつては5万人を超える人口時もあったようですが今や人口減少で3万6千人、静岡県の最東部に位置する情緒ある温泉街であることには変わりはないようです。
 車で走るとよく理解できますが熱海の街は道路幅が狭く高低差も大きくドライバー泣かせですね。

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 かつてと比べて観光スポットも変化してきてますね。
山際ではパラグライダーも見かけました。
高台にあるMOA美術館に顔を出してみましたがここはなかなか印象的な見どころですね。
徳島の「大塚国際美術館」とアプローチ部分がよく似ていて趣がありました。
イントランスを登り切ったところにある天井を覆いつくす万華鏡は見事です。
多様な色に変わっていく様はつい目をくぎ付けにしてしまいます。

  そんな中宿泊先のおもてなしに癒しを感じました。
ちょっと時期尚早かもしれませんが、ひたすら走ってきた人生そのものの癒しを求めているようなそんな自分がいることを感じることがあります。

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 美味しい食事や、温泉の湯もさることながら、おもてなしをしてくださる人の対応がいつも気になります。
室内外の感性にアピールするつくりも心を打ちます。
言葉がけや、しぐさの一つ一つが付加価値を高めているように感じることがあります。
いかに顧客を思い、満足から感動への対応を考えていくか・・・それによって宿の付加価値を高めていくかが重要な気がしてなりません。

 決して価格だけで測られるものではなく、人の温もりを感じさせるモノに感動を覚えることがあります。
 ドライな対応からもう一つレベルアップした「人のふれあい」が感じられる宿にはまたどこかで足を運ばせていただきたいと思う気持ちになるものです。

「住宅会社顧問」として、また「住宅コンサルタント」としての自分の存在価値もそんなところにスタンスを置きたく思います。