月初と月末は多少時間の自由が許される日が存在します。
今年からは休日をとれるようにスケジューリングしています。
自分自身の誕生日祝いを兼ねて2泊3日で伊豆と奥三河への温泉旅に出かけました。
(6月30日でまた一つ人生の足跡を残しました。)

 マイカーを使って新東名高速道路を使ってゆっくりと伊豆へと向かいました。
石川さゆりの歌「天城越え」の舞台でもあるこの地は数々の文学者たちの活躍の場であったことがうかがえます。
 島崎藤村、穂積忠、横光利一、井上靖、川端康成・・・などでしょうか・・・。
浄蓮の滝から天城峠に至る道程にはそういった文学者たちの記念碑が並びます。

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 宿泊した宿は日ごろの疲れを癒すには絶好の温泉宿でした。
11か所の湯どころは全て温泉かけ流し、館内のいたる所から目の前に広がる狩野川のせせらぎと四季折々の自然を感じることができ安らぎを与えてくれました。
チェックインしてから翌日まで10か所の湯に体を預けました。
また伊豆の食材を堪能しました。

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 2日目は伊豆から奥三河へと移動・・・。
途中、世界遺産の韮山反射炉と反射炉を作った江川英龍の自宅江川家を見学させてもらいました。
明治日本の産業革命遺産です。
製鉄・製鋼・造船・石炭産業、西洋技術を直接的に導入し日本の植民地化を防ぎ産業化を成し遂げたゆえんの建造物です。
ここで大砲を作っていたんですね。

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 越中富山から移築した庄屋の屋敷がこの日の宿泊の場でした。
まさに誰もいない宿といっても言い過ぎではありません。
ここにはテレビも時計もなく正直何をやったらよいか困惑しました。
用意されていたのは「退屈」という贅沢なひととき。
日ごろの喧騒から離れ、久しく忘れかけていた「無為有閑」な時間を味わいました。

 ゆるゆると時間が経過し、自分探しの旅を楽しませていただきました。
また一つ年を歩みました。
またこの日で2017年が半分消化しました。
早いものです。
明日からは九州と四国の仕事が待ち構えています。
健康に留意して新しい1年をしっかりと生きていきたく思います。(感謝)