アカデミー賞8部門受賞、ゴールデングラブ賞4部門受賞に輝く、話題の映画「スラムドッグ$ミリオネア」を鑑賞しました。

 多くの方が観られたのではと思いますが、物語は18才の少年ジャガールが。インドで大人気のテレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演、次々と難問を解いていき、番組史上最高額の2000万ルピー(約4000万円)まで後1問というところから映画は始まります。

 誰もなしえなかった快挙をスラム出身の、まともに教育を受けたことのない少年がなしえようとしている。そのことに焼き餅を焼き、背景に不正があるとにらんだホスト役の通報により主人公ジャマールは警察に逮捕されてしまう・・・・・・・・。

null

 その、日本版みのもんた役のホストを演じた俳優アニル・カプール氏が実は発展途上国の子供の生活環境向上の為に活動する国際NGOプランに出演料を全額寄付しています。「この映画自体が子供の人身売買やスラムで暮らす子供を取り上げているから、寄付は自然なこと、子供は搾取される存在ではなく、きちんと教育を受け、スポーツをしたり、遊んだりして、可能性を広げていくべき存在」と語っています。

 この映画を巡っては2人の子役の出演料問題や、人身売買疑惑など話題が豊富、「愛」と「運命」の映画と評されるこの映画の鑑賞をお薦めしたく思います。