「性善説」と「性悪説」お聞きになった方もあると思います。
「性善説」は孟子が「性悪説」は荀子が唱えました。

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 僕は自分の書の中で人は元来弱い存在だというところから「性弱説」という言い方をしたことがあります。
これは、どちらかといえば荀子のいう「性悪説」に値するのではと思っています。
「性悪説」は「人は本来弱い存在である」であるから「環境によってどのようにも変化していく」とつながっていきます。
 そして荀子は人は努力していくことで善を獲得することができる…と説いています。

 よく様々な企業でPDCAをしっかりやっていこうといわれます。
P=プラン(計画)、D=ドゥ(実行)、C=チェック(検証)、A=アクション=(次なる行動)
つまりは基本業務をきっちりとこなしていこうね…ということです。

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 幸いにして多くの企業様と関与させていただきました。
また積水ハウスのサラリーマン時代にも多くのことを学ばせていただきました。
結果として感じることは、大きな企業ほど、また堅実に実績を積み重ねている会社ほどこういった基本業務が日々当たり前にできているということです。
このPDCAのほかにも例えば5Sなどもそういったたとえに該当すると考えます。
5Sとは整理・整頓・清掃・躾・清潔を指しますが、これも会社経営にとっては不可欠であり重要な基本業務と位置付けていいかと思います。

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 顧問会社の社員さんから毎日日報が届きます。
毎日目を通させていただきますが、返事のメールを出すわけではありません。
時に電話をしたり、メールを打ったりする程度です。
そういった中で感じることがあります。
自分から率先して日報をメールして来られる方と、上司に言われていやいやながらやらされ感で日報をくださる方の大きく二つに分かれます。

 僕は個人的にはこれを「仕事」と「作業」に分けて考えています。
あくまで「仕事」は自分自身のために行う行為であります。
それに対して「作業」はやらされ感のあるものを指します。
日々のPDCAもまた自分自身の成長のために行う行為と考えます。

 また忙しい人ほど一般にしっかりと計画しそれを実行に移していくものです。
忙しいからそんなもの書けないという人は、まだまだ時間の効率的な使い方ができていないものです。
これは自分の経験からも明言できます。
多忙だった時ほど時間との戦いでしたから、しっかりと計画してそれを実行に移し、自己検証して、学習して次の行動へのステップにしていたと振り返ります。

 住宅営業時代、一番忙しかった時には契約して引き渡しまでのお客様が24組いらっしゃったことが記憶にあります。
この時は忙しかったですね。
こういった契約後のお客様以外にも当月の契約やアフターのお客様もありましたから大変でした。(もちろん充実感もありました)

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 人は成長していくことで仕事に喜びも生まれてくものです。
そして結果が会社や上司から認められるとさらに喜びが拡大します。
好循環の仕事のサイクルも出てくものです。

 上司から言われるからではなく、あくまでも自分のために仕事をこなしていきたいものです。
まずは、コツコツと基本業務から始めていきましょう。
勇気を出して自分のために最初の一歩を踏み出しましょう!!
応援してます。