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住宅会社の顧問として仕事を始めてからありがたいことに17年目に至っています。
最近のコロナ関連で全国への出張は随分と減少してきましたが、いままで230社近くの住宅会社に関与させていただきました。
 また顧問となった住宅会社も数多く数えることができます。
関与先の住宅会社の業績向上のパーセンテージが90%を超えていることが何より嬉しいことで、仕事冥利に尽きるといっていいと思います。

 そんな中で企業経営者である社長や会長から、後継者の育成について相談されることも時として出てきます。
 時には後継者を育ててほしいということから顧問となる場合も発生します。
 今回も後継者育成ということで顧問会社の社長から相談がありました。
振り返ればこの会社とのおつきあいもかれこれ9年になろうかと思います。
年間売り上げが30億を切っていたこの会社も今や70億を超える実績となりました。
また社員さんも66名だったのが現在は180名ほどになってきています。
この会社の社長にはいつも感心をするのですが、会社や社員さんを真剣に愛してらっしゃいますね。
仕事へのひたむきさ、バランス感覚など素晴らしいものをお持ちです。

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 さて企業が業績アップし、社員数も増えていく場合注意しなくてはいけないことは、社員数が多くなると一人一人の仕事量が減っていくことです。
つまり働かない社員が出てくることです。
 僕もまたかつて積水ハウス時代に指導されたことの一つに「大なる工務店になれ!」いうものがありました。
会社が大きくなると、どうしても大企業病なるものができてきてしまうものです。
いつも街中の工務店の気持ちになって仕事に取り組んでいくことが大切です。
今回は現在幹部候補生として目されているメンバーの経営勉強会を依頼されました。

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 現在90歳になられ、今もまだ存在感を示される鈴木の会長=鈴木修氏は「判断力」と「行動力」「決断力」があわされて初めて「経営力」になるとおっしゃっています。
鈴木会長は出身地が一緒(下呂市)また大学も大先輩(中央大法学部)になられ、恐れながら共通点を感じています。(僕は中央大法学部中退です)
 社内の大反対を押し切ってインドへと進出し大成功を収められたわけですが、なんとインドの工場へ200回以上も顔を出されたということです。
通常そういった場合観光にも行きたくなるものでしょうが観光は0ということでいかに仕事人間かがうかがわれます。(すごいですね)僕には到底まねができません。

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 今回、次期幹部の皆さんに課題として社長としての意識を持つために読書の課題を与えさせていただきました。
トップは働くことが趣味ぐらいがちょうどいいですね。
「従業員」「会社」「お客様」のためにいかに努力し権力を使っていくかが重要です。
松下幸之助氏。稲森和夫氏、丹羽宇一郎氏、永森重盛氏、豊田章夫氏、鈴木修氏・…様々な素晴らしい実績を上げておられている経営者の書を教科書にして経営塾として取り組んでいく予定です。