仕事の関係上東京、大阪を中心に全国各地を旅することが多くなっています。ある雑誌でベストホテルと言う特集を組んでいたので、そこに取り上げられていたホテルに泊まる機会を増やしてみました。値段の高いホテルがそれなりのサービスに努めるのは当たり前と言えます。いろんなホテルでお客様満足度を上げようとする試みをしています。宿泊費とサービスとの相関関係が興味深いのですが、大阪の某ホテルには感心しました。朝のバイキングがとにかく美味いし品数も豊富、従業員の態度もいいし満足度100%と言ってよいのです。またこのホテルのお客様に対するアンケートの内容がとってもいいのです。「アドバイスを頂けませんか?」という聞き出しも、よくある「アンケートに答えてください」と比べると心地よく、(アドバイスをしよう)と言う気持ちになってしまうのです。ホテルだけでなくレストランや旅館、そして住宅業界もお客様満足の向上に各メーカー真剣に取り組みつつあります。そんな中で思うのはお客様の立場に立ったアンケートの聞き出し、取り方が出来ているのかどうかという事です。案外メーカーの都合のよい、一方通行でのアンケートになっているのではとも思ってしまうのです。お客様満足度をあげていこうとする姿勢がアンケート用紙を見るだけで判断できてしまうのです。営利を目的とする企業にとってCS運動は目的ではなく手段であるにしろ、御客様の視点でどのように捉えていくかポイントになると思われます。お客様アンケートが氾濫状態になりつつある現在、上記のホテルのアンケートは自然体で答える事が出来たのが新鮮でした。