8月末から9月5日までアメリカ西海岸・オレゴン、フロリダ、コロラド、カリフォルニア州の住宅を視察して帰りました。帰りにはロスで爆発騒ぎがありトラブルもありましたが無事帰ってきました。今回の視察で感じたことは、豊かなアメリカの実態でありましたが、国土の広さをベースにして考えた場合、現状の我が国の住宅事情を単純に否定する事はできません。そんな中で、むしろ高齢者に対する配慮など日本のほうが進んでいるのでは・・とも思った次第でした。アメリカは土地の価格がいまだ上昇傾向であり、かつての我が国のバブルを髣髴させるような面もあります。ポートランド近郊で開かれていた『Street of doreams』はそんな雰囲気が漂っていて、今の私には魅力を感じるものではありませんでした。ただ、驚いたのは、見学するのに有料であるにも関わらず多くの人が次から次へと現場に訪れる実態でした。日本の住宅展示場が無料で門徒開放しているのと比較すると雲泥の差でありました。また見学する彼等の多くは購入者ではなく、あくまでも見学者なのだということが印象的でした。またラスベガス郊外の高級シルバー住宅には今後のグループホーム等にヒントを感じるものがあり、興味を注がれました。勿論視察したシルバー住宅のような高級な施設に入居できる人たちはおそらく一部の人たちでしょうが、65歳以上の人口が増え続ける我が国の将来にもより何らかの施策が必要なことは事実であります。住宅に携わる我々の課題と言えましょう・・・。