ここにきて台風や暑さが遠のいたこともあり久しぶりに妻と温泉に出かけてきました。
 最近は体調や仕事の関係もあっていつも直前になっての予約ですが、自分なりにいろいろと検索するとそれなりの行きたい場所が見つかるものです。
時間を見つけての宿探しもそれはそれで楽しいものでもあります。
 彼女(妻)の了解も大切なことで必ず打診します。
彼女の賛同があって二人の小旅行が魅力を増してくるものです。
彼女の喜ぶ顔を見ることの楽しみも僕にとって旅の喜びになっていることも事実です。
最近は単なる旅からもう少し自分たちの思い出を作る旅に変化してきているように感じています。

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 今回は宿泊先としては初めての山梨と、時々顔を出す伊豆を尋ねました。
宿泊先はどちらも初めての宿でした。
選択した宿はどちらも宿泊者の口コミランキングの高い宿、5点満点で4,7以上の評価を得ているもので我々の期待度も高まっていました。

 期待値を超えた時、人は感動を味わうものです。
山梨の宿ではサプライズがあり感動を味わうことができました。
場所は築120年となる古民家を改装した懐石処、受け継がれた伝統的な宮大工による匠の技と新たな旅館文化、和へのこだわりを元に作られた佇まいの中で、普段とは違って私たちはカウンターの横に並ぶように座って食事を頂きました。
そして私たちの心を夢中にさせたのは、宿の御主人が夕食をゆっくりと時間をかけながら私たちの目の前で数々の料理を提供してくださったことです。
まさにおもてなしの世界、日常の喧騒から離れ、雑念を忘れるかのような、時の御馳走を味合わせてもらいました。

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2時間半の時間が静かに流れていきましたが、時間の経過が長くは感じませんでした。
丁寧に、料理人でもあるご主人は食材の説明をしてくださいました。
そのほとんどが地産地消、地元の旬な食材を使ってのもてなしでした。
それはもう期待をはるかに超えた「おいしさ」だけでなく「温もり」の世界でした。

 今回の小さな旅は私たち夫婦の心に残る思い出の一つになったように感じています。

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翌日、山梨から静岡へと向かう途中、朝霧高原で眼前に現れた富士山はまた格別の美しさでした。
 明日への希望が湧いてくるような生きる力を頂きました。(感謝)