東京で全日本能率連盟のの経営・技術大会に参加しました。
場所は市ヶ谷でしたから、少し早めに準備をして一つ手前の飯田橋で下車し市ヶ谷までの外堀公園を散歩しました。

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途中、母校法政大学に顔を出しましたが、昔の面影がだんだんに薄くなってきています。
ボアソナードタワーのみならず、また新しくゲート館が完成していました。
学生も随分と増えた感じ、特に女子学生が増えてきていますね。
今年は受験者数が11万7千名と志願数では全国の大学第2位にランクされるほどの人気校となってきています。

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 全国能率大会では「AI(人工知能)と働き方改革」というタイトルで元富士通(株)取締役副会長の伊東千秋氏の講演がありましたが、大変に感銘を受けました。
現在の日本と近い将来の日本比較、企業が果たすべき役割と労働者側に求められる意識改革、人工知能について、人工知能が人間に与える影響、日本に働き方改革が叫ばれる理由、オーバーコンプライアンスについて、アメリカ人との働き方の比較、人工知能時代の多様な働き方、日本型雇用における今後の課題など・・・あっという間の80分間でした。

 2030年日本の人口は6700万人、ちなみに高齢者人口は3700万人、取り崩される家計金融資産は1490兆円から980兆円へと減少するのではと予想されています。
生産年齢人口が減少し、深刻な人手不足が明確になり、求人倍率は増加、離職率の増加も予想されます。

 話の中で日本企業における深刻な課題の話がありました。
世界の従業員を対象にした組織への熱意に関する調査です。
何と日本の熱意はアメリカの調査会社ギャラップによるとなんと139か国中132位ということです。
日本における「熱意ある社員」は100人中6人、ちなみに「やる気のない社員」が70人、「不満をまき散らす無気力社員」が24人というデータはショッキングでした。

 メモを取ったり、意識を集中して多くを学ぼうとしました。
新鮮であり、コンサルティングの参考にもなりました。

 前者の伊東先生のお話で人工知能と医師のお話の中で医者が一番大事なのは患者との会話であるというお話は奥の深さを感じました。
何事も素直になって学ぶ姿勢でしっかりと吸収していきたく思います。