9月14日付け「住宅産業新聞」からのニュースです。
「住宅産業新聞」は住宅業界では一番メジャーな新聞社の一つです。
かつて僕も「住宅産業新聞」に6年間毎週コラムを書いていましたが今では懐かしい思い出です。
毎週1回のコラムは実は結構大変でした。
出張続きで新幹線の中で書いたりもしましたし、宿泊先のホテルで原稿を書きホテルからファクスで新聞社に流したりもしていました。
一回のコラムの量は750文字でしたが全国に情報が流れるのだと思うと真剣勝負でした。
編集長にお世話になりながら奮闘したことが今では良い思い出です。
その折は新聞社様、読者の皆様ありがとうございました。

20170917-0bpRFT9xwzAYAqnYMsDcRz1Nmfv1jOnM6evsOnv4iUEUa912m2K96sh5OIeqSgEq.png

 さて大和ハウス工業の記事が一面に書かれていました。
大和ハウス工業の賃貸住宅の何と88、2%が女性向け防犯配慮賃貸住宅となっています。
随分と高い採用率になっている感じがします。
この理由はというとホームセキュリティシステムを採用してるためなんですね。
大和ハウス工業では他にも録画機能付きカラーテレビインターフォン、洗面化粧台、二段可動棚を標準設備としています。
 またシューズクローゼットやサニタリークロークなども標準化し、専有面積の10%以上の収納を確保するなど女性入居者の支持を得られる仕様としているのです。
このためプランニングは1LDKが多く、カップルや単身者まで入居者層も幅広くなります。

20170917-yjimage.jpg-9872.jpg 20170917-yjimage.jpg-2768.jpg 20170917-yjimage.jpg-3549.jpg

 大和ハウス工業では現状のままでは賃貸住宅の成長はないとの危機感を持っており新たな市場の開拓を模索しています。
その中には外国人アパートなどの需要の対応や「ハード」と「ソフト」を兼ね備えたアパートメントホテルの展開も検討段階になっています。

 時代はますます女性目線、また住宅業界のメインターゲットも女性である傾向が徐々に高くなってきています。
この現象は個人住宅だけでなく賃貸住宅においても鮮明です。
 
 建設業界では毎年その数2500~3000社が淘汰されている現状が存在します。
ですが住宅業界で生き残ることは決して困難な事ではありません。

 企業にとって重要な事は「顧客に近づいていくこと」です。
市場を知り、時代を読み、顧客目線に立って邁進していきたいものです。