選抜高校野球は大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じました。
89回を迎えた今回の戦いも熱い声援と多くの感動を与えてくれたように思います。
史上初めての大阪同士の決勝戦でした。
見事優勝された大阪桐蔭の監督、選手、学校関係者、生徒の皆さんに「おめでとう!」を言わせていただきます。

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 印象的だったのは21世紀枠で出場した不来方高校、たった10人の選手で力いっぱいの躍動を見せてくれました。
かつての「さわやかイレブン」11人のメンバーで甲子園で準優勝した徳島・池田高校を彷彿とさせとても好印象でした。
 また中村高校もかつての山沖投手を擁して甲子園を沸かして以来の登場でしたが、応援では日本一、最優秀賞に輝きました。
素晴らしい!ですね。

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 そして地元からは多治見高校が21世紀枠で選ばれました。
報徳学園相手になんと21対0で完敗でしたが、見事なまでに21ずくめでしたね。
打たれたヒットも21本、報徳学園の甲子園出場回数は21回、多治見高校の野球部創設が昭和21年、多治見の画数が21画、岐阜県の都道府県コードが21番とまあ21のオンパレードでした。

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 嬉しかったのは大差で負けている中で応援団がとにかく明るかったこと、普段なにげなく街で見かける多治見高校の野球部の生徒が有名な報徳学園相手に懸命に野球をやっていることだけで応援していて楽しい、全国レベルのチームとしっかり渡り合っていることがとにかくすごい、応援コンクールでも優秀賞に輝きましたし、選手も報徳学園から1点も取ることができませんでしたが、気持ちよかったのは3本のヒットが生まれたこと、また三振が8つありましたがすべて前向きの空振りの三振ばかりで見逃しの三振は0でした。
それだけ一所懸命に報徳学園に立ち向かっていたという姿勢に強く心を打たれました。

 また高校野球三重大会では英心高校が宇治山田商業相手になんと91対0でコールド負けを逸しました。
英心高校の監督がこの試合で嬉しかったことが2つ・・・・。
一つは選手たちがどんな状況でも逆転しようと望んでいたこと、もう一つは相手チームである宇治山田商業が手を抜かず戦ってくれたことといいます。

 4回地点で200球近く投げていた投手に相手打者の球がみぞおちを直撃、監督は後退を提案したが投手はこれを拒否、試合後監督が「無理させてごめん」と謝れば、投手も「最後まで投げさせてくださってありがとうございました」と感謝したそうです。

 高校野球にはつい自然に涙を誘うドラマが数多くありますね。

 顧問先企業で新人さんばかりの会社があります。
まだまだ営業としては未熟で他社の営業と競合するとついつい経験値の浅いことや、知識不足で競合負けもしているようですが、そうはいってもとにかく量をしっかりとこなしていて結果がついてきています。
やっぱりお客様は「一生懸命さ」のある社員さん達と契約するのではないでしょうか・・・。

 従順さや一生懸命さ、元気さや明るさも彼らの何よりの武器です。
生きる喜びや仕事への情熱、感動できる心を持った社員さん達、僕の仕事もまた捨てたものではありません。

 私たちの前にも仕事で味わう「甲子園」や「高校野球」が待ち構えています。