3年前から毎月1回顔を出している名古屋の分譲会社にきています。

 私たちの生活を見直してみると接客なくして成り立たないことに気づきます。
接客を必要とする職業は幅広い範囲におよび、多くの人がさまざまな形で接客の現場に携わっています。
 ですが、多くのお客様は接客に対して大きな不満を抱いているのが実情です。

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 お客様が接客に不満を抱くその原因として2つあります。
ひとつは「我々を取り巻く人間関係が変化してきたこと」です。
かつてと違って急激な都市化と大型店舗の増加などで同じお客様が何度も同じ店に来るとは限らない状態となり、接客の現場は見知らぬ人同士の人間関係へと変化しました。
 もうひとつは「接客の手法が簡略化されたこと」です。
今、お客様から注文を受けて初めて接客を開始するセルフ方式が主流となりました。
セルフ化や機械化の進展で人間が接客する時間が大変に短くなってしまったということです。

 ・・・・とはいうものの一方で、接客が多くのお客様を感動させているのも事実です。
私たちは困っているときに親切にしてもらうと それがほんの些細なことであっても感動を覚えます。
 接客の現場でもお客様が困っておられる時に店員や係員がお客様の立場に立って一生懸命に対応してくれるとしたら心から感動するはずです。

 この日は
・少し長くするアクションがお客の心を打つ
・少し早くするアクションがお客を満足させる
・少し多く繰り返すアクションがお客を安心させる
・少し力を入れるアクションがお客を信頼させる
・少し力を抜くアクションがお客の共感を呼ぶ
・少し無関心を装うアクションがお客を自由にさせる

・・・・について学びました。
口はうそを言っても態度はうそをいわないものです。

 私たちの心のこもったお客様への対応がお客さまの「感動」を呼ぶに違いありません。