この日は北九州市小倉で講演でした。
飛行機からは雪景色された北アルプスが眺められ、とてもきれいでした。

 住宅業界は1972年に186万戸の建築戸数を記録したことがあります。
ところがその数は徐々に減少し、2109年には78万戸と大幅にダウンした建築戸数となっています。なんと42%にもなっているのです。

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 講演でもお話をしたのですが、住宅会社は諸外国から学ぶということがないように思います。世界で一番大きな住宅会社が何と積水ハウスや大和ハウス工業なのですから。
 車業界の話をすると、例えばトヨタ自動車はゼネラルモータースに追いつけ追い越せと学ぶべき点は学び、企業努力して世界のトヨタを築き上げました。
 そうは言っても、現実には韓国製や中国製の価格の安い、それでいて性能もよい車の台頭で販売面で四苦八苦もしています。

 住宅業界はと言えば、海外からの進出がまったくなく、危機感のないままに現在に至っています。ではどうしたらよいのでしょうか・・・?
我々住宅業界はもっと他の業界からヒントを得て、工夫・改善・改革を推し進めることが重要ではないでしょうか。
今後も住宅の着工戸数は減少の一途をたどることが間違いのない現実として存在します。

 住宅産業は感動産業、もっと顧客満足についても、技術面においても、他の業界から良いところは積極的に取り入れ変化していくことが必須事項と考えます。

 我々の仕事は一部の建売分譲などを除いては請負で仕事を成就させます。
・・・・となれば、会社の信用・信頼が業績に大きく影響するはずです。
もっともっと人間力を磨きたいものですね。
 お客様に対する、接客やマナーなどの対応、顧客視点に立った日常へと変化することが急務だと考えます。
 そういった顧客目線に立った住宅会社こそが生き残っていくと思われてなりません。