負け知らずだったザックジャパンが圧倒的な北朝鮮のアウェー状態で黒星を喫しました。
どちらかといえばアウェーの戦いで弱さを感じることもあります。是非この教訓を最終予選で生かして頂きたいものです。

 今年はなでしこジャパンが世界一になりました。
そのなでしこをけん引した佐々木監督のマネジメント手法を紹介しましょう。

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1、選手とあえて会わない日を作る

 「エーー」と思われる人もあるかもしれませんが、現代っ子の多い選手たち、普段は移動も食事も一緒の生活が続きます。まったく会わない日を作るのも選手にとっては休息の時となるはず・・・。こういった気遣いも大切ですね。

2、選手の話をしっかりと聞く
  監督は選手から不愉快な話をされても頭ごなしに否定することはしないそうです。
いったんは受け入れ、後で自分の意見を選手に聞かせるという手法をとっているそうです。この一度受け入れる姿勢が重要ですね。

3、メンバー全員を公平に扱う。  
  監督は控えの選手の練習を見る日をあえて作っています。監督の直接指導が控えの選手のモチベーションを上げますし、結果としてはチーム力の向上への相乗効果ともなります。

4、多少は鈍感に・・・。  
  「鈍感力」という言葉が流行しましたが、監督が鈍感であることで選手達は自ら考えて行動するようになります。確かに選手時代優秀な監督が意外に結果を出せない理由がここにあります。

5、自分もゲームを楽しむ。  
  決勝でのPK戦、一番リラックスしていたのは監督だったといいます。監督の余裕ある態度が選手達の緊張をほぐし、勝利につなげたといって過言ではないような気がしますね。

 一方的な指示・命令でなく選手や社員が自由に意見を述べられる環境を作ってあげる、こういったマネジメント手法は一般の企業やビジネスの現場に参考になるのではないでしょうか・・・。