スマップの草なぎ君がテレビで2011年からは地上デジタル放送になりますよ、アナログ放送は終わりですよと説明している。住宅営業における営業スタイルはどうなのだろう・・・・?住宅営業の手法には地縁血縁関係をベースとしたアナログ的な販売方法がある。 顧客は住宅会社を選ぶ、また顧客は商品を選ぶ、そして顧客は売り手である営業を選ぶ、住宅の場合この3つが揃って始めて購買決定が行われるといってもよい。
  最近車を見に行った。以前から関心を持っていたブランドショップに顔を出す。でも何となくそのショールームは敷居が高い感じがする。入り口に守衛さんが立っており、コンサルジュの様なきちんとした制服姿の女性社員の態度にTシャツと短パンでラフな休日スタイルでは顔を出しにくい。最近デビューしたこの会社のブランド商品、どうやら思うように売れていないらしい。近々最高商品をシリーズに入れて販売強化に当たるらしいが、はたして今の販売方法で売れていくのか疑問である。
  我々の関わる住宅という商品に思うのは高額であるがゆえに、顧客がもっと営業の人間的な部分に触れたいと考えるのではないか・・・?特に住宅の請負契約はその傾向が強いと言って過言でない。顧客にとって、車や分譲住宅は実物を見てもらえばある程度の判断が可能だ・・・ところが請負契約となると視点が違う。営業の人間力が試される。それこそアナログと表現してもいい。顧客を好きになる、興味を持つ、関心を抱く。顧客とのハート対ハートの人間的触れあいがまだまだ求められているのではないか。地上デジタルの時代が到来しても住宅販売にはアナログ的展開が不可欠に違いない。