ゴルフというゲームはボールを追いかけて18ホールを廻る。述べ10キロに近い距離をひたすら歩く。ボールを追いかけているからこそ、この長い距離を歩いていけるといって言い過ぎではない。そうでなくてはあの長い距離を歩くのは大変な事だ。我々の仕事も同じことが言える。明確な目的があるかないかで毎日の行動が変わってくる。
  最近顧問先になったばかりの会社で社員に聞いてみた。この企業は実は親会社から仕事がまわってくる事で現在は特別な営業活動をしなくとも仕事が与えられる。この現実に社長は危機感を持っている。いつかは今の状況に変化が出てくると。そこで営業チームを作ることにした。ノミネートされた彼等に聞いてみる。1年後の目標は何ですか・・・?3年後は・・・?5年後は・・・?ところが明確な目標を持っている社員が殆んどいないのが現状だった。これじゃあ心配だ。まず明確な、仕事の目標とプライベートでの目標を持とうよという事からスタートする事にした。
  尋ねるといろいろ出てきた。車を買いたい。アパートからマンションに移りたい。家のローンを早く返したい。子供を作りたい。結婚したい。ゴルフでスコア100を切りたい。海外旅行に行きたい。彼女を作りたい。結果を出せば報酬がついてくるのが営業の仕事。まして住宅営業の世界ではそれがまかり通る。些細な事だけどでもやっぱり確固とした目的が欲しい。それがあるかないかで結果は間違いなく違う。
  1年後、3年後、5年後の具体的目標を作ろう。人生なんてあっという間に時間は流れるもの。後悔しない為にも目的を現実化しよう。成功する人は明確な目的を持っている。そして夢を実現させている。