住宅営業の面談量が落ちている。そしてそれが生産性(契約)に影響している。この際思い切って自分達の行動量を見直してみたらどうか。人は会えば会うほどにその人を好きになるという法則もある。僕はよく宅配業界の実態を参考に話す。宅配業界のS社やY社の営業は1日に何と150~200件の訪問をこなす。その訪問には顧客との商談はない、が自分達のエリアを熟知し効率を考えないとそれだけの訪問量をこなすのは絶対に難しい。最近の住宅営業担当の1ヶ月あたりの顧客との面談量は約50件程度。1日あたりに換算するとなんと2件程度となる。まして真の商談時間となると一日に一時間あるのかどうか・・・足腰が弱くなっていると言われても仕様がない。
また自分達の管理する顧客の名簿は眠ってはいないだろうか。随分の費用をかけて入手した大切な財産だ。そのスリーピング名簿の整理も含めて電話折衝を精一杯実行してみるのも効果的だ。これも商品取引の会社に於ける電話折衝は1日に700~800件ともいわれる。その中で彼らの商談見込み客が見つかるのはせいぜい2~3件だ。そんな根気のいる仕事を彼らは日々こなしている。担当者もなくDM用に放置されている顧客名簿を片っ端から電話するのもいいのではないか。
一日の有効面談数の自己新記録を作ってみるのだ。地図を見て効率を考え、不在率も頭においてどれだけ多くの顧客に会えるかそれだけをとにかくひたすらやってみるのだ。また、電話折衝新記録に挑戦するのだ。量をやれば必ず質がついてくる。住宅営業の意地を見せて欲しい。幸いにして気候もいい。さわやかに自分の一日の行動新記録を達成しよう。