4月5日夜10時のカンブリア宮殿にCoCo壱番屋の創業者宗次徳二さんと、現会長である奥様の直美さんが出演されました。

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国内消費の低迷、強まる「肉食」志向、マクドナルドも400店舗の閉鎖を決定、牛丼各社も値下げ競争を始めました。そんな中、過去の不況時にも値下げや割引を一切せずに成長を続けているのが国内最大のカレーハウスのチェーン店「CoCo壱番屋」です。

 お二人が知り合ったのが大和ハウス工業に勤めていた時代、その後脱サラして喫茶店「バッカス」を名古屋市内にオープン、メニューの中で評判の良かったカレー店をオープンしました。それが僕が積水ハウスに入社して間もない1978年名古屋市郊外の西枇杷島町に珍しい名前のカレー店があるなあと思って初めて入ったお店でした。、貸店舗の右端でしたが、確かカウンター席だけで18席だったと記憶しています。「ニコッ」「キビッ」「ハキッ」の社是がしっかりと書かれていました


 オープン時の大盛況とは打って変わって3日目からはお店は閑古鳥、「ぬるいカレー」に「真黒に焦げたカツ」など顧客への配慮を書いた時期もあったとお聞きします。

 顧客目線の接客を徹底する!お客様が喜んでくれることをしていれば間違いはない、いつかきっとお客様は来てくれる!と信じお客様の声に耳を傾けました。お店を徹底的に磨き、美味しいカレーを提供し夫婦で励まし合いながら店に立ち続けました。こうして繁盛店が生まれました。

 ココ壱はメニューが豊富ですね。
また季節感のある日本人の心をとらえて季節限定メニューもあります。
ご飯の量が選べれるし、また辛さもチョイス可能です。
そして何よりも社員の対応が素晴らしいですね

 現在宗次さんは自身の趣味から始められたクラシックホール「宗次ホール」の支配人として大活躍中です。名古屋市の中心地栄にあるこのホールは少人数で生の音楽を聴くことができとても好評です。毎日、先頭に立ってお客様をお迎え、お見送りする宗次参の姿を見ることもできます。

 不肖私も宗次さんとご一緒して3冊ほど共著で本を書かせて頂きました。
随分と開きはありますが、ある意味で仲間が極光を浴びることは大変に嬉しいことです。

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 不動産・住宅業界出身の宗次夫妻、我々住宅業界に従事する人間も顧客視線を忘れずに頑張りたいものですね。