東京です。
東京駅丸の内南口に「はとバス」の観光バス発着所があります。
1番から7番まで待合室もありました。

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 この「はとバス」、かつて経営の危機を迎えた事がありました。
 客足減少の要因は、①個人旅行が可能になっての交通システムの多様化、②海外旅行をはじめとするレジャーの多様化、③インターネットや地域情報誌の発刊での最新情報入手の容易化、④東京の魅力の相対的低下、⑤旅行行動パターンの変化、⑥移動型観光の減少・・・などがその原因です。

 そこで、生き残りをかけて①お客様第一主義 ②バス旅行に集中 ③はとバスのブランド強化 ④効率的経営・・・・ の試みで効果を上げたのです。
 その中には「私ならお客様にこんな言葉を欠けてさし上げる」「私しか出来ないサービスをする」といった「なら・しか」運動でブランドの強化を図ったのものもあります。

また社員が自腹で行っての覆面調査も、自主的に行ったようです。
こういった運動も大きな成果を上げたようです。

 また社長と社員の間でのメモの交換、「お客様の間でこんなことが話されていた」といったもの「お客様がこんなことに感激をしていた」といったものを「お帰りボックス」と名付けた箱に投函して社長に伝えるのです。
 そしてそれを読んだ社長が社員に感想を直筆で書くのですが、こういったコミュニケーションは撮っても大切だと考えます。

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 創業60年を超えた企業ですが、いつまでも私たちの夢をバスに乗せて運んでもらいたいものです。