とにかく早い。1年という時間の流れである。物理的には時間の経過は毎年同じである筈なのに自分の中での1年という時間は年々早くなっていく。時代の影響もあり多忙なせいもあるかもしれない。以前は正月というと1月15日あたりまでをさしていたように思う。ところが徐々に正月が短くなってきた。現在、おそらく1月も7日を過ぎると「明けましておめでとうございます。」と挨拶をする人はなんとなくぎこちなさを感じるのではないか。つまり現在のお正月は7日までもたない。車にしめ飾りをつける人もほとんど見なくなった。正月が短くなってきている。
 ところで「おめでとうございます。」とはなんだろう。何が一体おめでたいのか。おめでたいのは新年を迎えて心が新たになるからであり、新しい年を「節」として捉え新しい目標を掲げるからに違いない。2007年、新しい年に是非今年の具体的自己目標を掲げたい。
 高度成長期「働き蜂」と言われ世界の各国から批判もされた日本人はいつのまにか勤労意欲が世界の先進国中最低と言われるようになってしまった。明確な目的意識の無さはモチベーションの低下に繋がる。いろんな業界のコンサルを経験して、住宅業界は他業界と比べてつくづく恵まれているなと感じる。いわゆる「仕事の遣り甲斐」が違う。この仕事は顧客の眼を見つめて商談し、顧客と共に家の完成の歓びを分かち合う事が出来る。モチベーションを高く持ち続けられるすばらしい仕事だ。住宅はクレーム産業と言われる。クレームは顧客の期待から来るものであり、つまりは顧客の期待度が高い業界という事だ。他業界よりもっと顧客満足度の高い業界を目指したいものだ。