鈴木自動車社長兼会長の鈴木修氏の「俺は中小企業のおやじ」を読みました。(日本経済新聞出版社)
売上3232億だったスズキを30年間で3兆円企業にまで成長させたリーダーシップがこの本の中に描かれています。
トヨタ・日産とは違って軽自動車に賭けた人生が広がります。

null

 あっという間に読んでしまいましたが78歳の年齢とは思えない鈴木社長のバイタリティが感じられとても励みになる本です。

 鈴木社長とは共通点もあって、生まれ故郷が御一緒、岐阜県下呂市、また中央大学法学部の出身で大学の大先輩にも当たります。
(もっとも、僕は中央大を中退していますが・・・・・失礼しました。)

 鈴木社長には数々の語録がありますが、「小・少・軽・短・美」
製品や部品はもちろん、設備まですべてを含め、コスト低減と出来上がった車の燃費向上に向ける会社の姿勢を表しています。

 また「できない理由を聞く暇はない、どうすればできるかを言ってくれ」
部下からの説明を聞く時、「実は…・」とできない理由を述べようとする部下に対していつも言う言葉です。

 「GMはクジラ、スズキは蚊。クジラに飲み込まれずに高く舞い上がれる」
GMとの資本提携をした時の記者会見の言葉です。鈴木がメダカならクジラであるGMに飲み込まれてしまうが蚊であるから空高く舞い上がり、飛んでいくことができることを指しています。

 ますますお元気で、これからもご活躍願いたい気持ちでいっぱいであります。