コロナ禍が一段落して中止になっていた講演やセミナーが少しづつ戻ってきています。
僕のもとにもセミナー依頼や講演依頼が舞い込んできています。
常日頃から、日本人のやる気度の低さが気になっています。
コンプライアンスは重要ですが、いささかオーバーコンプライアンスになっているような感覚を覚えもします。
もっと貪欲にアグレッシブに仕事に立ち向かいたいものです。

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会社というところは不思議なもので会社にいるだけで仕事をしていると思いがちです。
ところがそんな人ばかりだと会社は利益に結びつきません。
業績アップなど土台望めません。
お客様にいかに向き合うかが重要ですね。

国税庁の調査によると企業が10年継続する確率は6.3%だそうです。
つまりは16社中1社しか残らないという事です。
もっと言うと20年続く会社は0.4%という事ですから驚きです。
現実は厳しいという事でしょうね。
顧客目線で物を考える事は極めて重要です。
経営者はしっかりと透徹した眼で時代を読むことが求められます。

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現在、僕は愛知県の春日井市に住んでいます。
24才の時のサラリーマン時代からこのエリアでずっと生活をしてきたのですが、街の景色が随分と変化してきていますね。
殆どの店舗が形を変えています。(95%以上と言っていいでしょう)
それだけ時代が変化しており、商売も厳しいというわけです。

「進化論」を唱えたダーウィンの言葉を思い出しますね。
強いものが生き残るのではなく、賢いものが生き残るわけでも無く、変化できうるものだけが生き残る‥‥と言う説です。

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仕事柄全国の多くの企業(住宅業界が殆どです)へ顔を出させていただいていて思うことは、お客様と接触頻度の高い会社が勝ちぬいているという事です。
特にお客様と対応する事が多いポジションは営業です、
営業の仕事はお客様とお会いする時間が多い事、お会いする機会が多い事が重要です。
この辺りがどのくらい出来ているかポイントではないでしょうか。
最近はWEB戦略も不可欠ですが、フェイス・トウ・フェイス、はもっと重要です。

お客様と折衝する機会や、共有時間が多く取っておられる企業は簡単に業績が落ちたりしないものです。
50%コンタクトという言葉があります。
これは1日の仕事のうち半分の50%をお客様との共有時間にしましょうという事です。
会社にいてお客様を常に呼び込んでいればまた違いますが、常日頃から営業はお客様探しをしっかりと出来ているか検証されると良いと思われます。

住宅業界で現在伸び率が高いオープンハウスは「源泉営業」などという言葉を使いますが、朝会社を出て新規のお客様とのアポイントを2件は最低取ってくるといった営業スタイルを取っているようですがこれは的を得ています。
一見大変なようですが、当たって砕けろの精神でぶつかっていく事は大切です。
街を行き来する人たちの多くが住まいに関心があり、将来的には住まいを持とうとしています。
一般には何らかの機会がないと、真剣に住まいを考えるということもありませんから、住まいを考えるスタートとなる接点を創るチャンスを作るのは成功法だと考えます。

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サラリーマン時代、直間比率なる言葉を良く意識しました。
つまりは常日頃からお客様に対応する直接販売人である営業と、営業外の設計や工事、内務社員などの間接業務に携わる人たちの割合の事です。
そして営業が50%を切らないように意識していました。
また間接部門の人たちをいかに営業化させるかもポイントでした。
販売会社ですから、全員営業の意識が大切なわけです。

時間は有限ですし、アッと言うまに過ぎていってしまいます。
日々の時間管理をしっかりと、数字を使っての行動管理もしっかりと、お客様とお会いする機会を増やしていく事をしっかりとやっていきたいものです。

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令和になって日本人の働き方がまた一つ弱くなっている感がいたします。
GDPもドイツに抜かれ、インドに抜かれる事も時間の問題になっていますね。
こんな時代だからこそ、営業はモチベーションを挙げてお客様との接触頻度を上げていきたいものです。

改めてお客様との人間関係作りを再認識していただき「信頼」関係の構築から数字を挙げていく事を意識していってもらいたいものです。

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