このブログでも書かせていただいてますが、住宅業界の明日が明るいわけでは決してありません。
人が減っていくのは避けられないし、空き家の数は増える一方です。
人口減少の問題は住宅業界だけの問題ではありませんね。
実際はどの業界も人が足りません。
新入社員さんの応募がなくって困惑しておられる会社も見受けられます。

そんな中でも確実に業績を伸ばしている住宅会社もあります。
そしてその会社に対して僕は顧問としてずっと寄り添ってきました。
最初の出会いはその住宅会社の社長が僕のセミナーに参加された事がきっかけでした。
さすがですね。
まだまだお若い(50代ですが…)社長でした。
嗅覚が人一倍優れておられるのでしょう。
僕のセミナーが終わってから連絡がありました。
会社を見て欲しい、業績を上げたいのです…という希望でした。

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最初会社へ訪問し会社内のカジュアルな服装、自由な雰囲気が気持ちよく社員さん達の活き活きとした様子に感心しました。
ただ、営業力の全くというほどないのにはびっくり仰天でした。
もう少しプロの自覚が欲しいなとも感じたことも事実です。

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毎月2回の訪問での僕の指導は彼らにとっては多少厳しかったかもしれません。
ですが業績は右肩上がりで進捗していきました。
3年間で社員さんは2倍以上に増員され、また販売エリアも関西エリアだけでなく他エリアにも進捗しておられます。
今や売り上げも年間100億に届こうとしています。

まだまだ僕の目からは伸びる要因はたくさんあるのですが、無理強いはできません。
楽しそうに仕事に取り組んでいるその姿こそがお客様目線で見ると素晴らしい住宅会社と映るのではと推測します。

僕は住宅会社は社員こそが商品だと申し上げています。
そして僕自身もまた住宅会社に入社してからというもの、自分自身の商品化を常に考えてきました。
またマネージャーになってからも全社員、取引業者さんも含めてみんながお客様を見つめる住宅会社作りに注力してきたつもりです。
そしてその姿勢こそが業績アップの一番の要因だったと振り返ります。

SNS対策、WEB対応、インスタグラムやフェイスブックの時代になってきています。
ですが、勝っている住宅会社の多くがお客様に近づいている住宅会社の様な感覚がしています。

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企業にとって大切なことはお客様に近づくこと、寄り添う事です。
これは住宅会社だけに当てはまる事ではありません。

またその住宅会社に勤務する一人一人が楽しく仕事をすることも大きな業績向上の要因です。
仕事を楽しむこと、一生懸命になる事は肝心です。
かつてお客様の喜ばれるお顔に接する事こそ何よりの歓びでした。
どんなにお客様に助けられて仕事へのモチベーションが上がったか計り知れません。

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社長をはじめ管理者の多くが社員こそ宝だと考えるようになって頂くこと、とても重要ですね。
CS(お客様満足)とES(社員満足)、そしてDS(取引先満足)は切っても切れない関係だと考えます。

やる気のある社員作りこそ僕の使命だと考えています。
住宅づくりは素晴らしい仕事です。
人が人生のうちで購入する一番の大きな買い物が住宅です。
人の幸せを、安全である大切な財産を、しっかりとお客様に寄り添いながら築いていきたいものです。