よくスポーツ選手たちが口にするメッセージがあります。
「勝負を楽しみますよ」という言葉です。
確かに勝利するチームの多くはゲームを楽しんでいるようにも見えます。
どうやら楽しめるチームと、そうでないチームの違いが勝利の分岐点かもしれません。

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「どうせ努力するなら結果が出るまで頑張ろう」と今も口にしています。
住宅営業でいうなら契約できるまで頑張るという事です。
頑張っても契約に結びつかなければ何にもなりません。

我々の仕事は日々の繰り返しの成果が業績となって現れるものです。
「努力した分だけ結果が返ってくる」営業の世界は平等にできているものであり、「凡事徹底」という言葉がありますが、個人の住宅営業であればお客様にお会いするというという行為を何度も何度も繰り返す中で徐々に成果が見えてくるものです。

成果の出ていない会社はすぐに結果を求めたがりますね
野菜作りでも当てはまりますが、毎日の地道な努力があってこそ作物が実ります。

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最近つくづく営業力の低下を感じています。
これはとても寂しい事ですが、努力もしないですぐに結果を求めたがる人たちが多いですね。
努力をして(大変な思いをして)結果が出るから、そこにやりがいが生まれます。
自分がお客様の立場になった時、どんなことをしてもらったらその会社で(その営業から)家を購入する(住まいを建築する)かをしっかりと考えたいものです。

住宅営業の気持ちを汲むために営業活動を実践してみました。
もちろんコンサルティングの仕事がメインですが、2カ月ほど前から時間を見つけて折衝を重ね、4社ほどの競合もあったのですが営業に同行して「信頼」を頂いて成約に至りました。
結果を申し上げると価格ではないと感じました。
お客様の本音は価値ある物を築きたい(良いものを買いたい)という事でした。
…ですから安いものではなかったのです。
いかにお客様の心を掴むかがポイントだったように振り返ります。

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人は知らない人が怖いものです。
どこのだれかわからない人からは住まいを購入しようと思いません。
ですから住宅会社が地域になじんでいるという会社信頼も大切です。
お客様と接していると不思議な事があります。
必ずと言ってよいほどどこかに共通点があるものです。
そういったところからお客様との心の壁が除去されるものですね。

振り返れば新人営業の時の営業スタイルはもっぱら「熱意」でした。
1年目の契約はとにかく契約までの折衝回数が多かったですね。
第1棟目のお客様は確か55回目の商談で成約に至ったと記憶しています。
5年後という予定が折衝を重ねる事によって半年先に変わっていきました。
先輩社員が商談を諦めた顧客名簿ばかりを訪問していましたから、「計画が無い」お方ばかりでした。
救いだったことは「将来は家を考えたい」という人達だったことです。
何度も顔を出すうちに「あなたは熱心だね、計画段階になったら必ず声をかけるね」というお客様が増えてきて、本当に声をおかけくださいました。
住宅営業の神髄、歓び(遣り甲斐)を全身で感じました。

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もともと住宅営業は人を幸せにする仕事ですから仕事のやり甲斐はありますね。

インスタントで物が手に入る時代ではありますが、住まいは一生もの、コツコツとお客様宅へ足を運ぶことを実践してほしいものです。
営業の仕事時間とはお客様との商談時間を言います。
会社にいるだけであたかも仕事をしていると感じるかもしれませんが、それは大間違いというものです。
生産性の高い会社ほどお客様との商談を重視していると言えます。

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お客様とお会いすることは楽しい事です。
仕事を楽しむ人ほど結果を出しています。
仕事が面白くないうちは結果が出ません。
そのあたりしっかりと意識したいものですね。