10月というと思いつくイベントはハロウィンでしょうか。
かつてから日本人はいろんなイベントを柔軟に取り入れているような気がします。
例えば古くはバレンタインディ、ホワイトディ、恵方巻、そしてハロウィン・・・・。
これらのイベントは商業ベースにも乗って知らず知らずのうちに私達の日常となってきました。
多くの人は日常の中でこういったイベントを楽しんでもいるようです。

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さて僕の顧問会社でも2つの会社が今月末にハロウィンをモチーフにしたイベントを企画しています。
よくこういったイベントに関して意見を聞かれたり、またチラシのデザインなど手直ししたり、参考資料をお見せもしたりします。
そしてまたどうしたら来場者が増えるのかも聞かれます。

そういった質問にはかつての経験が参考になります。
会社顧問として随分と数多くの住宅会社のイベントを成功させてきました。
こういったノウハウは皆サラリーマン時代に培ったものばかりです。
その代表例が「住まいの参観日」かも知れませんね。

当時、ビッグカンパニーの積水ハウスでさえイベントの企画や立案をする部所がありませんでした。
会社からは営業自身で色々と考えろ、そして実行しろと言われました。
つまりは営業をしている人間が、一番お客様の気持ちもわかっているはずで、どんなことを実行したらお客様が歓び、来場もしてくれるのか考えなさいというものでした。

特に営業のマネージャーで最前線にいる数人のメンバー(僕も含む)たちが、とにかく多忙でしたが、幸いにして会社の費用を使わせてもらえることから、顧客目線を考慮して数多くのイベントを考え実行しました。
費用対効果ももちろん考えました。
そしてそれらの多くが成功裡に実行できたのです。

その時のエッセンスは簡単でした。
「ワーー」という感嘆の声が聞こえるイベント
「凄ーい」とため息が漏れるもの
「嬉しーい」と感謝されるもの‥‥
でした。
その様に来場されるお客様に受け取ってもらえるように工夫をしたのです。
人は感情の動物です。
人間は五感に敏感です。
感性にアピールする事を重要視しました。
そのためには我々がまず楽しめるものを実行しようということになりました。
自分たちが楽しい、面白い、嬉しいと感じるイベントを実行すればお客様もきっと喜んでくださるに違いないという事です。

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言葉で書くと簡単ですが、実際は大変でした。
やり慣れていない事は実は大変なのです。
慣れてしまえば案外簡単です。
仲間がいて、もっと営業活動を上手く展開したいという願いもあって、そして何よりも多くのお客様に喜んでいただきたい、楽しんでもらいたい、もっと言えば感動を届けたいという気持ちがあってこそできたのではと振り返ります。

サラリーマン時代には数多くの歓びがあります。
それは大変だったからこそ、それを乗り越えた後の歓喜に浸れたのだと考えます。

人は意外かもしれませんが、平等にできている部分もあります。
それは「苦労した分だけは、歓ぶことが出来る」という事です。
それは単純にスポーツの世界でよく観察できます。
経験もできます。

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仕事を楽しんでいる社員さん達が多い会社が勝っていると言えます。
苦労もあるでしょうが、それを乗り切っての歓喜をぜひ味わいたいものです。