最近読んだ本が2冊あります。
1つは『とにかく仕組化』、もう1冊は『心理学100』です。
どちらも書店の店頭でのひとめぼれ的な衝動買いですが、僕の場合結構こんな形で購入することが多いかもしれません。(とはいっても、ある程度購入したい本は物色していますが)

null null

その本の中で印象的な部分がありましたので少し抜粋してみたく思います。
インターネットは人のつながりを減らすという文章がありました。
「インターネットによって、いろいろな人との相対的なつながりが増えるのかというと、むしろ逆です。人とのつながりは減る事の方がずっと多く、これはインターネットパラドックスと言われています。」

インターネットで友達を増やそう、人脈を広げよう…という人にはがっかりということになるかもしれませんが、どうやら事実の様です。
また僕も同感です。

一般にインターネットを日常よく使う人に思うことは営業が出来ない人が多い傾向があるように思います。
僕が知っている人にもそういった人が目立ちます。
通常考えれば便利なツールとしてのインターネットが手に入ったわけですから、コミュニケーションが増えていかねばならないはずです。
ところがインターネットに依存する人の多くがメンバーとの会話が減少しています。
インターネットに一生懸命な人ほど人との付き合いをしなくなり、肝心の営業活動もできなくなってしまっているのが現実です。

テクノロジーの発達には良い点もたくさん存在します。
ですが、営業の原点である人付き合いという事に関して言えばマイナスに働いていることが多いと言えるでしょう。

コロナ禍で世の中の営業力が随分と弱くなっていると感じています。
特に私達が携わる住宅業界は大きな買い物です。
ご存じの様に「信頼」が重要視される業界です。
人と人という関係性が必要不可欠な業界です。

売れないと嘆かれる経営者の方はこのあたりの理解をされることが大切に思えてなりません。
インターネットやSNSは必要です。
が、使い方に気を付けないと本来のコミュニケーションの力を弱めてしまうことを解って頂きたく思います。

便利なものほど使い方を間違えると不便なものと変わってしまいます。
インターネットやSNSの弊害にも気を付けていく事が重要ですね。

null

住宅営業の原点は人と会う事です。
企業内でのコミュニケーションも顔と顔を突き合わせることが重要、目と目を見つめ合うことも大切ですね。

オンラインでの営業会議が何となく意志が伝わらなかったり、お客様との商談が薄い感覚になったりしたことはありませんか。

null

再度申し上げます。
インターネットを使うことはやぶさかではありません。
SNSの時代でもあります。
ですが、営業力を強くしていきたいならば人間本来のコミュニケーションをきちんとこなす事をお勧めいたします。