テレビのコマーシャルでこの秋の『住まいの参観日』の予告がされています。
このブログでも過去何回かご紹介をしていますが、1989年から毎年春と秋に全国一斉に開催されている積水ハウスの恒例行事です。
ですからもう30年以上行われているメインイベントと言えます。

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そして意外に皆さんご存じないのがその3年前から愛知・岐阜・三重の東海3県では行われていたこと、また東海3県の販売促進委員7名で企画・立案された(僕もその一人です)行事であることです。
このイベントはお客様の住まいを借りる事で費用対効果が抜群であり、随分と住宅受注に貢献しました。
そういったことが発端となって東海地方から全国へと広がっていったのです。

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但し、当時の我々の日々の忙しさは半端ではなかった感がします。
営業として率先垂範で住宅販売をなし、店長としてメンバーの育成にあたり、エリアのマーケティングを実践しながら、各種のイベントも立案して実践する・・・毎日毎日12時過ぎまで展示場で仕事ばかり、そのあともまたフラストレーション解消とばかりチーム全員で遅い食事に行くのが当たり前化していました。

企画部という担当部署はありません。
当時の営業本部長(のちの社長)の口から出る言葉は、販売促進委員の我々に対して「金を使っていいから、お前ら好きなことやってみろ」でした。
全て営業である我々が提案し、現実化していくのが日常でした。
今とは大違いです。
コンプライアンスなんて言葉も聞きませんでした。
テレビのCMには「24時間働きますか!」なんてフレーズも流れていたのを記憶しています。
海外からは日本人は働きすぎと言われてましたが、日本の経済成長はこういった力からなされていたのです。

そんな中、多忙さの中で仕事に対する働き甲斐が存在しました。
充実した毎日の連続でした。
何か日本経済を動かしているような(オーバーかな?)そんな感覚で走り回っていた感がします。

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現在多くの企業へ顔を出して思う事です。
社員さんのモチベーションが低く感じられてなりません。
高校野球の熱戦を見ていると、きつい練習にも耐えながら頑張っている姿が印象的です。

日本人のやる気度の低さが顕著です。
大変だけれどやりがいのある仕事を実践できないか・・・!
人間は元来頑張れる力がもともと備わっているものです。
挑戦する力、感動する心もあるはずです。

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『住まいの参観日』は我々営業が自ら考え、企画の上開催にこぎつけた行事でした。
まさに「やりたいことを実践した」努力の結晶だったのです。

沈滞する日本経済の立て直しのためにも、社員に羽を伸ばさせて「好きなことやってみろ!」と指導される経営者を望んで止みません。