住宅業は地域密着業でもあります。
大手の住宅メーカーは全国展開を図っていますが、それであっても地域ごとに販売施策を色々と考えたりもします。
今となっては懐かしい思い出ですが、支店長時代の思い出を書かせていただきます。

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現実に僕が愛知県三河エリアで支店長時代、また東京・多摩エリアでの支店長時代も、自分たちの販売エリアの分析を計り、マーケティングをしっかりとしたうえで地域の住民の方々との接触を頻繁に実行していました。

以外に思われるかもしれませんが、支店長時代ラジオ番組(毎週土曜日の午後30分番組を1年間継続)を流していました。
具体的に言うと『積水ハウスふれあいサタディ』という番組名でした。
費用が随分と掛かるのではと思われるかも知れませんね。
いいえ、実は経費が少なくて済むFMラジオを活用させていただきました。
聞いている聴視者がいるのですか・・・?その通りです。
少ないです、というかほとんどいません。

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目的は何か…というと顧客満足と、従業員満足を目的化しました。
家を建てていただいたお客様と担当した社員(営業や設計、現場監督・コーデネーター)が、住まいを立てて頂いたお客様に対してどうですか住み心地は?とお聞きする番組と言っていいかもしれません。
ラジオ局のパーソナリティさんが上手くお聞きしてくださいました。
家つくりの苦労話や、経験を生かした教訓なども題材にしたと記憶しています。

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その 30分の番組中、お客様からのリクエスト曲を2曲流させていただきました。
お客様の人生における想いでの曲です。
ラジオ局の方から、番組終了後、30分の番組のすべてを録音したものをお客様と社員に対してプレゼントしてもらいました。

大きなお買い物をして頂いたお客様への感謝と、大きな仕事をした社員さんへのいわばご褒美的な思い出に残る番組でした。

僕も初回と最終回に番組に出演させていただきましたが今もよい思い出として記憶に残っています。
大変だった住宅会社の数々の出来事の中で、『積水ハウスふれあいサタディ』の愛知と、東京での2年間は何か爽やかな思い出としていい感じで財産となっているように振り返ります。