以前お世話になった出版社の社員さんと久々にお会いしました。
わざわざ東京から名古屋まで出かけてくださいました。
改めて名刺を頂くと現在は編集長になっておられました。
最初にお会いしたのは僕が積水ハウスの岡崎支店長に赴任した時でしたからもう27年程のお付き合いになります。
いつも気持ちの良い方でいろいろな提案もしてくださいました。
定期的に顔を出してくださり良き理解者の一人でもありました。
 今回は出版のお手伝いをしてほしいというお話でした。

ありがたいですね、帰り際に本を頂きました。
いろいろといい話が書かれてありましたが少し紹介してみたいと思います。

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『全員が主役』というお話です。
「ある設計担当者は、お客様に間取りを説明するための図面に、適宜コメントを記入するようにしています。
三畳のクロ―クにはたくさんのものが収納できます。
おばあさまが主に使われるトイレのドアは安全な引き戸にしました。
・・・といった書き込みがあるので、実際に暮らした時の感覚をイメージしやすくお客様に好評です。

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 またある工事担当者は、着工前にお客様と面談する際、資金に関することは営業担当者に、その他の疑問やお困りごとは、私にご連絡いただければ結構ですと必ず伝えるようにしています。
お客様はその一言で安心できますし、実際とても頼りにされています。
このようにどんな仕事を担当するにしても、自分の専門分野に関しては自分が責任者である、いわば主役であるという意識を持つことが大切です。そこから責任感が生まれ、また誇りもわいてくることでしょう。

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 メーカーによっては、一人一人の職人さんに誇りと責任感を持ってもらえるようにと、現場に設置した掲示板に、その日に作業をする人の顔写真を張り出すところがあります。   
私が壁を塗りました、私がクロスを貼りました、ということがお客様に伝われば、自身も誇らしく思えるでしょうしその家への愛着も湧いてきます。
家づくりに携わる人たち全員が、主役になり喜び、自負心、責任感を持って働けば、必ずいい仕事ができるはずです。」

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 常々僕も「全員営業」というスローガンで仕事をしてきました。
この話にも共通することがあって紹介させていただきました。