新入社員さんたちとの研修会、今日は販売エリアを熟知しようという話をしました。
今年の新入社員さんたちは皆本社の近くが出身地という訳ではありません。
この会社も以前から随分と売り上げも増えて大きくなりました。
ネームバリューも出てきて他府県からのこの住宅会社への就職希望も出てきました。
企業イメージも徐々に向上してきたことも影響しているでしょう。
新人さんたちにとっては、これから仕事として取り組む販売エリアをどのくらい熟知しているかはとても重要です。

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 地域密着産業である私たちの業界にとって、自分たちの仕事エリアを知ることは不可欠といってよいでしょう。
ところが住宅営業のエリア理解度が驚くほどに低いと感じることがあります。
これには残念な気がしてなりません。
展示場へ来店されるお客様の多くが土地のないお客様です。
全国平均で7割近いといってよいでしょう。
予算に応じて土地の大きさや場所を決めるわけですが実際上住宅営業が大きく関与することが多いものです。

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 だからこそ住宅営業は自分たちの販売エリアをしっかりと語れる人でありたいものです。
 例えば最寄りの交通機関、病院、市役所、学校、警察署、消防署、プールや公園、各種娯楽施設、スーパー、コンビニエンスストア情報など・・・。
もっと言えば災害への配慮、避難場所、ゴミ出し規定、市民税、児童手当額、グルメ情報なども知っておいて損はありませんね。

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 視点を変えて街の歴史、土壌、風土、出身著名人、主たる企業、主要幹線、人口推移、世帯数なども・・・。
他にもお客様の関心事となり地域情報はまだまだたくさん存在します。
グルメなお客様のために・・・おしゃれな美容院も・・・。
将来のエリアの地域情報も知っておくべき情報として挙げておきたいものです。
お客様にとって営業からの土地のおすすめは、自分がこのエリアに住んでいるという感覚でお客様の生活を考えたものであってほしいはずです。

 お客様の身になって親切で丁寧な対応こそが信頼を勝ち取る手法です。
販売エリアを知れば知るほどに、街の魅力が語れるようになるものです。
そしてその街が少しずつ好きになってきます。
お勧めする街の魅力がお客様に理解されたとき、お客様も皆さんがお勧めの街を故郷にしたいと思うに違いありません。

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 新入社員さんたちが入社して1か月、研修先のこの住宅会社ではどこの会社よりもスピーディに契約に至る社員さんが出てきました。(素晴らしい!)
「おめでとうございます!!」
 仕事はまだ始まったばかりですが、これからの社会人人生への良きスタートができました。
いい意味でほかの新入社員さんたちにも刺激的であった様子です。
相乗効果が生まれることを祈ってまた次回の研修を楽しみにしたく思います。