コロナ感染からちょうど1年が経過しようとしています。
この1年、私たちの生活も随分と変化してきたように思います。
テレワークでの仕事・ネットショッピングやイエノミの増加・自分時間も随分と多くなりました。
企業にあっては、これをよい機会として経費節約もあって地方移転も出てきています。
個人的にも自分を見つめる時間が増えました。
今月の仕事もそのほとんどがオンラインでの実施です。

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 かつて私たちの歴史を紐解くと、ペスト・天然痘・スペイン風邪(インフルエンザ)など様々な伝染病の感染から人類の価値観が変化してきた事実があげられます。
 アメリカから第1便でファイザー製薬ワクチンが到着しコロナ終息の期待も出てきました。
そんな中、東京オリンピック開催についての諸問題がクローズアップされてきています。
辞任された森会長の後任人事、開催した場合の観客を入れるかどうかの問題など決めるべきことも多々あります。

そんな渦中、2032年の夏季オリンピック開催にフィンランドの田舎町、人口3000人足らずのサッラが名乗り上げました。
 フィンランドは国連の世界幸福度調査で3年連続で第1位(ちなみに日本は62位です)人口は530万人ほどの国でもあります。
 沈まない太陽、オーロラと日本ではとても体験できないものが存在もします。
また世界で一番空気の美味しい国であり、スキー発祥の場所でもあります。

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そんな国の北極圏に位置した大自然を体感できる小さな町サッラ=「地球で最も寒い街」でなんとオリンピックを開催しようというのです。
 その趣旨は何か・・・「サッラを今のままにしておきたい、冬は寒く雪で覆われる街のままで」つまりは、地球温暖化で変化していく地球環境への挑戦でもあるわけです。
 このサッラで2032年夏季オリンピックが開催されたとすれば、それは気温が上昇し続けたことを意味するわけです。
 「私たちがなにも変化せず。地球温暖化を広げていれば、アイデンティティを失い、私たちの愛する町や世界中の多くの街は現在知られている形では存在しなくなる」と温暖化の危機をアピールしたということですね。

 コロナ感染は我々の価値感を変化させる絶好の機会でもあります。
 住宅業界も真剣に環境問題に注力する務めがありますね。
そしてまずは自分自身が変わっていくことからでしょうか。

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 今年小学校4年生の孫娘の書が先月中日新聞に取り上げられました。
小さな命が知らず知らずのうちに成長していることを知って驚きました。
また同時に嬉しさもありました。
 その孫娘が最近の書を見せてくれました。
そこには力強く『自分の力』と綴ってありました。
可愛い孫から勇気を頂きました。
「自分の力」を信じて微力ながら変化にチャレンジしていこうと思います。
ピンチの時こそ絶好のチャンスなんだと信じて。