思えば随分と数多くの住宅会社の仕事をさせていただきました。(感謝)
住宅メーカーはほとんどの企業で研修をさせていただきました。
新人研修から始まって、営業研修、年次研修、管理者研修、現場見学会研修、マナー研修、顧客満足度研修、エリアマーケット研修などいろいろと。
 住宅メーカー以外のホームビルダーや、地域ビルダー、工務店さんも沖縄県を除く46都道府県で仕事のご縁を頂きました。

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 また住宅会社の会社顧問も様々経験しました。
そんな中で感じるのはいずれの住宅会社も業績を向上させたいという強い社長の願望でした。
ご存知のように住宅業界はこののち住宅着工件数が減少するという縮小産業です。
そんな中で我が社だけは業績アップしたいといわれるのはある種都合のいい話でもあるわけです。
が、僕の使命は住宅業界一筋に生きてきて、また積水ハウスという会社内でマネージャーとして全国一を達成したということから、関与した住宅会社は可能な限りに契約量を増やし、売り上げアップに結び付け、利益を増大させて業績向上させていくというものです。
責任をいつも感じています。
どんな住宅会社にあっても業績を伸ばしていくというプライドをもって仕事についています。

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 そんな中での話です。
どの企業も当たり前の様に営業に対してその年やその期の契約予定を挙げてもらいます。
(逆にこれがない会社は危険でもありますが・・・)
またその契約を取得するための行動面での数字や販売活動、イベントなども計画します。

 その時の数字の話です。
容易に達成できる目的数字は営業にとって面白くないはずです。
(ほとんどの会社ではそういうことはないと思いますが・・・。)
よくあるパターンは達成困難な数字を目的化する会社です。

 どう考えてもあの営業には無理だろう・・・といった数字を平気な顔で並べてらっしゃる会社にも遭遇します。
現実には本人の相当な意識改革や行動量の変化がないと業績向上は望めないものです。
 ちょうどいいのは頑張ればなんとかなりそうという範囲での目標数字です。
例えで言うならばその担当社員の実績の先期の120%アップぐらいがいいかもしれません。
間違っても200%アップは通常あり得ない数字です。

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 120%の数字は適度に厳しく、試行錯誤して様々な工夫をして何とかクリアできうる数字だと判断します。
とても困難であろうというような数字ではなく、努力次第で何とかなりそうという数字の設定が望ましいといえるでしょう。
 そのあたりが人のドーパミンが出てくるパターンです。
ドーパミンが分泌されるということは自己成長することに結び付くものです。
陸上の三段跳びのホップ・ステップ・ジャンプのようにちょっと難しい課題を数回にわたってクリアし徐々に自分のハードルを高くしていきたいものです。



 「頑張ればなんとかなる」という目標設定をしましょう!