学生時代広告研究会(法政大)に身を置いていました。
今や400人近く部員を要する大学一の人気サークルとなっています。
入部していたのは2年次から4年次までの3年間でしたが、中学校・高校と吹奏楽部でラッパ(トロンボーン)を吹いていたのと違って社会人となって何か自分のためになればと考えての入部でした。

 結果としては広告に関心を持ったことで、後々積水ハウスのメインイベントである『住まいの参観日』を企画・立案もできてそれなりの結果を出すことができたのではと自負しています。
また、展示場来場促進、分譲地の販売、各種イベントの誘致など・・・売り出しがあるたびに、広告と向き合うことが多く随分と興味深く付き合いができました。
おかげさまでというか、現在も、TVのCMをはじめ新聞広告、WEB関連の広告、各種の広告についてはつい目が行ってしまいます。

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 では、一般に企業はどのくらい広告宣伝費を使っているのかご存知でしょうか。
業種によって温度差があります。
多く使われる業種は例えば通販・サービス業・化粧品業界などは15%から20%と、かなりの金額を使うことが当たり前化しています。
住宅・不動産関連はというと通常会社の売り上げの3%から5%が相場といわれています。
かつて僕も自分の支店の広告宣伝費を含む販売促進費用として支店の売り上げが150億円の時には4、5億円から7、5億円を充てていたように振り返ります。
莫大な金額ですが企業にとって広告はそれだけ大きな訴求効果のある存在ということになります。

 結局は費用対効果ということが重要になってきます。
どんな広告を打つかということも大切な要素ですが、どういったところに広告を考えていくかも大切なポイントといってよいでしょう。

 おすすめです。
僕の顧問会社にも実行していただいたことですが、エリア内の駅構内の広告、またエリア内の役所内の広告はいかがでしょう。
・繰り返し見てもらうことで訴求効果が植えられます。
・公共性が高いので信頼感があります。
・高い接触率の確保が期待でき、日々多くの人に自然体で目に触れられます。

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 これは各々の住宅会社の立地にも関係しますが、それ相当の効果があると考えます。
人は知らないものには信頼を置きませんが、常日頃から目に触れているものに対しては理解を示すものです。
9年間毎月継続して顔を出している熊本の住宅会社の広告が九州新幹線「熊本駅」のホームから改札口への階段部分に表示されています。
「我が家っていいね。○○○○」というキャッチコピーの看板広告です。
広告についての理解度が高い顧問会社の社長の判断ですぐさま実行されました。

 こういった広告以外にも最近はWEB関連を利用した広告も重要ですね。
逆に新聞広告は読者減による影響もあり効果も落ちてきています。

 政治家が街中に自分の顔を出した形のポスターを出しているのを巷間よく目にします。
いざとなった時に知っているか知らないかで人の判断に多大な影響が出てくるものです。
企業にあってはもう一度広告の必要性、重大性を意識し効果的な市場へのPRを心掛けたいものです。