多くの企業に顔を出してみて感じることです。
経営トップの明日を見つめる洞察力や経営姿勢ももちろんですが、幹部を支える実質的な動きをしているリーダーたちが活躍している企業は伸びていますね。

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 日本企業が抱える深刻な問題として「従業員のやる気」が問題視されています。
アメリカの著名な調査会社ギャラップが実施した従業員の仕事への熱意度ですが、世界平均から大きく下回っている日本人のやる気度が気になります。
 かつて熱意溢れる社員が多く海外から「働きバチ」と呼称されたこともありますが、今や日本人のやる気度は何と139か国中132位というさんざんたる有様です。
 従業員100人中やる気のある社員6名、やる気のない社員70名、不満をまき散らす社員26名といいう寂しい結果が報告されています。

 そんな中、日々の業務に対して前向き、積極的にこなしていこうとするリーダーの存在は貴重です。
 関与している顧問会社の中でもリーダーが元気に行動している会社は結果もついてきているように感じています。
リーダーの毎日のメンバーに対するアドバイスや的確な指示、欠かさないコミュニケーション、時としての同行は重要な業績向上の要因です。
またメンバーへの愛情を基盤にした褒め、叱りも大切であると感じます。
そして何よりもメンバーに対して関心を持って接することが第一とも言えるでしょう。

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 積水ハウス時代、会社も寛大だったと思いますがプレイングマネージャーをしていた営業職の店長たちに随分と権限を委譲してくれて、経営陣から「お前たち、やりたいことをやってみろ!」と言ってくださってました。
 日々の業務で忙しいばっかりで、さらに多忙さが増したのですが、上からのそういった我々の意見を尊重して聞いてくれる姿勢に仕事へのやる気がアップしていった思い出があります。

 コロナウィルスの関係で今回の積水ハウスの『住まいの参観日』はTV・CMや新聞広告など大きくPRする形では行われませんが、3月14日・15日、日ごろ折衝している顧客を動員する形で実行されます。
 『住まいの参観日』も当時のそういった我々リーダーたちの意見から始まったイベントでした。

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 積水ハウス時代の思い出でついでにもう一つ、10年前に「がんばろう日本!『住宅業界活性化セミナー』」と称して、積水ハウス時代の仲間、環境設計士 岸一さんと地震対策の権威者 高森洋さんと僕との3人で全国セミナーを開催しました。
 つい最近その時の仲間であられる高森洋さんがフジテレビ「さんまのホンマでっかTV」にゲスト解説者として出演されました。
 僕に届いた今年の年賀状でも「欲ばらず、ぶれず、曲がらずまっすぐに」と書かれてましたが、ますますのご活躍を心から嬉しく思いました。
 高森さん、健康に留意していただき頑張ってください。

 全国的にというか、世界的にコロナウィルスの関係で大変な状況ではありますが、経済が混乱状態になってもいけません。
毎日のうがいや手洗いの実行、マスクの着用は個人でもしっかりとしていきましょう。

 そしてリーダーたちの今こそやる気アップを期待しています。