先回このブログで叱ることと褒めることの重要性を申し上げました。
最近とみに思うことがあります。
何かというと叱る・褒めるということの前にその人に対して関心を持つということです。
これができていません。

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 社員同士が関心を持ちあうと必ずその会社は業績アップにつながります。実行してみてください。
おそらくはその効果に新しい気づきを感じるはずです。
お客様に対しても関心を持つということも重要で、関心を持つということはもっと言えば愛情を持つにつながります。
この関心を持つということが希薄になっている感じがしてなりません。

 人はみなまずは自分というものを認めてほしいのです。
自分という存在価値をしっかりと表したいのです。
リーダーの仕事の基本はまずはメンバーを理解することではないでしょうか。
かつて積水ハウスの支店長時代、150名近くの支店メンバーに対して一人一人の誕生日を手帳にメモしていました。
彼らの誕生日に、簡単ですがバースディ電話をすることを自分自身で義務化していました。
こんな簡単なことですが、自分自身の存在価値を知ってくれている上司に対して彼らの取ってくれた行動が結果に結び付き毎期・毎期の業績の向上に結び付いていった気がしてなりません。

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 人は皆感情の動物です。
ですから時には叱り、時にはほめ、各人の持っている感情をうまく日常の行動に活用していくことこそマネジメントの効用であるといっていいのではないでしょうか。

 会社を辞めていく社員の多くもまた自分の存在価値を感じていないことが原因のような気がしてなりません。

「君のおかげで助かっているよ」「頑張ってくれてるね、ありがとう」
マネージャーやリーダーがささやかな言葉をかけることで社内の雰囲気が変わり、社内の空気がモチベーションに影響して結果が出てくるといって間違いありません。
 会社を運営していくうえで大切なことはたくさんありますが、まず社員を大切にすることを実行してみてはいかがでしょう。