この9月12日・13日は積水ハウスの『住まいの参観日』でした。
毎年2回、恒例行事として行われていますが僕にとってはとても思い入れのある懐かしい行事ですね。

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 30年前に話はさかのぼります。
当時僕は積水ハウスの中部営業本部・名古屋西支店の春日井店店長でした。
ちなみに現在の積水ハウスCEOであられる和田会長が当時の中部営業本部長でした。
中部営業本部の中には当時7つの事業所があり、各事業所から積水ハウスの根幹をなす「販売促進委員会」に各事業所から代表が一人ずつ(合計7人)選ばれていました。
僕は名古屋西支店代表で参加していました。

 和田本部長から我々「販売促進委員会」に、なにか自由な発想で会社を盛り上げることをやってみたらどうだ・・・という指示がありました。
 7人のメンバーが知恵を絞って、そこから生まれたのが愛知・岐阜・三重の東海3県の100件近い完成したお客様の住まいをお借りしての住まいの見学会、名付けて『住まいの参観日』です。
積水ハウスからこそできることですが、一度に100件以上のお客様の完成現場を公開することはかつてありませんでした。

 地元の広告会社にも協力いただいて、中日新聞に連載だった「ほのぼの君」をモチーフに使わせてもらって開催しました。

 こうして3年間東海地区で延べ6回開催した『住まいの参観日』が中部の業績にすこぶる貢献したことがきっかけとなって27年前から今度は全国的に『住まいの参観日』が開催されるようになりました。
 その後はキャラクターもバーバパパに変わったりもしました。
そして今も積水ハウスのメインイベントとして毎年2回春と秋に実行されています。

 この見学会はまた積水ハウスのみならず、ほかの住宅メーカーやまた全国の住宅事業者に大きな影響を与えたといっても過言でありません。

 今ではすでに伝説となった『住まいの参観日』発祥の話でした。