積水ハウスの支店長として愛知県の岡崎支店から東京の多摩支店へ転勤を経験しました。
今から15年ほど前のことです。
 東京の支店に赴任した当日、真っ先に建築現場を視察に行きました。
なぜなら建築現場こそ一番正直な会社の姿を現していると判断していたからです。

 案の定、建築現場では職人さんたちがお客様の敷地であるはずなのに喫煙していました。
また挨拶も不十分でした。
 早速、工事店の社長に現場にお越し願い近隣配慮や挨拶の徹底の指示を出させていただきました。
 また敷地内全面禁煙の通達もその日の夜にはすべての工事店さんにFAXさせてもらいました。
 建築現場こそショールーム、建築現場こそが展示場という感覚の芽が育まれていき始めたと記憶しています。
 スピードを持った対応がすぐさまなされ建築現場の美化と近隣配慮の徹底がなされた「魅せる現場」が完成していきました。

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 この日、毎月顔を出す関西の会社でも現場の見直しが検討されました。
お客様目線で現場を考えることが課題です。
また営業がいつでもどんなときにも見込み客であるお客様を連れて行ける現場、自信を持って案内できる建築現場への改善を真摯に取り組みました。

 まさに「営工一体」となった、更に業績向上を意識したディスカッションが行われました。
自分たちの販売エリアの中で市場占有率が上がれば上がるほどに販売もやりやすくなることが多いものです。
シェア第1位を目指すためには、現場の充実もしっかりとなされていることが不可欠、昨年は随分と業績向上されたこの会社ですが、今年も更なる発展を祈念したいものです。

 皆さん頑張りましょう!!