北国北海道に来ています。
千歳駅構内に旭山動物園のポスターが大きく貼られていました。
旭山動物園のお話を少しさせていただきます。

20141031-DSC07390-1.jpg 20141031-DSC07386-1.jpg 

 旭山動物園は1967年に開園、当初40万人だった入園者は旭川市の人口増加とともに右肩上がりで増加したものの、その後は次第に減少に転じ閉園の危機を迎えてしまいます。
いろいろと試行錯誤をして努力を重ねますがなかなか効果は出ませんでした。
 そしてついに従来型の「形態展示」から「行動展示」へ施設の変革という思い切った手段に出ます。
より見学者の視点や心に訴える動物園への転換でした。

 動物たちが泳ぎ、走り、飛び、動き回る実態を見てもらったわけです。
異なる動物を同じ場所で展示するといった「混合展示」も新企画として試みました。
これが入園者の心をとらえたのです。
2006年には入場者数は304万人を突破、今や全国屈指の動物園として定番化しました。

20141031-140307a.jpg 20141031-140825a.jpg 20141031-141026a.jpg 20141031-140130a.jpg

 我々住宅業界も今、変革を求められています。
従来型の展示場は本当に顧客目線になっているのか自問自答したいと考えます。
住宅業界の「ペンギンが空を飛ぶ」日を待ち望みたいものです。